愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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セビージャ-エスパニョール

2007-05-02 21:12:21 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/2(火)       
 
愛丸’s チェック        
セビージャが攻めに攻めて圧勝。
サンチェス・ピスファンのサポーターも大喜びだったろう。
UEFA杯でセミ・ファイナルに残ったチーム同士の戦い。
どちらもベストメンバーではなかった。
特にエスパニョール。
タムードもL・ガルシアもデ・ラ・ペーニャもいない。
残留も確定させ、UEFA圏内もちょっと厳しい状況だから、UEFAに集中するのもわかる。
それでももうちょっと見せてくんないとな~。
セビージャはまだ主力も使ってた。
右サイドはJ・ナバスとD・アウベスのコンビだったし。
カヌーテはピチチが狙える位置にいるにもかかわらず、最近はリーガは控えが多い。
チームが必要としている試合に文句も言わず出て、結果を出すこの男はやっぱりすごい。
FWはリーガではチェバントンが最近いい。
やっとチームにも慣れてきて、レッチェの頃の動きに戻りつつある。
ケルジャコフとのコンビもまずまず。
セビージャのいいとこは、誰と誰がコンビを組んでも、どれも同じレベルでやれるってのがいい。
これはピボーテにも言える。
左サイドだけ、アドリアーノとプエルタとの差があるように思うが、この試合ではプエルタはよくやってた。
逆にアドリアーノに切れが感じられなくなってきただけに、ここもうまくターンオーバーできる。
自慢の右サイドに関しては、このふたりじゃなきゃだめ。
世界のビッグクラブが注目する右サイド。
このコンビをセビージャで見れるのはもう残り少ないか。
しっかり目に焼きつけとかんと。
エスパニョールはUEFA杯でセミ・ファイナルに残ってるってのが不思議なぐらいのチーム。
選手層が薄すぎる。
それでも降格するわけでもなく、選手全員がよくやってる。
この日はカンテラ上がりの若手を多く試したが、そこまでのインパクトは与えられなかった。
よかったのは、カメニぐらいか。
集中して、ビッグセーブを連発してたが、1つやられてからは、どうもモチベーションが下がってた。
このGK、ここが問題。
この対戦がグラスゴーであったりして。
そうなると、この試合みたいに、セビージャがってことにはならないはず。
どうなるか、楽しみ。

スコア 3-1
<得点者> 
セビージャ   プエルタ、チェバントン、マルティ
エスパニョール コロ
~愛丸's MVP~
チェバントン(泥臭くゴールを狙う姿勢がよかった。倒されながらも、そのままゴールしたのには魂が感じられた)

リボルノ-パレルモ

2007-05-02 19:23:12 | セリエA
観戦日 5/2(火)       
 
愛丸’s チェック        
とても暑そうなデルビー・シチリア。
ティフォジの盛り上がりはいまひとつ。
カターニャ-パレルモの一件があるから、警備もそうとう厳しかったのだろう。
前半、ティフォジ同様、試合もあまり盛り上がらず。
頑張ってたのは、モローネとフォンターナぐらい。
モローネは豊富な運動量で、果敢にフィニッシュに絡み、豪快なミドルのティロを何本か。
これをフォンターナがきっちりセーブ。
40歳とは思えない身のこなし。
ここにきて充実の一途。
インテル時代よりずっといい。
まだまだ来シーズンもパレルモのゴールを守ってるだろう。
この試合、後半に動きだした。
やってくれたのは、ディ・ミケーレ。
からだの切れはそうとう良さそうだったが、これをエリア内で発揮。
ドリブルで抜け出し、これをGKマニッタが倒してリゴーレゲット。
この判定、何度もスローで再生されたが、ディ・ミケーレの演技の勝利。
アメーリアが手術に踏み切ったみたいで、今季はマニッタがやるしかない。
ここでいいとこを見せれれば、正守護神の座を狙えたのだが・・・。
かわいそうだった。
リゴーレもコリーニのうまさの前になす術なし。
このコリーニひさびさのスタメン。
グイドリンが更迭され、この人事を喜んでたみたい。
そのスタメン起用に応えるように、中盤で攻撃の起点に。
やっぱりパレルモはこの男のチーム。
いなかった今までが11戦勝ち無しって結果をみるとわかる。
この後、グアーナがFKの守備時にモローネを倒してリゴーレ。
こういうもんだろう。
これをセーザルがしっかり決める。
ルカレッリが出場停止だったため、この男がキッカー。
これが今季初レテ。
スタミナには問題があったが、左サイドからチャンスは作ってた。
フィオーレには不満が。
もっとやれる選手だとは思うが、もう限界なのか。
パウリーニョとのコンビはいまいちだった。
パウリーニョは頑張ってたのに。
ここで追いつかれ、パレルモ、また勝てずと思ったところ、ディ・ミケーレとコリーニで勝ち越し弾を。
エリア付近でコリーニが頑張って倒れながらのスルー。
これにディ・ミケーレが反応して、GKの飛び出しを見て、浮かせたレテ。
お見事。
勝ちたいって気がこのふたりからはひしひしと伝わってきた。
3位にいて、CLもって意気込んでたが、今はどうにかUEFA圏に。
この勝利で、ちょっと変わってくるはず。
あのエクイリブリオをもう一度。
リボルノはルカレッリが戻ってくれば、まだ点は入る。
魂を感じる選手が多いし、どっかでもうひと暴れしてもらいたい。

スコア 1-2
<得点者> 
リボルノ   セーザル
パレルモ   コリーニ、ディ・ミケーレ
~愛丸's MVP~
ディ・ミケーレ(パートナーのカラッチョロ、ブレッシアーノが不甲斐無いのをひとりでカバー。ドリブルと演技には切れがあった)

A・マドリー-ベティス

2007-05-02 17:08:44 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/2(火)       
 
愛丸’s チェック        
ここにきて、ビセンテ・カルデロンでの勝負弱さがまた出てきた。
CL圏内も見えてる順位で、なおかつ相手は今シーズン調子の上がらないベティス。
アトレチコのモチベーションは高かったはず。
それが、全くいい方に向かなかった。
チャンスは作るもゴールを割れず。
不甲斐無い試合だった。
これでもうCL圏がってわけではないが、カーサでのエンパテは後々響いてくる。
それにけが人。
終盤に差し掛かって、疲れもたまってるんだろうが、けがした人間が・・・。
今シーズン休むことなく攻撃、チームを引っ張り、最近輝きが戻りつつあった、F・トーレスが途中で交代。
左から中へドリブルしながら、ループを狙ったりと切れのある動きを見せてたのに、残念。
けがが大きいものでないことを祈る。
最後までしっかり戦ってもらいたい。
アトレチコがCL、UEFAに行けるか行けないかはこの男にかかってる。
それともうひとり。
パブロもけがで途中交代。
ペレアがけがから戻ってきたし、F・エレル、ゼ・カストロがいるからそんない問題ないと思うが、このチームの守備の要。
気持ちの部分で変わってくる。
この男もF・トーレス同様、チームにはなくてはならない存在で、来シーズンのヨーロッパ戦出場のために早く帰ってきてほしい。
このふたりがいなくなったからというわけではないだろうが、ほんとに不甲斐無かった。
M・ペトロフなんかは、長期離脱からやっと帰ってこれたのに、ここを活かせず。
決定機はあったんだが、シュートが右足に。
左足でのトラップはよかったのに・・・。
帰ってくる選手もいれば、いなくなる選手もいる。
アトレチコ、ここにきて最大の踏ん張りどこか。
ベティスは魅力的な選手が多い。
それでも何かぱっとしないサッカーを。
ピボーテに、M・アスンソン、フォーゲル、右にはオドンコール、前にはR・ソビスがいる。
これでも点が取れない。
フエラでは、どうも勝ち点1を狙ってるような・・・。
残留が目標なわけで、これでもいいんだが。
あのメンバーをもっと活かしてほしい。
エドゥがいればちょっとは変わったかもしれないが。
デルビー・アンダルースほど熱く行ってくれとは言わないが、それに近いぐらいの魂はほしいな~。
ベティスで気になったのはオドンコール。
ドイツ代表ではスーパーサブ的存在で、スピードを活かす攻撃が魅力だが、リーガでは普通のレベル。
スピードはそれなりだが、テクニコが。
早いだけではどうにもならん。
もっと技術を磨いてほしい。

スコア 0-0
<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ガジェッティ(最近は持ちすぎる感もなく、右での攻撃の起点に。ドリブル、パスともレベルはまずまず。これぐらいはやれる選手)

リバプール-チェルシー

2007-05-02 15:01:32 | チャンピオンズリーグ
観戦日 5/2(火)       
 
愛丸’s チェック        
アンフィールドが揺れた。
終了した時に流れたYou’ll Never Walk Aloneには涙が出てきた。
リバプールが死闘を制した。
リーグを捨て、このCL一本に絞ったのが功を奏した。
ポーツマス戦で出場した選手でこの試合にも出たのはゼンデンのみ。
このゼンデン、足をつりながら120分よく動いた。
それにPK戦の一発目。
あのプレッシャーの中、万全ではないであろう足で見事にゴール。
これがリバプールに流れを。
やっぱり、ここまで来ると、こういう魂が必要になってくる。
魂を感じたのはCBのふたり。
アッガーは貴重な先制点を決めた。
流れの中では得点の匂いがしない時、FKでのサインプレー。
右からアッガーへのグラウンダーのパスを左足でダイレクト。
簡単なシュートじゃなかった。
これを見事にゴール左隅に突き刺した。
天晴れ!。
守備でもカラガーとともにドログバに仕事をさせず。
これに関しては、カラガーの方がよくやってた。
イスタンブールで見た、あのカラガーがそこにはいた。
鬼の形相になったシーンもあった。
これらの魂はアンフィールドが与えてくれてたように思う。
あの歓声に応えんわけにはいかないだろう。
カイト、クラウチがしっかり決めてれば、PKまでもつれることはなかったと思うが、こいう試合になったことを考えると、それはそれでよかったか。
集中の切れない緊迫した試合だった。
チェルシーはまたもやビッグイヤーを掲げることはできず。
それにリバプールの壁を乗り越えれない。
プレミアではあれだけの差があるのに。
こっちはリーグでの嫌な流れそのままだった。
プレミア3連覇もほぼ絶望、CLも終了、2ヶ月ぐらい前のアーセナルを見てるみたい。
短い期間で全てのコンペティションから姿を消すことに。
クアドルプルなんか夢のまた夢なのか。
ロッベンの復帰もプラスにはならず。
J・コール、ドログバがサスペンションへのリーチってのも多少は響いたか。
熱くなりすぎると、次の決勝に出れないことになる。
この辺にあのDF陣を崩せなかった原因があったか。
試合内容は互角だったが、PK戦では完全に差がついた。
レイナがすごすぎたのもあるが。
アンフィールドの魔力に飲まれた感が。
これがスタンフォードブリッジだったら・・・。
運にも流れにも見放された。
総合力では間違いなくチェルシーが上だが、サッカーってのはわからない。
ほんとに熱い試合をありがとう。

スコア 1-0(PK4-1)
<得点者> 
リバプール   アッガー
~愛丸's MVP~
レイナ(神が舞い降りた。PKは全て読みどおり。CLでのリバプールのGKには何か目に見えない力が働く)