愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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チェルシー-エバートン

2007-05-15 23:40:50 | プレミアリーグ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ここに来てのチェルシーに小粒感が漂ってきた。
5試合連続のドロー。
ドログバが出ても追いつくのが精一杯。
まっ、ドログバがいなかったら、ホームでの無敗記録は途絶えたかもしれんが。
やっぱり頼れる男。
J・コールを中盤に置く攻撃的布陣でのぞんでも、1点しか奪えない。
カルー、S・W・Pでは1枚欠ける。
最近よく言われてることだが、ダフを手放したことは大きかった。
ロッベンはけががちだし、シェバは監督ともめてるみただし、モウリーニョはそうとう苦労してるはず。
プレミアも2位が確定し、目標だったビッグイヤー獲得も夢に終わり、モチベーションが下がるのもわかる。
それでももうちょっとやってほしかった。
今シーズンのラストゲームだったわけで。
アブラモビッチとモウリーニョの戦力補強論が一致しないと、またこういう事態に陥るかも。
明らかにシェバ、バラックの獲得は失敗だった。
1年通して見て確信した。
ドログバが開花したのはシェバのおかげかもしれんが、この男本人はまったく仕事してない。
バラックについては何もない。
所詮あの程度の選手だったってこと。
もっと小さいクラブで王様じゃないとやっていけない。
ここ数試合では若手を果敢に起用。
中でもベン・サハールはやってくれそう。
この日もいいミドルを放ってたし。
3トップの両サイドでも使えそうだし、中盤でもやってくれそう。
このオフシーズンでしっかり成長してくれることを望む。
このままのチェルシーだと、FA杯は取れない。
ユナイテッドの方が状態はいい。
後はモウリーニョの手腕にかかる。
テリーの魂にエッシェンのガッツ、それにドログバのミラクルが爆発すれば、もしかしたら。
今シーズンは泣いても笑ってもあと1つ。
お互い2冠を賭けて死闘を演じてもらいたい。
エバートンはけが人に泣きながらも、UEFA圏内を確保。
モイーズはよくやったと思う。
攻撃の核がいなくてもなんとか耐えた。
M・フェルナンデスの獲得もプラスに転じた。
アルテタのテクニックにも助けられた。
それにしっかりしたDFでこの順位に。
エバートンは隔年で活躍しており、今シーズンはやれる年だった。
勝負は来シーズン。
このジンクスを打ち破ってもらいたい。
A・Jとケイヒルが一年を通して活躍できれば、来シーズンもやれるはず。
UEFA杯との掛け持ちで厳しくなるとは思うが、いつもマージーサイドダービーの気持ちで戦っていけばなんとかなる。
ビーティーのあのかがんだプレーがオフサイドじゃなかったら、チェルシーのホーム無敗記録を止めれたのに。
微妙でデリケートな判定だった。

スコア 1-1
<得点者> 
チェルシー   ドログバ
エバートン   モーガン
~愛丸's MVP~
モーガン(得点したのもさることながら、ここ最近はA・Jの穴をしっかり埋めてる。来シーズンはよきパートナーとして活躍してもらいたい)

セビージャ-レクレアティーボ

2007-05-15 20:10:26 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ヨーロッパ各国のチームで3冠を狙えるのはこのセビージャだけ。
UEFA杯はこのミッドウイークにファイナル。
ここに照準を合わせ、メンバーを落としてくるかと思われたが、そうでもなかった。
レクレをなめてない証拠。
レクレはこれまでプリメーラに2シーズン続けていたことないチーム。
歴史が古いってだけのチームだった。
それが今シーズンはUEFA圏内を狙えるようなチームに。
サンチャゴベルナベウで0-3の勝利を挙げれる強さを持ってる。
サンチェス・ピスファンとはいえ、セビージャも安泰ってわけではなかった。
その通り、レクレはやってくれた。
セビージャの強力な右サイドに対してとった作戦は、それと同じように、レクレの左サイドを攻撃的にするというもの。
これによってD・アウベスはいつものように輝けなかった。
J・ナバスも同じ。
縦への突破のシーンはなかなか見られなかった。
これはいい作戦だった。
このサイドは気にすればするほど、どんどん付かれてくる。
これを受け止めるには、目には目をの精神。
これはUEFA杯のファイナルの相手エスパニョールに大きなアドバイスになったのでは?
アドリアーノが不在の左サイドはプエルタの出来次第。
いい時は切れきれだが、悪い時は全く試合に顔を出さない。
この試合は後者だった。
やっと仕掛けたかと思ったら、シュミレーションを取られる始末。
前半、後半でスパイクを変えてもなんの効果もなかった。
この日のセビージャは受けにまわる時間が多かった。
パロップの好セーブがチームを救った。
今、世界で一番きつい日程を強いられてるチームなだけに、疲れてるのは当たり前。
それでも大きい目標に向かってがんばってもらいたい。
リーガもまだまだ狙える。
どのコンペティションももう負けるわけにはいかん。
レクレはセビージャよりも効果的に攻めれた。
それでもフィニッシュの精度が悪く敗戦。
どれかひとつでも決まってれば、後半のアディショナルタイムにPKをゲットしただけに悔やまれる。
シナマ・ポンゴルにはいくつチャンスが訪れたことか。
やわらかいタッチは目を見張るものがあったが、最後の仕事が・・・。
リバプールであれだけ燻ってた男がここスペインで開花したのはうれしいことだが、大事な場面での精度を高めてもらいたい。
レクレには完全移籍を果たしたみたいだから、来シーズンはピチチを狙うつもりで頑張ってもらいたい。
相棒のウチェはたぶんいなくなる。
いいパートナーが見つかればいいが。
要所要所でZ・カソルラが切れてた。
いいパス出しはさすが。
完全に中心選手に。
このレクレの好調さはこの男が作ってるといっても過言ではない。
UEFA圏にはぜひとも入ってもらいたい。

スコア 2-0
<得点者> 
セビージャ   マレスカ、L・ファビアーノ
~愛丸's MVP~
パロップ(決定的なシーンを幾度も救った。この男がいなかったらカーサで痛いエンパテだったかも。なんとかリーガは踏みとどまった)

バレンシア-サラゴサ

2007-05-15 17:01:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
CL圏を賭けた4位5位の直接対決。
バレンシアが圧勝。
メスタージャでの強さをまざまざと見せつけた。
バレンシアにとっての天敵エベルトンが先発じゃなかったのは助かった。
バレンシアDF陣にとって、S・ガルシアの方が抑えやすい。
エベルトンのスピードの方が脅威だった。
ここの心配がなくなり、あとはアジャラがD・ミリートに睨みをきかせればOK。
中盤の曲者、アイマールとダレッサンドロは自慢のドブレ・ピボーテがしっかりケア。
アイマールは古巣相手になんとかしようと、気持ちは伝わってきたが、ダレッサンドロは完全に押さえ込まれた。
アイマールにはもうちょっと期待したが、バレンシアの守備網が上だった。
さすがにひとりではどうもできない。
いい動きはしてたから満足。
もっとできるとこは来シーズンに見せてもらおう。
攻撃陣はもうD・シルバに尽きる。
エリア内でのキープ力はすさまじい。
ほとんどボールを取られない。
今はビジャよりも切れがある。
このD・シルバがエリア内でフアルタをもらい、PKをゲット。
これをPK職人のビジャがまさかの失敗。
この辺にビジャの元気のなさを感じる。
古巣相手に遠慮してたわけではないだろうが、どうもピリッとしなかった。
まだリーガは終わらないから、ここからひと踏ん張りしてもらいたい。
この勝利とバルサ、マドリーの結果で勝ち点差は4。
まだ諦めるわけにはいかん。
もうCL圏は確保したから、優勝を狙ってもらいたい。
けが人もだいぶ復帰してきたから、まだいけるか。
サラゴサはこの敗戦でUEFA杯圏内の確保に力を注いでもらいたい。
アトレチコ、ビジャレアルがだいぶ迫ってきたから、うかうかもできない。
恐らくアイマールが救ってくれるはず。
D・ミリートにもピチチの可能性もあるんだから、このまま沈黙ってわけにもいかんだろう。
しっかり周りがサポートし、チーム一丸でUEFA圏内とD・ミリートのピチチを狙ってもらいたい。
V・フェルナンデスが貫く攻撃サッカーが出来てれば大丈夫。
まだまだ暴れてもらいたい。

スコア 2-0
<得点者> 
バレンシア   モレッティ、D・シルバ
~愛丸's MVP~
D・シルバ(ほんとこの男は成長した。バレンシアの21番を背負うだけある。アイマールが見込んだ男だからこれぐらいやってもらわんと)

ユナイテッド-ウエストハム

2007-05-15 10:46:21 | プレミアリーグ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ハマーズがやってくれた。
今シーズンのユナイテッド戦ダブルを達成。
これは30年ぶりだそうだ。
降格がかかった大事な試合も、ここ最近の好調さと、チャンピオン相手に臆さない強い力で戦った。
どの選手からも熱いものが伝わってきた。
この残留劇、やっぱりテベスに尽きる。
アルゼンチンが生んだ天才が、やっとプレミアの水に慣れ力の限りを発揮した。
ほんと、慣れればこれぐらいは簡単にやってのける選手。
テクニックは申し分ない。
前半のアディショナルタイムに取った先制ゴールは見事だった。
ザモラとのワンツーで抜け出し、浮いたボールをきっちりゴール。
簡単なものじゃなかった。
これが全てだった。
あとは気持ちが切れることなく、しっかり守った。
引きすぎず、ほぼ全員がゴール前に張り付くという醜いディフェンスではなかった。
ここがカービッシュリーのすごいところ。
ああいうディフェンスを教え込んで、ユナイテッドにプレッシャーをかけた。
この名監督が去ったチャールトンは降格。
なんだかんだ言っても、監督がものを言う。
カービッシュリーは就任1試合目がユナイテッドで最終戦もユナイテッド。
ここを2つ取れたのはでかい。
FAもマクラーレンじゃなくて、こっちを代表監督にしてれば、あんなことにはならなかったかも。
ハマーズは中盤の選手たちの気持ちの充実感もよかった。
ここもただただ守るだけでなく、行くとこはきっちり前へ。
ベナユンは効果的なキープも出来、さすがってとこを見せた。
ボア・モルテもフィニッシュに絡むシーンもちらほら。
センターのノーブル、レオ・コーカーも若さだけで突き進むわけではなく、しっかり考えてプレーできてる。
これで残留を決めたわけだが、チームへのペナルティが気になるところ。
これがうまく乗り切れれば、来シーズンは怖い存在になる。
ほんとに残留してくれてよかった。
ユナイテッドは優勝を決めて最初で最後のオールドトラッフォードでの試合。
スカッと勝って、試合後のセレモニーを迎えたかったはず。
ちょっと相手が悪かった。
あれだけのパフォーマンスで来られると、いくらチャンピオンでも苦しい。
後半途中に、ギグス、スコールズ、C・ロナウドと3枚替えで勝負に出たが、点は奪えなかった。
それなりにはやってたとは思うが、逆転してやるという熱い魂は伝わってこなかった。
それだけ難しかったんだろう。
チャンスはいくつもあったが、グリーンの牙城と魂を打ち砕けなかった。
この3人が入る前まではルーニーに輝きがあったが、ここからどうも。
後はお任せになったのか。
それか、ほんと最後のお披露目だったか。
シーズン最終戦のホームゲームで今シーズンの立役者たちをピッチに立たせんわけにはいかないだろう。
そういうのも含め、難しい試合になった。
ユナイテッドはこれで終わりじゃない。
FA杯のファイナルが待ってる。
新ウェンブリーのこけら落としの試合。
相手はチェルシー。
この試合で見れなかった、熱い魂を遺憾なく発揮してくれることを望む。

スコア 0-1
<得点者> 
ウエストハム   テベス
~愛丸's MVP~
ベナユン(ボールキープからのチャンスメイクもさることながら、CKからスミスのシュートをエリアギリギリでクリアしたシーンが全て。攻守に大活躍)

バルセロナ-ベティス

2007-05-15 00:33:15 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/14(月)       
 
愛丸’s チェック        
この試合も、マドリー戦同様興奮した。
あのファンタジーの代名詞みたいなバルサのサッカーがびっくりするほどしょっぱい試合を。
コパ・デルレイのセミファイナル2legでの敗戦を引きずったか。
ヘタフェ相手にいくらフエラとは言え、4-0は酷すぎる。
この日のバルサは決めれる時に決めれず、追いつかれる典型的なパターン。
前半はいいプレーがいくつかあった。
エトーは気合十分でトリッキーなプレーでチャンスをいくつも作ったが、点は取れず。
メッシもドリブルに切れはあった。
が、シュートコースを塞がれ、なかなか打てず。
ホナウジーニョはあのファンタジーはどこにも感じられなかった。
もう終わったのか。
そんなことはないと思うが、全く切れが感じられない。
それでも普通の選手よりは出来てるわけで、周りの要求が高すぎるだけか。
カンプノウはホナウジーニョが途中交代するときはかなりのブーイングだった。
移籍の話も出てるし、その辺が原因か。
それにしてもバルセロニスタはあれだけもてはやした選手をいとも簡単に批判の矢面に立たせるとは。
チーム愛がすごいというか、薄情というか。
スペインは厳しい。
最近はデコにも精彩が感じられない。
ペナルティを取ったシーンだけ輝いてた。
来シーズンはもうこのチームにはいないのか。
なんか、周りの選手ともうまくいってないみたいだし。
5分にこのPKで点を取ってから、なかなか追加点が取れない不甲斐無い攻撃陣に喝を入れるかのごとく、プジョルはドリブルで攻撃参加。
この魂も響くことはなかった。
ここが今のマドリーとの違うところ。
ラウルの魂はみんなに伝わる。
チームとしてのまとまりが今のバルサにない。
負のパワーが充満してる。
残りわずかのこの時期に、遂にマドリーに勝ち点で並ばれた。
勢いでは完全に負けてる。
ここからどう立て直すライカールト。
3バックをやったりしてチームをだめにした監督だから、うまく立ち直れるとは思えないが・・・。
ベティスは貴重な勝ち点1をゲットした。
終了直前の同点弾。
弱気のスタメンだったが、M・アスンソン、R・ソビス、ホベルチと攻撃陣を投入してから流れが変わった。
特に、R・ソビス。
いい時のパフォーマンスに。
インテルナシオナウで輝いてた当時に戻って来た。
どうして先発させなかったのか。
もっと長い時間見たいのに。
ルイ・フェルナンデスはチームを確実に残留させるなら、こういう調子のいい選手はもっと使うべき。
それにしてもこの得点、すばやいリスタートから。
これをやってのけた、M・アスンソンとR・ソビスも見事だったが、簡単にやられたバルサに問題がある。
チャビは後ろ向きだったし、V・バルデスはニアサイドを抜かれるし。
終了間際のデリケートな時間に全く集中してなかった。
これが今のバルサってこと。
優勝には値しない。
試合が終わった時、カンプノウでは白いハンカチがちらほら。
ここからどうするバルサ。

スコア 1-1
<得点者> 
バルセロナ   ホナウジーニョ
ベティス    R・ソビス
~愛丸's MVP~
R・ソビス(途中出場で明らかに流れを変えた。周りも活かせるし、自分でもいける。まだまだやれる選手)