After Effects CS5 のファーストレビューが、AEP Project にポストされています。
CS5では何が変わる?
CS5にバンドルされるサードパーティのプラグインは、CS4よりバージョンアップされて機能が強化された物と、新しく加わったものがあります。
Color Finesse 3 LE は、見た目からもすごい変化をしたユーザーインターフェイスと機能の強化で、使うのが楽しそうです。
Cycore(CC)エフェクトは、市販で32bpcをサポートした製品版があるので、バンドルされているのは従来通り8bpcです。
そして、新しくバンドルされたのは、 Digieffects FreeFormと mocha shape!
この2本をCS4 向けに購入すると、CS5へのバージョンアップ料金を楽に超えてしまうので、CS5はお得感があります。
mocha shape で何に使うかというと、CS5にバンドルされているアプリケーションの mocha for After Effects CS5 (又は その他mocha製品)から、ベジェ曲線で描かれた シェイプマスクを CS5 に読み込むことが出来ます。
mocha for After Effects CS5 は、製品版の mocha for After Effects v2 相当の機能があるので、CS4バンドル版との違いは、シェイプの出力とモーションブラーに対応したトラッキングデータを出力できます。
関連記事:モーションブラー:mocha for After Effects v2
CS5の新機能 「ロトブラシ」と モーショントラッキングを併用したロトスコープの「mocha」の2種類の方式を同時にCS5は搭載されたので、素材に合わせて使い分けも出来、ロトに関してはかなり強力になっています。
以下、mocha for After Effects v2を使って、モーションブラーが付いた素材で、シェイプの作成をしてみました。
上記のリンク先の記事で作成したプロジェクトに、ベジェツールでシェイプを描きます。
トラッキングしたレイヤーにリンクを設定します。
モーションブラーが掛かっているので、シェイプの縁にソフトなエリアを作成します。
「Edge Width」を設定して、ボタンを押すと、シェイプのラインが2本になります。
周囲にソフトなぼかしが適用された シェイプが出来上がり After Effectsにデータを読み込むと、マスクとして利用できます。
エッジの調整は、部分的に調整が可能で、モーションブラーが入っていない箇所は、エッジの幅を狭めます。
数値で設定を変える場合は、下図のように 5ドット広げる(Add)等の設定の仕方もあります。
調整後のマスクです。
このようなモーションブラーのマスクを作成するには、従来After EffetsのプラグインRE:Vision「PV Feather」が必要でした。
今回使っていませんが、「Motion Blur」ボタンを使うと、モーションブラーの範囲を自動計算して目安の表示をさせることも出来ます。
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