daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

荒浜(仙台市若林区) 2016年8月

2016年08月14日 22時39分59秒 | 地震

 

お盆に仙台市若林区の荒浜を訪ねた。

震災から5年たっても海岸周辺はこの通り。

押しつぶされた金属のネットがそのまま転がっており、立ち枯れた樹木は今でも海から陸側に傾いている。

 

 

海に背を向けて、立派な白御影石製の観音像が立っていた。

 

「荒浜慈聖観音」と刻まれた観音像は平成25年3月11日に完成。

土台も含めた像の高さは約9メートルで、ほぼ津波の高さだとのことです。

 

右手にある慰霊碑は高さ1.7メートル、幅2.4メートルの黒御影石製です。

この地区で津波の犠牲になった190名の方のお名前が彫られています。

お名前と一緒に年齢も刻まれている。

「2歳」という年齢が胸を突く。

 

廃校になった荒浜小学校。

平成28年3月31日をもって閉校,4月1日より仙台市立七郷小学校と統合した。

 

4階建ての同小は津波で2階まで浸水、児童や近隣住民約300人が屋上などに避難して助かった。

校舎については県の有識者会議が、「学校と集落がセットで残った遺構はこれだけで、津波がそこにあった生活や伝統も破壊することを知る上でも貴重」と評価。

仙台市は2015年春、保存を決めた。 

 

8月20日の16時、灯篭流しが行われます。 

 

IRODORI(彩)せんだい

東北生活文化大学が行っている農地復興、再生プロジェクト。

同時に、ボランティアの人材育成も行おうというグループ。

黄色いハンカチは荒浜に残りたい希望を表現している。

 

夕暮れの荒浜地区。

5年前まで800世帯の街並みがあったとは信じられない。

県道10号線より海側は居住禁止になった。