愛丸のサッカー観戦記

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ニューカッスル-トットナム

2008-12-24 13:40:11 | プレミアリーグ
観戦日 12/24(水)       
 
愛丸’s チェック        
同じような境遇の両チームの戦い。
シーズン途中で監督が交代、夏に大型補強をするも結果が伴わず、それでいて、勝ち点も得失点差も同じ。
どちらが、この状況から抜け出すか。
ドローってことになると、すっとこのまま一緒にシーズンを終えることになるかも。
ニューカッスルはここ数試合の戦いぶりはそう悪くない。
前節はホームで強いポーツマスに土を付けた。
オーウェンが好調なのがなにより。
けがさえなければまだまだできることを証明してる。
スパーズはまだどこか不安定。
ビッグクラブには強いところを発揮してるんだが、そうでないチームとの対戦となると、力が抜けてしまうのか。
レドナップになってだいぶよくなってきてるが、このメンバーを考えると、これではまだ不満。

試合は同じようなチーム同士の対戦だけのことはあって、点の取り方も同じような感じで、どこか締まらない感じだった。
イングランド特有のロングボールサッカーでどちらも得点。
先制はニューカッスル。
ギブンからのパントキックがそのまま前線にいたエンゾグビアへ。
これをうまくDFをかわし、体勢を崩すもなんとか立て直しての、振り向きざまのシュート。
うまく決めれたが、この攻撃だけではとてもいいとは言えない。
中盤も、2トップもあったもんじゃない。
これで点を取られたスパーズにも問題があるが、こんな展開じゃ熱いサポーターも納得はしないはず。
あれだけ、サイドにいい選手を要してるんだから、ここから攻撃して、2トップを活かすってパターンでの得点が見たいはず。
アメオビがなぜか前半の途中に交代し、ビドゥカがオーウェンとコンビを組むことになったが、これがまた機能しなかった。
どちらにもいいボールが入らず、試合に参加してたのかしてなかったのか消えてる時間が多かった。
それが、後半、左でボールをキープし、エンゾグビアが低いクロス。
これをからだを張ってビドゥカが落とし、フリーのオーウェンがシュート。
ここまでの流れは完璧だった。
オーウェンが決めてれば、最高の得点シーンになったんだが・・・。
これで、ビドゥカが覚醒。
D・ダフを投入し、後半ももう90分に差し掛かる頃、これで点が奪えた。
ロングボールをがんばってビドゥカがヒールでパス。
これにD・ダフが走りこんで込んで受けて、ゴメスの位置を見てのシュート。
これが決勝点に。
こういう点の取り方ができたら、ニューカッスルはもうちょっと上までいける。
強いトップがしっかり楔になり、それを早い選手たちが狙って、ゴールを奪う。
それがしっかりできる選手たちが揃ってる。
スパーズはこれまた酷い試合内容だった。
オフサイドって言われてもおかしくない飛び出しでモドリッチがギブンとの1対1を制して同点ゴール。
これもロングボール1本で、これはスパーズのやりたいサッカーではないはず。
ただ、モドリッチはこれがプレミア初ゴール。
よかったって点はこれだけ。
パブリュチェンコを活かしての攻撃もできてなかったし、レノンのスピードが活かされてるシーンも少なかった。
ベントナーの右足が炸裂することもなく、これでは点は取れない。
ハドルストンも全く目立たなかったし、両SBのオーバーラップは皆無。
ユナイテッドとの対戦が先週末で、ミッドウイークにはUEFA杯を戦ってる。
少なくとも疲労って面ではニューカッスルよりも上だったか。
こういう苦しい状況でも結果を出せるだけのチームであることは間違いない。
選手は多くいるわけで、もっとうまくターンオーバーできればよかったんだが・・・。
ウッドゲイトのけがってのも気になる点だが、それでもR・キング、ドーソンのCBはしっかり計算ができるはず。
攻撃面でもひとはちゃんといる。
まだまだ厳しい日程は続くが、近い順位のチームとの対戦はしっかりものしていきたいところ。
レドナップ就任時のあのできを早く取り戻したいはず。

スコア 2-1

<得点者> 
ニューカッスル  エンゾグビア、D・ダフ
トットナム    モドリッチ
~愛丸's MVP~
エンゾグビア(移籍騒動の渦中のこの男がニューカッスルで最高の仕事をやってのけた。こんなにスピード満点でプレーしたのはいつ振りだろう)