古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百十三

2017年03月31日 08時44分17秒 | 古文書の初歩

 


 


 

「漂流外国物語」第九十ページ、上の一~二行目

解読 候故、出立之節ハ船頭水主等ニ茂餞別色々貰ひ申候、

    舟賃ニ出し候アメリカ之銭廿五文船頭より貰ひ

読み 候故、出立の節は船頭水主等にも餞別色々貰い申し候、

    船賃に出し候アメリカの銭(ぜに)二十五文、船頭より貰い

説明 最初は読みにくいですが、「候故」。 「出立」・・・「出」が解り

にくい。 「船頭」・・・「頭」が難しい。 「水主」・・・「主」も全く読めま

せんが、言葉の流れで読みます。 「ニ茂」・・・にも。 「色々」・・・これ

も難解です。 最後の小さい字は「申候」と書いています。 二行目

「舟賃」・・・これも易しい字ですが、読みにくい。 「廿五文」・・・「五」が

難解です。二十五ドルの事か。