勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

水なす

2013-10-07 22:12:36 | Weblog
 夏野菜のイメージがある茄子だが、気象条件により旨みが凝縮される秋茄子は特に美味しいといわれる。そのため「秋茄子は嫁に食わすな」などといわれるが、姑の言い訳として、秋茄子は身体を冷やすからとか、種の少ない秋茄子は、子種がなくなるからなどと意地が悪い。

 夏の花火大会の時に、姉がお土産に持ってきてくれた、地元の採りたて野菜の中に水茄子があった。水茄子のことは話には聞いていたが、食べるのは初めてである。茄子特有の灰汁が少なく、水分を多く含み、甘みもあって生食に適しているらしい。その時の水茄子の美味しさに、スーパーで買い物をするたびに探すが、一度も見たことがない。


 それを知っていた姉から昨日の早朝、宅配便が届いた。開けてみると、珍しい2種類の唐辛子と一緒に、水なすとサラダ用の蕪が入っていた。


 その蕪と水茄子にきゅうりを加えて作った即席漬け。きゅうりは塩揉みをし板摺して軽くたたき、茄子は包丁で切り込みを入れ、サラダ用と書かれた蕪も薄切りにして塩麹に漬けて約30分。


 塩分控えめにしたサラダ感覚のこの即席漬けは、柔らかい茄子の旨みが際立ち、秋バテのこの時期、食も進み、食欲の秋にはもってこいの簡単料理である。


 僕が時々お世話になるクックパッドのレシピを見ると、薄切りにして刺身で食べても美味しいとある。明日は水茄子の刺身に挑戦してみよう。それにしてもこの水茄子、もっともっと普及してくれないものだろうか。