古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第六章 鯨方一条・その二十五

2011年09月10日 10時29分55秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

鯨方一条第十一ページ(上の写真の三行目から)

解読

(勘)考被成下末々ニ至迄感服仕私共取

締方至極手行宜先代々勤役中

よりも在中為方而巳御勘弁御取扱被成下

読み方

(御勘)考成し下され、末々に至るまで感服仕り、私ども取り

締まり方、至極手行き宜しく、先代々勤役中

よりも、在中為方而巳(のみ)御勘弁御取り扱い、成し下され

解説 「末々ニ至迄」・・・末々に至るまで。 「感服」・・・感心して服従すること。「感」は何とか解りますが、「服」を読むのは難しいです。 「手行」・・・取り扱いぶり。行政の仕方。 「宜」・・・難解文字です。送り仮名は有りませんが、一字で「よろしく」と読みます。 「より」・・・欠けていますが、合成字の「より」です。 「在中為方而巳(のみ)」・・・村の中の為になることばかり。