古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百九十一

2017年03月09日 08時18分43秒 | 古文書の初歩

 

「漂流外国物語」第八十三ページ、上の三~四行目

解読 上品向へハ縁付なら須、頭尓ハかんざし或ハ生

    花抔越さしたる毛阿り、髪ハ上品筋ハ画の如く

読み 上品向きへは縁付きならず、頭にはかんざし或いは生

    花などをさしたるもあり、髪は上品筋は画の如く

説明 最初から難しいですが、「上品向へは」・・・上流階級へは。 「縁付き」・・・嫁入りする事。 「なら須」・・・ならず。嫁入り出来ない。 「頭尓ハ」・・・頭には。難しいですが、下の「かんざし」で推定します。 「生花抔越」・・・生花などを。 「さしたる毛阿り」・・・さしたるも有り。 「上品筋ハ」・・・上流階級は。