daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

245  パピー犬チャッピーとパピーウォーカー池田さんの記録

2005年04月02日 22時02分21秒 | 他の犬たち
この記事は「pet daisuki」というHP (http://www.petdaisuki.net/moudouken_index.html)の「盲導犬育成を応援しよう」コーナーの記事を引用したものです。 

全国で、盲導犬を必要としている視覚に障害のある方は約7800人。それに対し、街で活躍する盲導犬はわずか948頭(平成16年3月31日現在)。残念ながら、盲導犬の育成はまだまだ追いついていないのが現状です。
視覚に障害のある方のスムーズな歩行のため、社会での活躍のためにも、一頭でも多くの盲導犬の育成が期待される中、盲導犬の候補犬として生まれてきたチャッピー。
そして、パピーウォーカーとして生後2ヶ月のチャッピーを迎え入れた池田さん一家。
2004年4月にチャッピーが池田さんの家族の一員になってから、間もなく1年。池田さん一家にとって、チャッピーを中心とした生活は、言葉では言い表せないほどの楽しさと喜び、充実感にあふれています。
慎太郎君はチャッピーを迎え入れてすぐに、学校のクラスメイトに自分たち家族がパピーウォーカーになったこと、パピーウォーカーとは、盲導犬の候補犬として生まれてきた子犬を預かり、育てるボランティアであること、そして、その子犬との生活がとても楽しいものだということを説明しました。
「みんなもパピーウォーカーになれば?って言ったんだ」と話してくれた慎太郎君の顔はとても輝いていて、チャッピーへの愛情の深さを物語っています。
パピーウォーカーに求められるのは、子犬にたっぷりの愛情を注ぐこと。あたたかい愛情に包まれた生活の中で、子犬は人間と暮らすことがとても楽しいことを知るのです。
池田さんたちにとって、それは難しいことではありませんでした。チャッピーという子犬をそのまま受けとめ、その存在をそのまま愛すれば良いのですから。
池田さん一家の愛情をいっぱいに受けて、チャッピーは人間が大好きな犬へと成長しました。また、池田さんの、他の犬とのつき合い方を学んでほしいとの思いで参加した、(財)日本盲導犬協会仙台訓練センターでのフリーランのおかげもあり、仲間同士で上手に遊ぶことも覚えました。
何気ない毎日の中で、チャッピーはたくさんのことを経験し、成長の過程でそのすべてを吸収していったのです。
2004年5月、クイールを育てた訓練士として知られる多和田悟さんが、仙台訓練センターで訓練のデモンストレーションを見せてくれた時には「おいで」の一言でデモンストレーションに飛び入り参加。チャッピーはそこで、「まるで違う犬を見ているようだった」と真紀子さんを驚かせるほど、立派な盲導犬の候補犬ぶりを披露しました。
短いようで長い1年。長いようで短い1年。
毎日の散歩で、池田さんはチャッピーと共に季節の移ろいを感じ、夏休みと冬休みを利用して、真紀子さんの実家への旅行も楽しみました。ひとつひとつが素敵な思い出です。
今年2月にはチャッピーの1歳の誕生日を家族揃ってお祝いしました。チャッピーを囲んでの家族の団欒は、チャッピーが池田さんのお宅に来て以来、ずっと続いているものです。
とてもとても強い絆がここにあります。
池田さんがチャッピーにプレゼントした楽しい日々。チャッピーが池田さん一家にくれた、かけがえのないたくさんの素晴らしい思い出…。
すべての出来事が生涯消えることなく、池田さんたちの心に輝き続けることでしょう。そして、チャッピーも、池田さんと過ごした日々をずっと覚えていてくれるのではないでしょうか。
2005年4月3日、チャッピーは盲導犬になるための訓練を受けるため、池田さんのお宅から(財)日本盲導犬協会へと戻ります。

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