仙台の商店街では早速楽天優勝セールが始まった。
(なに、巨人が勝っても優勝セールはやるんですけどね。)
今日は道行く人がみな笑顔で、へんな感じだった。
第6戦で160球投げた田中が、翌日も投げたことには批判もあるが、負けを引きずったまま大リーグには行きたくないし、行かせられないのだろう。
田中には120億円を提示する大リーグの球団があるという。
来季、楽天は則本昂大が24勝し、松井裕樹が15勝すれば、今季と同じ結果となる。
(100球肩の美馬は今季、6勝5敗、防御率4.12とぱっとしなかったが、来季はもうちょっと働くだろう。)
日本シリーズが終わるとすぐにストーブリーグが始まる。
「FA宣言は日本シリーズ終了後、土日祝日を除いた7日間以内にしないといけない」という規定があるからだ。
(今年は11月13日まで。)
球団がFA選手を獲得に行くには、まず資金の手当てをしなければならない。
そのため不要な選手のリストがいきなり発表され、毎年、日本シリーズの余韻の中、スポーツ界の非情を付きつけられる。
現在、広島の大竹がFAを表明しており、巨人と楽天が獲得の意思を示している。
逆に巨人では、谷、辻内、古城、野間口、小笠原が自由契約または引退。
小笠原には中日が触手を伸ばしている。
小笠原ほど急激に成績が落ちた選手も珍しいが、落合GMの手で小笠原が再生されるのを巨人は怖れている。
(ならば手許に置いておけ!)
広島の前田智徳、中日の山崎武司は引退。
ロッテの渡辺俊介は大リーグ挑戦。
中日の川上憲伸、井端弘和、日ハムの二岡(モナ岡)には戦力外通告。
井端は落合GMと犬猿の仲で、巨人入りの観測も。巨人はセカンドとセンターが弱点だ。
銭ゲバと言われる杉内(巨人)と涌井(西武)。
杉内はシーズン11勝したが、日本シリーズで2度、2回持たずにKOされ、シリーズ敗退の原因となった。これは年棒5億に見合わない。
WBCでも打ちこまれ、ピークが過ぎたことを知らしめた。
年棒2億5千万の涌井は女性問題もあって、FAするかどうか微妙だ。
先発失格の上、毎年年棒交渉で揉めるので、他球団は獲得に二の足を踏む。
FA宣言をして、どこの球団も手を挙げないくらい恥ずかしいことはない。
一方楽天。
球団創設時から在籍する選手は小山、高須、牧田、中嶋の4人だけとなった。
高須にはすでに戦力外通告がされた。
勝ち試合をぶち壊す、デストロイヤー小山もおそらく戦力外だろうが、大リーグに挑戦するのだという。
去る人、来る人がいて、また来春、ペナントレースが始まる。