秋の一日、法事のため金沢を訪れた。
江戸時代から続く料亭「壽屋」 http://www.kanazawa-kotobukiya.com/
ここで読経とお斎(おとき)を同時に行なう。
お寺に行って、また移動するより簡単だ。
店の隣には立派な蔵が併設されている。
入口。
暖簾にも品がある。よく見ると加賀友禅だ。
一歩中に入ると香の匂い。
ピカピカに磨きこまれた階段と床。
二階には龍馬が滞在していそうだ。
太くて黒光りする梁。
和室だがテーブルと椅子席になっている。
不思議な和洋折衷。
竜馬伝にもこういう部屋で外人と侍が折衝する場面があった。
由緒ある掛け軸。
私が見ても有難味が分かりません。
舌も目も楽しませてくれる料理の数々。
北陸の魚は放射能もフリー。
ベクレルを考えずに食べられるのは久しぶりだ。
九谷焼の器。
手前はきゃらぶき。
韃靼(だったん)蕎麦
ルチン含有量が普通の蕎麦の100倍だという。
ご飯はもち米が入っている。
のっているのはくるみ味噌。
とっても美味しかった。
金沢ではたいていの子供が芸事を習う。
仙台では廃れた茶屋遊びも普通に生きている。
料理屋の格式とお菓子、芸事では仙台はかなわない。