「漂流外国物語」第八十八ページ、上の五~六行目
解読 ニ組候毛のを平常ハ重置、雨天之節ハ引出し
船中惣屋根ニ相成申候、是茂男女共船住居之由、陸
読み に組み候ものを平常は重ね置き、雨天の節は引き出し
船中惣屋根に相成り申し候、是も男女共船住まいの由、陸
説明 「ニ組」・・・あじろに組み。 「候ものを」・・・薄くて読みにくい。
網代に組んだものを。 「平常ハ重置」・・・普段は重ねて置いて。
「置」という字も難しい。 「雨天之節ハ」・・・「雨天」簡単な文字ですが、
難解です。 「惣屋根」・・・薄くて欠けていて読めませんが、或る程度
推定で読みます。 「相成申候」・・・解りにくい。 「是茂男女共」・・・是も
男女とも。難解です。下部の文字が小さくなっています。