古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第六章 鯨方一条・その三十六

2011年09月21日 09時26分40秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

鯨方一条第十五ページ五行目から

解読

つる川 安右衛門、 立合川 一 幸次、 立合 一 佐之助、

相セ 一 吉兵衛、 峯 一 善次、 日南川 一 庄助、

洞尾  庵右衛門、 蔵土 一 吉三郎、 直見 一 佐次衛門、

中崎 一 由蔵、 長洞尾 一 甚右衛門、 猿川 一 同人、

解説 「つる川」は「鶴川」と書きます。 次の「幸次」の「次」は何度も出ました。たまたまこの文書では偶然横に三つ並んでいます。覚えて下さい。 立合の次の「相セ」という文字も、地名を知らなければ読めない字です。実際は「相瀬」と書きます。 「吉兵衛」の「兵衛」が難しい。 「峯」の「善次」の「善」も何回か出ました。 その下は「日南川」で「南」は崩し過ぎです。 六行目最初の地名は「洞尾」と書いて「うつお」と呼びます。ちょっと読めません。 「庵右衛門」の「庵」も難しい。 次の地名は「蔵土」と書いています。「くろづ」と読みます。難読地名の一つです。 その次は「直見」と書いて「ぬくみ」と読みます。「佐次衛門」。 中崎の下は「長洞尾」で「ながうつお」と読みます。 一番下は「猿川」、これも読むのは困難です。「同人」というのは、兼務という事でしょう。 人名よりも地名の説明が多くなりました。