「漂流外国物語」第八十二ページ、上の五~六行目
解読 物をはき、唐土ニ而ハ上品之筋之家ニハ女五、六才之頃
より足の爪先より、足首之少し上之當り迄絹ニ而
読み 物をはき、唐土にては上品の筋の家には、女五、六才の頃
より足の爪先より、足首の少し上の辺りまで絹にて
説明 「物越」・・・物を。 「はき」・・・履き。「は」は変体仮名の「者」です。 「唐土ニ而ハ」・・・唐の国では。 「上品の筋の家」・・・上流階級の家庭。 「五、六才之頃」・・・「頃」が難しい。形で覚える。 「足首之少し上」・・・「少し」がほとんど消えています。 「當り迄、絹ニ而」・・・「當」は当の旧字体。「当り迄」。「絹」も難解です。