愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

レッジーナ-キエーボ

2007-05-17 21:50:29 | セリエA
観戦日 5/17(木)       
 
愛丸’s チェック        
残留を賭けた2チームの戦い。
レッジョ・カラブリアはとても暑そうだった。
この暑さに負けないぐらい試合も熱くなった。
前後半、最初だけだったが。
あ互いの様子を見るのではなく、自分たちの攻撃パターンで攻めを重視した立ち上がりは誉められる。
レッジーナは大きいサイドチェンジからトップのビアンキを狙う作戦。
これにアモルーゾとフォッジャがうまく絡んでた。
特にフォッジャ。
昨シーズン、アスコリで輝いて頃の切れが戻ってきてる。
アズッリーニで一緒にプレーしてたビアンキがチームメイトなのも大きいか。
右サイドからのドリブルは有効的だった。
が、マークがたいてい2人はついており、なかなか1対1の勝負に持ち込めず。
周りがしっかりサポートしてあげれたら、突破する回数も増えたはず。
そうすると、ビアンキにも得点チャンスは増えた。
この若者、キープ力もあり、得点能力も高い。
ジラがパルマで輝いてた頃に似てるような。
そうなると、移籍は慎重にしてもらいたい。
同じような失敗はしてもらいたくない。
いずれはアズーリをしょって立つ男になれる存在。
間違った道には進んでもらいたくない。
キエーボも同じような戦い方。
ボグダニに当てて、そこからチャンスを作る。
レッジーナと違うところは2列目からの攻撃参加が多いってとこ。
ブリーギは果敢に攻撃参加してた。
フィニッシュに絡む回数も多かった。
それにセミオーリのドリブル突破が効いてた。
ローマが狙ってるみたいだが、ローマにはこういう男はあってると思う。
ヴィルヘルムソン、タバーノよりは計算できる。
ここは移籍しても成功するはず。
キエーボはペリッシェルの起用方に問題があったように思う。
右のサイドでは活きてこない。
ボグダニとの2トップでこその選手なのに。
DFを背負ってのプレーもうまいし、決定力もある。
チャンスメイクより、チャンスを活かす方がこの男には合ってる。
現に、後半は2トップの一角でプレーして先制点を生むシュートが打てた。
デル・ネーリは何を考えてるのか。
ほんとにこの日は暑かったみたいで、前半も後半も30分を過ぎると両チーム動きがぱったり。
試合終了が近づくと、ドロー狙いに。
勝ち点を取れないよりかは、1でもって感じに。
仕方ないか。
この時期の南部での試合は相手だけでなく、気候とも戦わんと。
あと2節、この辺のプロビンチャのチームは熱い戦いに終始しそう。

スコア 1-1
<得点者> 
レッジーナ   ビアンキ
キエーボ    ブリーギ
~愛丸's MVP~
フォッジャ(果敢なドリブル突破には目を見張るものがあった。もっと周りのサポートが得られれば決定機を作れた)

インテル-ラツィオ

2007-05-17 20:01:56 | セリエA
観戦日 5/17(木)       
 
愛丸’s チェック        
インテル、やっぱり強かった。
スクデットに値するチーム。
モチベーションが上がらないであろう試合だったのに、見事な逆転勝ち。
これはラツィオのおかげ。
立ち上がり5分までに2失点。
この時間のインテルはどうしようもなかった。
全く覇気が感じられず。
これも仕方ないかと思って見てたら、ここから本領発揮。
こんな試合、リーガでも今週見た気がする。
強いチームは試合の途中から、コンディションを上げてくる。
というか、やる気ひとつでしっかりやれる。
インテルのこの逆転劇、クレスポのレテから始まった。
ラツィオは勝ち点1でも取れると、4位以内が確定し、来期CLに出ることができる。
この気持ちの充実していたチームを慌てさせたのは、間違いなくクレスポ。
トリプレッタを達成したが、どれもクレスポらしいレテ。
豪快なミドルでも、華麗なボレーでもない。
しっかりしたポジショニングから、うまく合わせてのもの。
あの位置にいて、しっかり決めれるこのアルゼンチン人はやっぱりセリエに合ってる。
チェルシーに戻る話みたいだが、インテルは完全移籍で確保した方がいい。
問題児のアドリアーノを切って、その金でクレスポを残留させるべき。
間違ってもアンリなんかに手を出さないように。
2-2に追いつかれ、そこからレデスマのスーペルFKで勝ち越したラツィオも見上げたもん。
かなり高いモチベーションだった。
ただ、DF面において、足が止まるシーンが多かった。
攻めに関しては高い次元でやれてたが、守備がこうだと。
あのインテルは止められない。
もうちょっとだったのに。
4位を確定させるのは次節まで持ち越し。
守備にも高い集中力が必要。
マイナス3からの出発でよくここまでやってるが、最後にこけると何もならない。
ロッシ監督はここでしっかりチームに喝を入れんと。
ヒメネスの動きにちょっと不満があるが、ロッキ、パンデフの2トップがどうにかしてくれるか。
ここにヒメネスがうまく絡めれば。
ローマにやれて、ラツィオにやれないわけはない。

スコア 4-3
<得点者> 
インテル   クレスポ×3、マテラッツィ
ラツィオ   パンデフ、ムタレッリ、レデスマ
~愛丸's MVP~
クレスポ(この男にはセリエがあってる。オフサイドぎりぎりの位置から抜け出し、うまく合わすあのゴールは見事だった)

リバプール-チャールトン

2007-05-17 16:44:16 | プレミアリーグ
観戦日 5/17(木)       
 
愛丸’s チェック        
降格が決まってるチャールトンがアンフィールドでどれだけのパフォーマンスを見せれるか、全く期待してなかった。
それが・・・。
今シーズンのラストゲームだからか、気合十分だった。
これだけできるんなら降格はなかったかも。
CLのファイナルへ向け、状態をよくしていきたいリバプールもそれなりのメンバーで最終戦に挑んだ。
それにファウラーのラストゲームでもあった。
ジェラードも先発してたが、この男が最後はキャプテンマークを巻いてた。
このラストを飾る活躍はできなかったが、必死さは伝わってきた。
これで現役を終えるわけではないが、もうちょっと下のレベルのチームでもう一花咲かせてもらいたい。
試合はチャールトンが先制。
それも開始2分。
ほんとに驚いた。
2列目からホランドが猛然と入ってきて泥臭くゴール。
ここからリバプールは追いつこうという強い意識で戦ったわけではない。
何か他の目的があったみたい。
この日のリバプールは明らかにこの試合にだけ集中してたわけではなかった。
やっぱりCLのファイナルを見据えてる。
これは仕方ないこと。
プレミアはもう順位も確定してるから、主力選手のコンディションを上げなから、チームとしてのまとまりを高める。
それをこのゲームでやろうとしてた。
だから先制され、それをどう追いつくかいいテストになったのでは。
選手交代から、しっかり追いついた点はすばらしかった。
最近、Aチームで使われなくなってたX・アロンソが投入後すぐ得点。
マスケラーノとのセンターコンビはまずまず。
こうなるとジェラードを右のサイドで起用することになる。
これでいいのでは?
ミラン相手にはこの布陣でいくだろう。
こうやって追いついて、ペースもリバプールが握ったにもかかわらず逆転できなかったのはちょっと不満。
逆転どころか、D・ベントに取られる始末。
これはいただけんかった。
この後もリバプールはチャンスを作ったが、なかなか点は取れず。
3連敗で今シーズン終了かと思われたが、チャールトンがやってくれた。
終了直前のCKで痛恨のハンド。
これが、チャールトン。
全く持って必要のないハンドだった。
このPKをキューエルが決めて、なんとかドロー。
この男、左サイドでなかなかの動き。
なんか、最後に大きな仕事をやってのけるかも。
これで今シーズンのプレミアは全て終了。
後はFA杯のファイナルのみ。
長いようで短かった10ヶ月だった。
後ほど、06~07シーズンをゆっくり振り返りたいと思う。

スコア 2-2
<得点者> 
リバプール   X・アロンソ、キューエル
チャールトン  ホランド、D・ベント
~愛丸's MVP~
キューエル(復帰2試合目だったが、状態はかなり良さそう。この男が入ってから明らかにリバプールはよくなった)

ポーツマス-アーセナル

2007-05-17 13:59:26 | プレミアリーグ
観戦日 5/17(木)       
 
愛丸’s チェック        
予想通りの展開に。
降格やら、ヨーロッパ戦圏内やら全く関係のないチーム同士の戦いだっただけに、熱いものは伝わってこなかった。
かろうじてホームの意地ってのがあったぐらい。
それでも他の試合とは比べもんになんなかった。
アーセナルは最後までFWのバックアッパーに苦しんだ。
この日はJ・バチスタの1トップ。
これがまた酷いのなんのって。
シュートは決めれない、フリーで持っててもいいパスは出せない。
それにPKまで止められる始末。
ベンゲルはこの選手が欲しかったんだよね。
見る目のないダメ監督ってこと?
セビージャで輝いて頃のバチスタはマドリーに移籍してからいないってことはわかってたのに。
こんなド素人でも理解してたぞ。
ダメダメバチスタも問題だが、ベンゲルにも問題あり。
フレブ、セスクがいくらいいパスを出しても、これが前にいるうちはどうしようもない。
まだ身体能力が高いアデバイヨールの方が意外性はある。
来シーズンはどうするんだろう。
ここにきてまたアンリの移籍話が持ち上がってきてるだけに、頼れるFWの補強を考えたがいいのでは?
この日のアーセナルだと、CLなんかもってのほか。
UEFA杯でちょうどいい。
なんだかDF登録の選手ばっかりだし。
頑張ってはいたけど、点が入んないことには勝てないよ。
プレミアラストゲームを飾るにふさわしくない内容だった。
けがの関係もあるだろうが、1年必死に応援してくれたサポーターへの敬意が全く感じ取れなかった。
ベンゲルもこの辺が潮時なのでは?
ポーツマスもけが人に泣かされた。
一時はUEFA圏も狙えたが。
ラウレン、キャンベルが古巣相手に大暴れするとこが見たかったな~。
これにカヌが加わって、ベンゲルを見返してもらいたかった。
クラニチャルのゴールが認められてれば、違った展開になったのに。
微妙は判定だった。
って、あれはポームが悪い。
これはできの悪いGKだ。
もうアーセナルで見ることはないかも。
この日のポンペイで目立ったのはジェームス。
この移籍は間違いでなかったことを証明した。
契約も延長したみたいで、もう一花ここで咲かしてくれるだろう。
ウィルキンソンと同じコーチがついてるみたいで、キックの精度が一段とよくなった。
代表でやってる時からそうしてればよかったのに。
ポンペイの今シーズンのMVPはレドナップだろう。
昨シーズンは降格からチームを救い、今シーズンは中位までチームを引き上げた。
さて来シーズンは。
いい補強ができればもっと上を狙える。

スコア 0-0
<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ジェームス(今シーズンのチームMVPらしいとこをしっかり見せつけた。バチスタのPKを止めてみせたのはお見事)

ローマ-トリノ

2007-05-17 11:57:56 | セリエA
観戦日 5/17(木)       
 
愛丸’s チェック        
ローマは2位が確定し、モチベーションに問題があるかと思われたが、なんのなんの。
トッティに得点王をって気持ちと、コパ・イタリアを取るぞって強い気持ちで、高いモチベーションだった。
これに残留を賭けるトリノの熱い戦いに。
もうトリノは完全守備。
オリンピコで勝ち点1をって気持ちが全面に。
レガ2位のチームを相手にするんだから、このぐらいのレベルのプロビンチャのチームはこうするしかない。
それでもかなり引き過ぎだった。
それで90分やれたんだからすごい。
攻撃の核になるロジーナもたいてい守備にまわってた。
ミドルの1つも打ってほしかったが、チーム事情がこうなら仕方がない。
5バックで、それもほとんどのDFがエリア内での守りに集中する中、先制できたのは奇跡に近い。
中盤からの1本のスルーにムッツィが反応。
ここでキブのまずい守備も手伝い、ムッツィがボールを持って落ち着いてレテ。
ローマのCB、GKが仕事をする場面はこれだけだった。
この唯一の仕事をこなせなかった。
ここでの失点はまだ痛いと思わなかったはずだが、これが最後まで大きく響いた。
あれだけ引かれた相手に点が取れなかった。
ローマは単調な攻撃に徹するのではなく、手を変え品を変え攻めた。
ミドルも多く打った。
それでも点が入らない。
トリノはエリア内だけの守りに集中。
バイタルエリア、サイドではほぼノープレッシャー。
これでも守りきれるんだからすごい。
残留への執念か。
集中が切れることはなかった。
レガの得点王とUEFAのゴールデンシューがかかってるトッティだったが、前を向いて仕事ができなかった。
ペロッタ、タッデイとのコンビが悪いわけではなく、ここに入るボールが悪かったわけでもない。
こういう試合もある。
残り2試合で2冠を目指してもらいたい。
トリノは次節のリボルノ戦で勝ち点が取れれば残留は確定だろう。
この守備ばっかりってわけにはいかず、もっとロジーナに輝いてもらわんと。

スコア 0-1
<得点者> 
トリノ   ムッツィ
~愛丸's MVP~
アッビアーティ(DF陣をしっかりまとめ、落ちついてセーブ。この落ち着きがチーム全体に伝わり守りきった)