10847 山形の桜

山形に桜を観に行く。
これは286号線沿いの「馬見ケ崎川さくらライン」。
夜は桜の回廊がライトアップされる。

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足元にカタクリの花。

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カタクリが群生している。この場所は秘密。

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カタクリとふきのとう。

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これは盃山。

山形市の人にとって、霞城公園、千歳山、馬見ケ崎川、盃山は心の原風景である。

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專称寺の桜。

天正19年（1591）奥州太閤仕置の帰路、のちの関白、豊臣秀次は山形に立ち寄った際、駒姫を見初め、侍妾にと所望する。
義光は断りきれずにやむなく駒姫を京都に連れて上った。

しかし文禄4年（1595）7月15日、秀次は秀吉に謀叛の疑いをかけられ、切腹させられてしまう。
同年8月2日には、秀次の子弟や妻妾ら30数人が京都の町中を引き回され、三条河原で処刑された。その中に上洛して日の浅い15歳になる駒姫の姿もあった。

のちの関ヶ原合戦で、義光が西軍につかなかったのは、この事件も関係しているといわれている。
義光は専称寺を駒姫の菩提寺と定め、弔った。
専称寺には山形城内の駒姫の居間が移築されている。

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霞城公園に来た。

「石垣ー桜ー堀ー線路ー桜」はここならではの風景。

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大手門から溢れ落ちる桜。

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「時給なんぼだ？」
酔っ払いは必ずこの質問をしていく。

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桜の季節だけは、この石段を駆け足で登る。

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何十年か先、ここでお母さんと桜を観たことを思い出す日が来る。

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ゴルフでいうと「右足下がり」の斜面だが、木はあくまでも地球に垂直に立つ。

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幹のいたるところから花が咲き出す。

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圧倒的な花の量に幻暈を覚える。

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4月21日は父親の命日だ。
あの日もこういう桜満開の日だった。

さまざまな ことおもいだす さくらかな　 芭蕉