古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第六章 鯨方一条・その十九

2011年09月03日 10時48分15秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 超スロー台風十二号今朝四国に上陸、ここ紀伊半島南端地方も雨が激しく降っています。風もそこそこ吹いています。

鯨方一条第九ページ〔上の写真の三行目から〕

解読

(可)申哉と其節々庄屋○○より談有之節得と承

糺之上取計振りニ可有之處無其儀預らせ候様及

答候段

読み方

申すべきやと、其の節々庄屋○○より、談これ有る節、得と承

糺の上、取り計らい振りにこれ有るべき処、其の儀無く預からせ候様

答に及び候段、

解説 「談有之節」・・・話しが有った時に。 「得と」・・・しっかりと。確実に。 「承糺之上」・・・よく話しを訊いて問い糾した上で。「承」の崩しに注意。形で覚える字です。  「取計振りに可有之処」・・・取り計らいしなければならないのに。 「無其儀」・・・その儀無く、その様な事もしないで。 「預らせ」の次の「し」は候です。 「及答」・・・答に及び、回答した、