愛丸のサッカー観戦記

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シエナ-ラツィオ

2007-05-28 22:02:13 | セリエA
観戦日 5/28(月)       
 
愛丸’s チェック        
06~07シーズンのセリエ最終戦。
シエナの順位は18位。
ここで勝たなければ降格確定。
相手は3位のラツィオ。
いくらホームとはいえ、難しい試合になるのはわかっていた。
しかし、ホームのティフォジの熱い声援がある。
この声援に応えるように、選手たちは熱いプレーを披露した。
試合開始から、シエナの集中力は違った。
DF陣も中盤も攻撃陣も、絶対に降格したくないという熱いものがひしひしと伝わってきた。
毎度のことだが、このプレーが毎試合できてればと思う。
このパフォーマンスならインテル、ミランなんかのビッグクラブも苦しめれた。
この試合、特によかったのはマッカローネ。
前線でこれでもかってぐらいに動いてた。
パートナーのコルビアがパッとしないぶん特に目立った。
先制点もエリア内でのマッカローネの仕掛けから。
ステッタルドがたまらず足を出してリゴーレ。
これを自らが決めて見せた。
そうとうプレッシャーがかかっただろうが、落ち着いてしっかりレテ。
これがチームに落ち着きを与えた。
このまま終われれば、残留決定だったが、このまま終わらせるほどラツィオも甘い相手ではない。
今季好調のロッキがエリア内で倒されて、こちらもリゴーレをゲット。
得てしてこんなもん。
リゴーレはお互いに与えられることが多い。
これをロッキが自分で決めて同点。
このままだと、カターニャ-キエーボ、ミラン-レッジーナの結果に左右される。
これだと残留は非常に厳しい。
これがもう後半の30分ぐらい。
ここからのシエナはすごかった。
ベテランたちの鬼気迫るプレーが特に目立った。
キエーザは自分でフィニッシュに行かず、左からのいいクロスを上げることが多かった。
ベルガッソーラ、ネグロは果敢にオーバーラップ。
オフサイドでノーゴールになったり、クロスバーだったり、わずかに枠をそれたりと不運が重なったが、83分にやってくれた。
先に挙げた、ベルガッソーラが頑張ってクロス、それにネグロがつめてレテ。
この時にスタジアムは狂喜乱舞。
残留にかける全員の気持ちが爆発した。
これで試合はほぼ決まり。
あとは終了のホイッスルを待つだけになった。
歓喜のホイッスルがなった時は毎度そうだが、優勝したような騒ぎっぷり。
これでシエナは残留。
この時点ではアスコリ、メッシーナしか降格はわからない。
もう1チームはたしてどこか。
まだ熱い試合は見れるかも。

スコア 2-1
<得点者> 
シエナ   マッカローネ、ネグロ
ラツィオ  ロッキ
~愛丸's MVP~
マッカローネ(魂が全身から溢れ出てた。間違いなくチームを残留に導いた選手。周りに落ち着きを与えた)