愛丸のサッカー観戦記

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ACミラン-ウディネーゼ

2008-12-26 19:46:25 | セリエA
観戦日 12/26(金)       
 
愛丸’s チェック        
カンピオナートでまた調子を落としつつあるミラン。
前節のユーベ戦は完敗。
サン・シーロでは連勝中でいいんだが、アウエーとなると、話は別。
なかなか結果が出せずに苦しんでる。
ベルルスコーニももうスクデットは諦めたご様子。
CLへの出場権さえ取れればそれでいいみたい。
ホナウジーニョを獲得し、冬にはベッカムを短期レンタルで向かえるのに、オーナーの考えがこれでいいのか。
ウディネは開幕当初に勢いが完全に失われてる。
5連敗後、前節のラツィオ戦は3点を先に取って、3点取られてのドロー。
CB陣に故障が相次ぎ、守備からの崩れがこの状況を呼び込んでる。
ここからどうやってチームを立て直していくか。

ミランは5得点と、08年ラストの試合で大量得点でしっかり勝利。
取るべき選手がしっかり取ってのものだったが、これが、なかなか強さの伝わってこないものだった。
どうしてそう感じたのか。
いい形で点は取れてるんだが、相手のミスもあってのもの。
しっかりしたDF陣が相手だったら、ここまで簡単に点が取れなかったはず。
それでも、アレッシャンドレ、カカは活き活きとプレーできてた。
アレッシャンドレはブラジルトリオでプレーしてるときには輝きが増す。
やっぱりブラジル人って感じ。
特にカカとのプレーがしっくりきてるみたい。
カカもアレッシャンドレを気遣ってるみたいだし、コンビとしてもだいぶ成熟してきた。
カカはホナウジーニョが左に流れてプレーしてるのを嫌がってるみたいだったが、この試合では、こっちサイドでうまくプレーしたのはカカ。
プレーエリアが被ってしまうのは仕方ないんだが、同じブラジル人のクラッキ同士、もっとうまくやれるはず。
カカが左でいいプレーを見せてた分、ホナウジーニョの存在感がいまいち。
この男だけ、流れに乗れてなかった。
いいパスが出たわけでもなく、自分から仕掛けるシーンも少なかった。
ここがしっかり絡んで、この得点だったら、もっと強さを感じたんだろう。
ピルロ、セードルフもいつものようにプレーできてたし、誰かが絡んでないだけで、チームの強さってのが失われてしまう。
ほんとに強いチームが相手だったら、チーム全体がうまく機能しないと、勝てる試合も勝てなくなってしまう。
守備ではウディネの不甲斐無い攻撃に助けられ、なんとか1失点で済んだ。
この1失点っての取られなくてよかったものだし、この試合でのウディネ相手になら、無失点で終わらせるべきだった。
それにティロも多く打たれてたし、中盤からの守備ってに問題がある。
やっぱりガットゥーゾがいないと、守備面での不安がぬぐえない。
フラミニがいるにもかかわらず、まだこのフランス人はガットゥーゾの代役は務まらないのか。
この勝利でクリスマス休暇に入るが、明けるとオリンピコでのローマ戦が待ってる。
気が抜けそうなホナウジーニョをしっかり管理しないと、使い物にならなくなってしまうかも。
ウディネはかなり深刻。
攻撃でも守備でもいいところがなかなか見当たらない。
攻撃ではディ・ナターレの孤軍奮闘が目立つぐらいで、トップのクアリアレッラも昨シーズンほどのできではないし、ペペにいたっては、うまく攻撃に参加できてない。
あの3トップが機能してのウディネなのに・・・。
クアリアレッラがけがで期待のフローロ・フローレスに前半で交代したが、このプリマプンタもけがで交代してしまった。
これでCB陣だけでなく、FW陣も火の車に。
ここでA・サンチェスという今夏リーベルから新加入したチリ人が投入されたが、テクニックはなかなかのものがありそう。
うまく使っていくと、いいアクセントにはありそうだが。
守備では左SBのルコビッチが目立ったぐらい。
それも守備ではなく、攻撃で。
あのオーバーラップは武器になる。
とにかく、ウディネは守備を立て直すこと。
冬のメルカートではDF陣の補強はないとオーナーがいってるみたいだが、した方が絶対にいい。

スコア 5-1

<得点者> 
ACミラン   アレッシャンドレ×2、カカ×2、セードルフ
ウディネーゼ  ディ・ナターレ
~愛丸's MVP~
カカ(やっぱり左へ流れてのプレーがしっくりきてそう。もうホナウジーニョに気を使う必要はないだろう。アレッシャンドレとのコンビに磨きをかければいい)