勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ホッピー通り

2012-05-16 23:30:29 | Weblog
 今日の東京は真夏の暑さ、そんな時、喉を潤すのがビールである。酒は飲めないわけではない僕だが、自分から進んで飲みに行くことはない。しかし、以前から飲みに行きたい場所があった。


 下町浅草は気取らない街でもある。そんな下町・浅草寺境内の西隣にホッピー通りなる、気取らないオヤジゾーンがある。といっても、オヤジ専用の区域というわけではない。土・日は近くに場外馬券場があることから、昼間からオヤジたちで賑わうが、ウィークデーは昼も夜も若いカップルも混じって賑わっている。そのホッピー通りで、通りに面して置かれたテーブルで、風に吹かれながらモツ煮込みなどを肴に、一度は飲んでみたいと、この通りを通る度に以前から思っていた。 


 そして今日、気の合う仕事仲間を誘ってここを訪れたのが、夕暮れには早い午後の4時。この通りの名にもなっている、ホッピーなるノンアルコールのビールならぬビール味の炭酸飲料で焼酎を割って飲む。グラスの2/3ほどの焼酎に、ホッピーを少しづつ注いで飲むのだが、アルコール度は高い。


 弾む話に、いつの間にか辺りは暗くなり、ほろ酔いの頬に夜風が心地よい。気取らない下町テーストは、隣に座った若いカップルの会話にも仲間入り。彼らは、久しぶりに浅草で飲む味は格別だと言っていた。


 このカップル、カメラにも快く笑顔で応じ、ブログアップも承諾してくれた。下町浅草は、老いも若きも気取らないホッピーの味がする街であり、長年の願いが叶った一夜でもあった。