久しぶりの好天。
雪を見たくなり一路山形へ。
車道に雪はないが、歩道はこの通り。
除雪されてない路地。
こういう風景が郷愁をそそる。
今日は成人式らしく、晴れ着姿が目立つ。
成人の日は明日だが、3連休の真ん中だと都合が良いのだろう。
1月いっぱいで閉店する十字屋。
これで山形のデパートは大沼だけになる。
しかし大沼も赤字続きで、ついに県外資本が入り経営権を失うことになった。
山形市民はどこからお歳暮を贈るのだろう。
十字屋の姿を記録したいと次々にカメラを向ける人が来る。
霞城セントラル24階に昇る。
山形は雪が似合う街だと分かる。
霞城公園。
取り壊される野球場が見える。
新県民会館の工事が始まっている。
かつて2階に「オイルキャンフリー」が入っていたビル。(スズラン街の角)。
1階は中国エステ。2階以上は空き室になっている。
隣のビルの2階以上も空室だ。
こういう廃墟ビルや荒んだ花笠通りを見ると、山形駅前の再開発は失敗したなと思う。
山形新聞ニュース
「唯一の百貨店残したい」 大沼、経営支援受け入れ
2017年12月26日 07:47
「葛藤はあるが、県内唯一の百貨店を残したい」。投資ファンドのマイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM、東京、早瀬恵三社長)から出資を受け、経営再建を目指すことになった百貨店の大沼(山形市)。児玉賢一社長は25日、同市内で記者会見を開き、経営権を手放すことにもつながる苦渋の決断に至った理由を説明した。
郊外型大型店の出店やインターネット通信販売の普及により、消費者の購買スタイルは変化し、地方百貨店の経営環境は厳しさを増している。大沼も同様で、売上高はピーク時の半分以下に減り、4期連続の経常損失を計上した。「大沼」の看板を守るため、自力再建を断念し、MTMの支援受け入れを決めた。
記者会見は午後6時の定刻から12分遅れで始まった。児玉社長が緊張気味に用意したコメントを読み上げ、早瀬社長は穏やかな口調で新たな店舗構想を披露した。共に「新たな百貨店像」の追求を再建目標に掲げた。
早瀬社長は「売り場を変えないと売上高は上がらない」と述べ、百貨店の基本スタイルを維持しつつも、重心を服飾から食品に移す考えを示した。地元の供給網を生かし、県産食材を使った高品質、高付加価値の商品を販売するという。「多額の投資になるが、必要なものは整える」とした。
今年8月、中合(福島市)が十字屋山形店(山形市)の来年1月末での閉店を発表。本県を代表する百貨店を巡る大きな動きが相次いだ。ただ、児玉社長は「県内唯一の百貨店として、さらに発展、拡大するための決断」と、経営権を手放す可能性が高いが、会社を存続させる道を選んだ。
大沼は数カ月以内に経営再生計画を策定し、MTMから数億円規模の出資を受ける予定だ。それを受け、早期に山形本店、米沢店の大規模リニューアルに入る計画で、「1、2年で結果を出したい」と早瀬社長。1700(元禄13)年創業の老舗は、地方百貨店の再生を手掛けるMTMのノウハウを使い、再建の道を探る。
◇マイルストーンターンアラウンドマネジメント ホームページなどによると、2005年2月に設立。経営コンサルティングや投資業務などを展開している。盛岡市の「ななっく」(旧中三盛岡店)や兵庫県姫路市のヤマトヤシキといった百貨店関係のほか、酒田市に工場を持つ本間ゴルフ(東京)、各地で老舗温泉旅館や総合型ホテルの再生支援を手掛けている。資本金は約5億7千万円。民間信用調査会社によると、17年2月期の売上高は3億6900万円、純利益は4300万円で増収増益だった。