フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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監督に期待するな 中竹竜二著

2009年07月29日 00時28分36秒 | 書評  ビジネス系
早稲田大学ラグビー部といえば、
大学ラグビーの枠を超えて注目される存在で、
先日紹介した宿澤宏朗さんや、カリスマ監督清宮克幸さんを輩出した
超名門ラグビー部です。

低迷していたラグビー部を立て直し人気のあった清宮前監督から
2006年に監督を引き継いだのが、本書の著者中竹竜二さんです。





自信に満ちた風貌、グランドに注がれる鋭い視線、
堂々たる体格、すべてを包み込んでしまいそうな笑顔、
学生が「ついていきたい」とほれ込んでしまう清宮さんに対し、
中竹さんは、ご自身で、表情に自信がなく、
グランドを見つめる視線は柔らかで、細身で威圧感がゼロと
言っています。

超有名監督から名門ラグビー部を引き継いで、
ご自身のキャッチフレーズとして考えたのが
『日本一オーラのない監督』

本書では、就任1年目に惜しくも逃した大学選手権優勝の座を
2年目にして獲得した過程までの経緯を描いています。
とくに早稲田ラグビーをやっている強者達とは言え、
現代っ子の学生たちを一つにまとめて目標に向かわせるのに
中竹さんらしいスタイルを発揮する経緯に
興味が惹かれました。

組織論の理解を促す一助として、
読んでみるといいかもしれません。
ただ、第2章以外はラグビーに関心のない人には
若干退屈かもしれません。

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第一生命 株価

2009年07月26日 12時21分35秒 | 経済ニュース
ブログへのアクセス数が伸びてたので、
なんでかなぁと思っていたら、
意外な結果がでました。

gooのブログアドバンスのサービスで検索キーワードを調べてみると
アクセスワードでトップは『第一生命 株価』でした。

ニュース検索してみると
第一生命に関する大きなニュースがなかったので、
おそらく、第一生命自体から契約者あて送られてきた
『組織変更のお知らせ』が原因ではないかと思います(仮説)

大手生保の中で唯一株式会社化を決断した第一生命。
他の大手生保、特に日本生命は株式会社化に消極的な態度です。
さらに、去年から続く金融危機で
アメリカではむしろ相互会社に関心が集まっているとされています。
~サンケイ・ビジネスアイより

第一生命が日本で最初に相互会社を選択した当時、
生命保険会社の倒産が相次ぎ、経営の安定性が喫緊の課題で
保険加入者を保護するため、
相互会社という営利も公益も追求しない
中間法人は最適の組織形態であったろうと思われます。



しかし、生命保険加入率がほぼ100%に近く、
また少子化が確実視される日本国内では、
生命保険販売はほぼ飽和状態であり、
このままの状態では行き詰ってしまうという
経営判断があったものと思われます。

迅速な経営判断を実行できる経営環境を構築することと
日本国内のみならず海外への進出、特にインドへの進出を考えるならば
豊富な資金調達が必要なのだろうと思います。

また一説には日本興亜損保との経営統合を決めた損保ジャパン
との統合を目論んでいるのではとの話もあります。~東洋経済より

そのためには
株式会社の方が迅速な経営判断を実行できると
判断したのでしょう。

いずれにしても進取の気性に富み
新しいことに果敢に挑戦する
第一生命の経営陣の判断には敬意を表します。

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お盆休みはどうされるのでしょうか?

2009年07月26日 10時52分21秒 | ヒマ話
仕事柄、夏はとても忙しくなり、12時間勤務はざらなのですが、
お盆休みは8/9から8/16まで丸々1週間とれそうです。

本来なら、長年の夢であるドイツへ行ってみたいのですが
お盆休みはめっちゃ高いですしね~、まだまだ身分不相応なので、
今回は東北旅行を企画しています。

行先は、秋田、青森、岩手の北東北3県です。
僕は、まだこの3件に行ったことがないんです。
宮城県や福島県には訪れたことがあり、
仙台の青葉城や会津若松の鶴ヶ城を
見学したことはあります。

会津の鶴ヶ城(会津若松城)


東北には、
関西にはない雰囲気の大自然が残っていて
魅力的な地域です。

今回は秋田駅から青森駅まで行く人気列車『リゾートしらかみ』
のチケットを入手できたので、楽しみにしています。


青森県南西部からから秋田県北西部において
ブナの原生林が広がる白神山地を横目で見ながら、
JR五能線を約5時間かける列車の旅です。

青森県では弘前城に行ってみたいですね。


岩手県では中尊寺を見学する予定です。


中尊寺もまだ観たことがなく期待しています。


中尊寺は奥州藤原氏の初代藤原清衡が天治元年(1124年)に建立したもので、
平等院鳳凰堂とともに平安時代浄土教建築の代表例とされています。



奥州藤原三代の栄華をこの目で確かめてみたいですね。

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継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88

2009年07月25日 00時21分20秒 | 書評  ビジネス系
最近はほとんど営業の現場に出ることが少なくなってしまいましたが
それでも後輩指導のためや
イレギュラーで現場に出ることになったときのためにも
営業のスキルは身につけたいと思っています。

そんな折に見つけたのが本書です。

本書は、組織で上位5%以内に最低でも10年以上継続して
ランクインしてきたセールスパーソンの行動特性を
集めたものです。

本書のエピローグにも書かれてありますが、
表面的なテクニックではなく、
トップセールスマンが持つスタンスやあり方といったものを
盤石な基盤として構築しておくことが
本当に大切であるように思います。



ここに書かれている88の行動特性のどれもが
「なるほど」とうならざるを得ないものばかりでした。

□かわいげ
□量をこなせる
□拍手の位置が高い
□一度堕ちて、這い上がる
□「そんなの分かっています」と絶対に言わない
□好きな本に難しそうな本を挙げない
□自分への批判を楽しめる
□カードで払うのに、割り勘にしない
□時計のチラ見をしない
□孤独をこよなく愛する

意外であるテーマや
当然なようにも思えるテーマもありますが、
それぞれのテーマに関する論考の、奥が深いです。
意外な指摘は参考になりますし、
なかなか頭ではわかっていても
実際に行動に移せているかというと疑問であったり、
トップセールスマンの行動特性を指摘する
本書の内容は大変示唆に富むものでした。


たとえば、『かわいげ』
 『かわいげの源泉は、素直さにあります。
あれだけ頑固だったという人が、
拍子抜けするほど素直に自分の非を認めた瞬間に、
かわいげは醸しだされます。
これはそれなりにプロフェッショナルとしての実力を蓄えており、
ベースに自分に対する信頼感や自信がなければ難しいのです。』


なるほど、「かわいげ」ひとつとっても奥が深いのですね。

継続的に売れるセールスパーソンになるためには
ある種の修業のように、
自分の「魂」を鍛えることでもあるのかなぁ
と本書を読んで思いました。

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駅前でうちわをまいてきました!

2009年07月24日 08時50分14秒 | 職場の話題
店の宣伝活動の一環として、
きのう店の近くの駅前でうちわをまいてきました。

本来なら店の責任者がバイトを使ってやる作業なので、
副事業部長がやらねばならない作業ではないのですが。

あえて僕がやってきました。

理由はいろいろあるのです。
いま、店は夏のかき入れ時で忙しく
サポートしてあげる必要があるということや、
うちわという季節ものを
いつまでも店に放置しておくことができず
迅速に行動する必要があったということもあります。

ただ、もっと重要な理由は、
あたらしく店長なった部下に責任と自覚を持ってほしいという
育成面にありました。

計画していたことをぐずぐず放置していたら
周りに多大な迷惑をかけてしまうということ。
段取りをきちんと立てれば、
大抵のことはできてしまうということ。
怖気づくことであっても
勇気をもって対処するということ。

アルバイトでもできる「うちわまき」による宣伝活動ですが、
意外と嫌がる社員が多い。
それならアルバイトを動員してやればいいんですが
それもできない。

やっていないことに対して
ものすごい叱責したのですが、
それでもできない。

甘いなぁと思う方も多いかもしれませんが、
このうまくイベントを切り盛りできない新人店長に
僕自身が率先して見本を見せないといけないと判断しました。

だから、炎天下の中、駅前で一人でうちわまき。

もっといい方法があったかもしれませんねぇ。
その部下と一緒にやらないと意味がないという意見もあるかもしれません。

でもこれは僕自身の試練でもあると思いました。

ビラ配りの経験がある人は
少しはわかってもらえるかもしれませんが、
あれって受け取りを拒否されると、
多少自尊心が傷ついてしまうんですよね、ナイーブですが。
組織のリーダーになって少々天狗になってる部分もありましたので、
なおさら自尊心を傷つけられるのが正直嫌だ。
そんなやわな自尊心を叩き直す意味もありました。


部下はわかってくれるでしょうか?
僕の行動をみて奮起してくれるでしょうか?
副事業部長にやってもらってラッキーと思っているようでは
もう先はないかもしれませんね。彼にとっても瀬戸際だと思います。
言葉で言わないとわからないっていうことでもないと思っています。
見て感じて、それでも意気に感じないならば
お客様と接するサービス業には向いてないと思います。


うちわまきの成果は
意外と、うちわをもらってくれる人が多くて
結構いけるかも!?

今度は絶対部下にさせます。「ひとりでうちわまき」


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ポルシェ、VWが逆買収へ…社長ら“解任”(読売新聞)

2009年07月24日 07時34分03秒 | 経済ニュース
ポルシェ、VWが逆買収へ…社長ら“解任”(読売新聞) - goo ニュース

なんだか、ややこしい話になっていますね。
投資ファンドが絡んでいるんでしょうか。

1月にフォルクス・ワーゲンを子会社化したポルシェが、
逆にフォルクス・ワーゲンに買収されるそうです。

そこには現在フォルクス・ワーゲンの監査役会会長になっている
ポルシェの創業者も一役買っており、
VW買収を進めてきたポルシェの社長が
事実上解任されるなど複雑な様相を示しています。


これも金融危機の余波ですかね?

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幸之助論 ジョン・P・コッター著

2009年07月24日 00時40分22秒 | 書評  ビジネス系
アメリカのリーダーシップ論の大家コッターが執筆した
「松下幸之助」の評伝です。

経営の神様、松下幸之助をコッターから見ると
どのように見えるのか大変興味がありました。


―目次―
序章  経営の神様
第1章 偉業の源泉
 1 故郷を失った少年
 2 苦難を原動力にする
 3 新興産業との出会い
第2章 企業家の誕生
 4 自分だけが信じる夢
 5 型破りの経営戦略
 6 大不況下での成長
第3章 独創的カリスマ
 7 会社の社会的使命
 8 事業部制の創設
 9 戦争と経営のはざまで
第4章 総合的リーダーシップ
 10 どん底からの復活
 11 世界を覆う松下ブランド
 12 自己と闘うリーダー
第5章 理想のリーダーシップへ
 13 人間の本質の研究
 14 「成長」への信頼と実践
 15 理想的指導者の育成

松下幸之助という偉大な経営者は、
幾たびの苦難に出会いながら、
そのたびごとに強くなっていったことがよくわかります。

ひとつは肉親の死。
ひとつは自身の健康問題。
ひとつは起業時の壁。
最後に敗戦後、財閥指定を受けたとき。

松下電器が財閥指定を解除され、
再出発を図った1950年(昭和25年)。
すでに松下幸之助は56歳になっていました。
そこから松下電器はさらに巨大企業への道を歩むことになるのです。

晩年、松下幸之助がPHP活動と松下政経塾にうち込んだのも
何だかわかるような気がします。


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2011年新聞・テレビ消滅 佐々木俊尚著 文春新書

2009年07月23日 00時06分37秒 | 書評  ビジネス系
部数減少や広告費の減少など
新聞のビジネスモデルが破たんしているということは
だいぶ前から言われ続けていることです。

ここにきてテレビのビジネスモデルにも陰りが出始めています。

社員に高収入を保障してきたテレビ局になにが起こっているのか、
それをマスメディアの内情とネット業界に詳しい著者が
解説をしてくれたのが本書です。




第1章 マスの時代は終わった
第2章 新聞の敗戦
第3章 さあ、次はテレビの時代だ
第4章 プラットフォーム戦争が幕を開ける

要するに、従来のメディアが対象とするひとくくりの大衆(マス)が
消滅してしまったのに、未だに新聞・テレビは
マスを相手に商売をしているところが
衰退の原因であるとしています。

本書は、地上デジタル放送が始まる2011年が
ターニングポイントであるとしています。

栄枯盛衰は世の常であり、
その理はさすがのテレビ業界であっても
免れないということなのでしょうか?

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「最悪のタイミング」 解散めぐり閣僚発言相次ぐ

2009年07月22日 07時31分27秒 | Weblog
やっと衆議院が解散されました。

「最悪のタイミング」 解散めぐり閣僚発言相次ぐ 産経新聞より
自民党にとっては「最悪のタイミング」とはいっても
麻生内閣発足以来、一向に解散に踏み切れなかったせいでしょう。
任期満了はもう目の前に来ていて
選択肢が残されていないこの時期になって
ようやく「やぶれかぶれ」に解散することになっています。

政治家にとって、選挙に当選することは何をおいても大事なはず。
その選挙の時期を決めることができなかった政治家を党首にいただく
政党に、本当に大事なことを決断できるのでしょうか?



週刊誌各誌が議席予測を出しているようです。(JCastニュースより)


長らく続いた自民党単独一党支配。
自公連立政権から自民党が政権の座より陥落する時代が
ついに来るのでしょうか!?

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「戦う組織」の作り方 渡邉美樹著 PHP新書

2009年07月22日 00時06分10秒 | 書評  ビジネス系
以前は、とにかく組織をまとめていくためにはどうすればいいのか
に腐心していましたが、現在はいかに組織に成果を出させるために
構成員を鼓舞・指揮していけばいいかを考えています。

成果を出させなければ、
会社員としては報酬をもらう意味がありません。

現場で悪戦しながら、
何かヒントを得られないか本を読む毎日です。

本書は、あの居酒屋チェーン「ワタミ」の創業者渡邉美樹氏の最新作です。


―目次― 
第1章 100年続く「強い組織」をつくるために
第2章 成長を続ける「戦う組織」の作り方
第3章 組織を引っ張る「戦うリーダー」の条件
第4章 「戦う部下」を育てるリーダーの力の磨き方
 ◆リーダーの資格とは?
 ◆リーダーに求められる仕事とは?
 ◆「叱れない」「嫌われたくない」では上司失格
 ◆厳しくも公正な部下評価を
 ◆リーダーが身につけておくべき「力」とは?
 ◆仕事をする上での「幸せ」とは何かを考える

最初の第1章から第3章は今回の書き下ろしで、社長を退く渡邉氏の
ワタミ社員に向けのメッセージみたいなものなので、
読み飛ばしてもいいかなと思います。
ワタミの社員にとっては大切なことが書かれていると思いますが。

一般読者にとって秀逸なのは、第4章です。
とくに「思考の3原則」は重要です。
① 目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。
② 物事の一面にとらわれないで、出来るだけ多面的に、
  でき得れば全面的に見ること。
③ 何事によらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えるということ。

渡邉氏は、これを部下の資質、能力を見極めるときにも
応用できるとしています。

① 部下の現在の状態だけで、
  その人が備えている資質や能力を判断しないこと。
② 部下の資質や能力をできるだけ多面的、全面的に見ること。
③ 表面的な現象のみにとらわれるのではなく、
  なぜそうなっているのか、根本原因を考えること。

本書全体は、「部下を厳しく育て上げる」という考えで貫かれていますが、
よく読んでみると、部下の個性や職場の状況に応じて
叱り方、褒め方を変えるべきであるとしています。
渡邉氏自身信頼関係を結べていない部下を
頭ごなしに叱ったりしないと述べており、
単純な厳しさだけを求めているわけではないことが
よくわかります。

直属の上司からは、もっと部下を叱れ、おまえは甘いと
よくいわれますが、叱れば成果が出るとは全く思っていません。
むしろ頭ごなしに叱れば、短期的に成果は上がっても
持続的には成果は上がらないと確信しています。

むやみに叱らないのは、それでは成果があがらないと思うからです。

上司になってから、
部下に嫌われたくないと思ったことは
一度もありませんねぇ。

どうせなら好かれたいとは思いますが、
年上部下が多かったせいか、
嫌われたくないから言いたいことが言えないというよりは
一方的にいってもこの人は理解できないと思うため、
理解できるように伝えようとずっと思っていました。

その意味で「上司の役割」を果たそうと思っています。




16歳の教科書

2009年07月21日 00時08分36秒 | 書評 その他
サブタイトルは「ドラゴン桜」の副読本。

なぜ学び、何を学ぶのか、
国語、数学、英語、理科、社会、そして心理?
それぞれの科目を代表して有名講師が
学ぶ意義を明快に語ります。

16歳といえば、義務教育から解放されて自らの意思で
高校に進学した年齢になります。
でも、勉強する意義がわからず、
なんのために勉強するんだろうと自問する多感な年頃でもあります。

そんな16歳に向けて語りかけた本書。
大人が読んでも面白いです。



一番感銘を受けたのは「社会」藤原和博先生の講義ですね。
よのなか科や公立中学の「夜スペ」で有名な先生ですが、
出身はリクルートで、現在は大阪府の特別顧問をしています。


『夢も目標も見えないのに、なんのために勉強しているのか?

なんのために働いていくのか?

そして、なんのために生きているのか?

僕は「クレジットを高めるため」という言い方をしています。』

クレジットというのは、
他人からもらえる信頼や共感、信任の総量のことを言うそうです。

夢や希望のためだけではなく、
ましてや金や地位や名誉のためではなく
「他人からの信頼を得るために」
勉強し、働き、生きる。

16歳の当時ならピンとこなかったこの言葉も
夢実現の挫折を経験し、なんとかここまで生きて
30代になった今ならすごくよくわかり納得できる言葉です。

「他人からの信頼」すらいらないとなったら
勉強も労働もましてや社会生活すら必要ない自由な生活が
できるかもしれませんが、
他者から信頼されない自分を想像すると
やっぱり生きにくいように思います。

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上司を動かすフォロワーシップ 吉田典生著

2009年07月20日 00時48分39秒 | 書評  ビジネス系
本書に興味を持ったのは、
部下としての動きを知りたいというよりは
上司として、部下の動きのあるべき姿を知りたい
というためでした。

巷間、リーダーシップに関するビジネス書はたくさんあり、
それよりも数は少ないですが最近はフォロワーシップに関する
ビジネス書も多くなってきました。

ただ、上司が知っておくべき部下のあるべき姿を解説した本は
少ないかなと思います。
本書は、組織全体に成果を上げさせるために
部下はどのような心構えでどのような動きをすればいいのか
について書かれているので、
部下をそのように育てることができれば
組織に成果を生み出すことができるようにも思います。



第1章 リーダーシップの限界
第2章 フォロワーシップの可能性
第3章 フォロワーシップを生む二つの力
第4章 フォロワーシップの実践
第5章 フォロワーシップを切り拓く4つの扉

本書を部下が読んで、
リーダーの個性を活かし、能力を引き出すように
部下が自力で育ってくれればこんなに楽なことはありませんが、
大抵それは夢物語です。
もしこれを読んでいる部下がいたら
その人はきっとすぐに部下を持つ立場になるでしょうね。

最近フォロワーシップ論が台頭しているのは
一時期就職氷河期で新規採用を手控えていた企業において
後輩がいないまま中堅になった社員の
組織をまとめる力が育成されていない
不満の表れかもしれません。

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第一生命からのお知らせ

2009年07月19日 10時47分33秒 | 経済ニュース
第一生命から株式会社化・上場に関するお知らせがきました。

株式会社にする目的には、
現在の相互会社から、より柔軟な経営戦略を取りうる株式会社という
組織形態に会社の仕組みを変更し、かつ上場することが必要と判断した
とあります。

株式会社化・上場のスケジュールでは、
平成21年7月から12月の間で
寄与分に応じて、割当株式数の通知があるそうです。

送られてきた書類の中には
意見書集があって
「法律事務所による相互会社から株式会社への組織変更」
が添付されていました。

第一生命の顧問弁護士は
岩倉正和弁護士(西村あさひ法律事務所)が務めているんですね。
西村あさひ法律事務所HPのプロフィール

岩倉弁護士といえば、ブルドックソース・スティール事件が有名です。
ブルドックソース・スティール事件とは、
2007年6月、ソース会社であるブルドックソースを買収しようとした
アメリカの投資ファンドスティール・パートナーズの関連会社に対抗して、
ブルドックが全株主に1株につき3個の新株予約権を発行して、
スティール以外の株主には新株予約権1個につき1個の株式と、
スティールについては株式相当額の金銭を交付することを
あらかじめ株主総会の特別決議を経ておこなって、
新株予約権を買い取る手法等により
スティールによる持ち株比率を4分の1に引き下げようとした事件です。
スティールが新株予約権の行使の差止めなどを求めましたが、
最高裁は適法と認めスティール側の差止請求を却下しています。

M&Aにより外資に国内企業が買収されようとした事件で
国内企業が勝った事案でした。

第一生命は、企業法務で有名な弁護士を擁して
相互会社から株式会社への組織変更という
壮大な実験を行おうとしているんでしょうね。

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一生モノの勉強法 鎌田浩毅著

2009年07月19日 00時03分49秒 | 書評  ビジネス系
勉強というと、他人から強いられているようなニュアンスがありますが
内発的な動機と外発的な動機とでは、
同じようになにかに駆られて動くととしても雲泥の差があるように思います。

大人の勉強は、どちらかというと
内発的な動機に駆られて動くという傾向の方が強いように感じますが
いかがでしょう?

さて京大の有名教授、鎌田先生は勉強本も書いておられます。

「一生モノの勉強法」


時間管理の達人や、
一定の成果をあげている方の言うことは大体共通しています。

ただ、それぞれに少しづつ異なっているところに
オリジナリティがありそうです。

大人の勉強は「読書」が基本なので、
本書でも読書の章が設けられており、
「読む力」をつける方法が伝授されています。

・書店に行く習慣を持つ
・入門書は最低3冊買う
・不得意な分野は児童書を見る
・ビジネス書は「インデックス法」で読む
など

この本もビジネス書なので、「目次と項目」をみて
まずは自分の関心のある項目から読んでいくのが
いいのではないでしょうか。

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成功術 時間の戦略

2009年07月18日 10時41分17秒 | 書評  ビジネス系
京大・総合人間科学部の教授、鎌田浩毅先生の著書です。
著書といっても、先生の専門の火山地質学ではなく
京大の講義「活きた時間」で語られたエッセンスをまとめたものです。



大学の授業のいわゆる教養課程や特別講座では
結構面白い授業がなされています。
社会人として生きていく知恵のようなものを大学で
教えてくれるんですね。

本書の内容の講義もその一つです。

『人間としてのトータルな成功を達成するための
具体的な方法について、「時間の戦略」という切り口で論じる』
ことが本書のコンセプトです。

内容は、
第1章 「時間管理の戦略」から始まり、
第2章 「人に負けない武器を持つ方法」
第3章 「人間関係の戦略」
第4章 「フレームワークの利用術」
第5章 「戦略的な読書家になる」
第6章 「効率的に教養を身につける方法」
第7章 「無意識活用法」
第8章 「クリエイティブになる方法」
第9章 「オフ」の戦略
などなどがあります。

全体のコンセプトは『活きた時間』をどれだけ持つかにあります。
「活きた時間」とは
現在過ごしている時間が、
未来の創造に向けて活かされているような時間

をいいます。


時間は無限にあるように思っていますが、
人間に「死」が訪れるかぎり時間は有限であり、
その時間の使い方が人生を豊かにするか
貧しいものにするかの別れ道になりそうです。
でも、時間を無為に過ごす人って意外と多いように思いますね。

個人的に関心があったのは、
戦略的な読書家になるという章の、「本には構造がある」という項目。
「目次にある大きな章立てと中見出しをみて、
興味ある項目から読んでみる。」
項目が面白くなかったら、現在の自分とは縁がなかったとおもう発想が
おもしろかったです。

あとは、「本に読まれるな」という項目。
「読者の頭の中で、
他人の思想が自由自在に駆け回るのが読書であるはずだが、
それが高じるとだんだん自分の見方や考え方が消えていき、
他人に頭を支配されたような状態になってしまう。」

読書には多大な効用があると思いますが、
受け身の姿勢では何も身につかないでしょうね。
自分なりの見方、考え方を身につけないと
本当の意味で読書の効果は得られないのだろうと思います。

第6章 効率的に教養を身につける方法も
現在の僕にとっては勉強になりました。

「人物の広さは教養の深さと比例する」
本書で挙げられていた教養は「音楽」と「美術」で
教養の王道は「古典」だそうです。
自分の眼を肥やしていくことが大事だそうです。

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