愛丸のサッカー観戦記

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アストンビラ-アーセナル

2008-12-27 20:45:38 | プレミアリーグ
観戦日 12/27(土)       
 
愛丸’s チェック        
ボクシングデーのプレミア一斉開催。
ついこの前、エミレーツで対戦したばっかりの両チーム。
そのときの結果は0-2でビラ。
ここビラ・パークでも勝利を飾り、シーズンダブルを狙いたいところ。
今のビラにはそれができる実力はある。
ただ、気になるのは選手個々のコンディション。
プレミア、UEFA杯をほぼ同じメンバーで戦い続けており、疲労が心配。
過密日程だし、あっさりアーセナルにやられるってケースもなくはない。
アーセナルはセスクのけががどうでるか。
この男に頼ってる面がかなり大きいし、攻撃でチームが機能しないことがあるかも。
誰がこのキャプテンの代わりをこなすか。

試合はいつものアーセナルらしくないパフォーマンスでホームのビラを苦しめた。
こういう表現がおかしいとは思うが、いまのスタンディングではビラが上を言ってる。
そうなると、ビラをアーセナルより優れてると言わざるを得ない。
最近のパフォーマンスもビラの方がいい。
ただ、疲労ってのを感じるシーンが多くなってきたのも事実。
この試合でも前の3人は明らかにシーズン開幕当初よりもできは悪くなてる。
A・ヤングなんか、いい位置まで進入してきても、そこからの展開がいまいち。
もっと仕掛けてもいいように感じるが、この試合では完全にサニャに押さえ込まれた。
いつものA・ヤングならもっとやれたはず。
中に入っていくプレーも少なかったし、これだとなかなか点は奪えない。
これに比べると、アグボンラホール、ミルナーはそれなりに見せ場は作れたが、その回数は少なかった。
この誰かに代われるようなバックアッパーがいれば、M・オニールも楽になるんだが・・・。
冬に移籍で誰か獲得できれば問題ないはず。
この試合のビラを見てて感じたことだが、左サイドからのクロスに難がありそう。
A・ヤングもL・ヤングもどちらも右利きで、左足の精度に欠ける。
そうなると、右でクロスを上げたがり、ワンテンポ、中との呼吸がずれてしまう。
これを考えると、左のSBも獲得したいところ。
ただ、こんな手負いのビラが0-2とリードされてる状況から、アディショナルタイムに追いつくことに成功。
ここに今シーズンのビラの強さを見た。
同点ゴールを上げたのは、ラウルセンに代わってCBに入ってたZ・ナイト。
高さが売りのCBがパワープレーで前線に残っており、そこで決めたのは頭ではなく左足。
見事なゴールだった。
これで今シーズン、ビラはアーセナルに負けなかった。
アーセナルはセスクがけがで離脱した上に、アデバイヨールもこの試合ではベンチにも入らず。
こうなると、誰が攻撃を支えていくのか。
それが誰かが攻撃で目立ったことはなかった。
あのポゼッションサッカーを信奉してるあのアーセナルがカウンターから先制点。
完全にビラペースで試合が運ばれてる中での電光石火のカウンターだった。
ディアビがボールを奪い、エブエへ。
ドリブルで仕掛け、それを追い越したディアビへの見事なスルー。
これを受けて、フリーデルを見てしっかり決めた。
アーセナルがこんな点の取り方ができるなんて・・・。
ここから、アーセナルの時間が続き、後半の早い段階で追加点を奪い、これでいけるはずだった。
がんばってたDF陣に綻びが出たわけではないが、ギャラスがアグボンラホールのスピードに付いていけず、倒してPKを与えてから、また流れが悪くなった。
DF陣のミスってのはこれぐらいしかなかったし、引いて守るってこともある程度できてた。
ベンゲルが恥も外聞も投げ捨て、このスタイルのサッカーでビラに立ち向かったが、結果は出せなかった。
こんな中、サニャの活躍が目に付いた。
ここまで守備で貢献するとは。
A・ヤングにほとんど仕事をさせなかったし、中に絞ってのカバーリングも見事だった。
ここが守備で目立つようなアーセナルのサッカーはそうそう見たくない。

スコア 2-2

<得点者> 
アストンビラ   G・バリー、Z・ナイト
アーセナル    ディアビ、デニウソン
~愛丸's MVP~
サニャ(守備での貢献度はチームナンバー1。この男がここまで踏ん張ってくれなかったら、アーセナルはどうなっていたことか)