勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

谷中霊園

2013-03-22 23:58:06 | Weblog
 台東区にある都立谷中霊園は都内有数の霊園であり、桜の名所としても親しまれている。谷中墓地と言われるこの一帯には、徳川家15代目将軍慶喜の墓をはじめ、長谷川一夫、横山大観、澤田正二郎など、数々の有名人の墓や碑がある。


 東京都指定史跡である徳川慶喜の墓は、間口3,6㍍、奥行き4,9㍍の切石土留を囲らした土壇の中央奥に玉石畳の基壇を築いた葦石円墳状の墓である。


 といっても難しくてよくわからないが、画像のような墓である。慶喜に関しては、敢えてここで説明するまでもないので省略するが。。。



長谷川一夫は戦前戦後の映画・舞台・テレビで活躍した大スターであり、二枚目の代名詞でもある。



横山大寒は近代日本画を拓いた巨匠であり、「夜桜」をはじめとする桜の絵も多いらしい。


 澤田正二郎は、大正から昭和初期に活躍した大衆演劇の人気役者であり、劇団新国劇を創設して座長をつとめ、澤正(さわしょう)と呼ばれて広く親しまれた俳優である。


満開の桜に見守られているのは、川上音二郎の碑である。



「オッペケペー節」で一世を風靡した川上音二郎は新派俳優であり、「新派劇の父」と呼ばれたという。



川上音二郎の碑と並んで、悪女として名高い高橋お伝の碑が谷中霊園の入り口近くにある。


 他にも名だたる有名人の墓も多く、数え上げたらきりがない。霊園に建てられた著名人墓碑の案内を見ると、76名の名が連ねられている。歴史上の人物や著名人の墓を巡って、故人の足跡に思いをはせる人を墓マイラーというらしいが、この霊園は墓マイラーにとっては絶好の霊園でもある。


 しかし、この時期の谷中霊園は、有名人の墓マイリより、やはりお花見の人達で賑わっている。晴れ上がった花金の午後の谷中霊園の花見風景にしばしお付き合いいただけたら幸いです。








 

国籍を問わず、大人も子供も、犬も猫も、花見というものは心が躍るものであるようだ。