愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ACミラン-リバプール

2007-05-28 11:48:55 | チャンピオンズリーグ
観戦日 5/24(木)       
 
愛丸’s チェック        
観戦記が遅れたことをお詫びします。
しっかり生観戦したのですが・・・。
それにしても、堅い試合に。
CLのファイナルだからこうなることも予想できた。
それにイタリアのチームが出てるわけで。
今回はイスタンブールでのような展開になるとは思えなかった。
ミランは90分プラン通りに試合を進めれた。
中盤を厚く、守備的にして、リバプールに効果的な攻めをさせなかった。
たまにペナントにやられてたが、やられた相手が相手だっただけに、そこまでのピンチにはならず。
ジェラードも輝くことはなかった。
自慢のミドルも当たることはなかった。
これが今シーズンのジェラード。
右での起用に不満があり、中央で使ってもらっても、そこまで働けない。
それなら、右にジェラードを置いて、センターにマスケラーノとX・アロンソ、で2トップにって感じでいいと思うが・・・。
ミランもこっちの方が対応しずらかったはず。
策士ベニテスにこのプランはなかったか。
ペナントじゃまだまだこのクラスで戦える力はない。
このリバプールには神がかる物がなかった。
がんばってたのはマスケラーノ。
カカをそれなりには押さえ込めた。
が、結果的には仕事をされたシーンが得点につながったわけで合格点とまではいかないが、それなりの評価は与えられる。
もっと早くにチームに加入してれば中心選手として働けた。
まだやれる選手。
来シーズンもリバプールにいるなら、期待は膨らむばかり。
ミランはほんと中盤のがんばりがあっての勝利。
ガットゥーゾ、アンブロジーニのインコントリスタの活躍は目を見張るものがあった。
特にガットゥーゾは気合が入るともう止められない。
あの魂はほんとにすばらしい。
ここでの頑張りがカカにピッポに伝わった。
このふたりは自分に与えられた仕事をすることに専念。
カカは2点全てに絡む仕事を。
ピッポはピッポらしく自分のスタイルで2得点。
この現代サッカーにおいて、ピッポの存在は間違いなく時代遅れ。
前線からの守備はしないし、スペースへ流れてボールを受けるわけではない。
ましてオフ・ザ・ボールの動きもなく、味方を活かすような動きもしない。
ただただオフサイドライン上でいいボールが来るのを待つ。
ファインゴールがあるわけでもなく、泥くさくゴールを狙う。
この自分の動きをこの大舞台で出せるってのはすごいこと。
それも中盤でしっかり守備をしてくれて、カカがしっかりつないでと周りがピッポを活かしてくれた。
あの2点目で勝負はあった。
ほんとピッポらしいゴールに感動した。
後半終了間際にリバプールが1点を返したときは、んっって感じにはなったが、そんな世の中うまくいかない。
ミランの完勝だった。
今シーズンのCL、ミランの優勝で幕を閉じたが、やっぱりどこかにもやもやが。
ミランはグループリーグ、トーナメント、楽だったような気がしませんか?
決勝トーナメントの組み合わせ抽選の時にも思ったことだが、何かの力が働いてるような・・・。
まっ、マルディーニがビッグイヤーを掲げたわけで何もなかったってことで。
ただ、今ヨーロッパで一番強いチームは他のチームのような気がする。
なにはともあれ、ミラニスタの皆様、おめでとうございます。
12月、日本でもカップを手にできるか。

スコア 2-1
<得点者> 
ACミラン   F・インザーギ×2
リバプール   カイト
~愛丸's MVP~
カカ(文句なしのMVP。大会の得点王も獲得し、今シーズンのCLで一番輝いた。ガットゥーゾの頑張りも捨てがたいな~)

1 コメント

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Unknown (飛災)
2007-05-28 19:29:41
同じくLIVEを見た人です。次の日はモニ検で助かりました~~

DIDAの動きもすばらしかった。運がよかったとも言えるが、アテネの盾からお加護でももらったのか?って感じ。
それにアンチェロッティ、さすがにその狸並みの戦術脳がまた見せてくれました。
ピッポーはもう全盛期を過ぎた、が、こんな試合はチャンスは命!チャンスをつかめることが得意な世界レベルのFWの中、やはりピッポーを置いてほかにはないでしょう。
一点目はアテネがイケメンストライカーへのギフト、二点目はまさにイタリアンCFの真骨頂!昔のロッシ、今のピッポー。あの飛び出し、そしてあのブラジル人にも負けない1VS1でGKを翻弄する動き、ピッポー!あなたはまだいける!

リバプールの敗因はその中途半端さだった。
なぜ地面から攻める?なぜスピードや高さに任せない?なぜクラウチーが遅れて登場?
なくしたボールをそこで奪い返し、そして速やかに攻撃、という戦術前提は正解。しかしリバプールの個人能力はまだマルティーニーやネスタの壁を勝るレベルではなかった。それに加えて自分の不運とDIDAの強運...もしミランの相手がチェルシーだったら...

ミランが勝って良かった!
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