ストーリーとしての競争戦略を読んで興味を抱いたのが
競争戦略には、「ポジショニング」(SP)という考え方と
「組織能力」(OC)という考え方の二つの流派があり
この二つの基本的な戦略観では意図する「差別化」の
タイプが異なるという指摘です(p.113)
ポジショニングとは「他社と違ったことをする」という戦略観で
組織能力とは「他社と違ったものを持つ」という戦略観だそうです。
一方が他方よりも「正しい」とか「強力」な論理だということでは
なく実際には両者が組み合わされる場合もあるが、
欧米企業はSP戦略に、日本企業はOC戦略に
傾斜しがちであると指摘されています。
他社が簡単には真似できない、組織に定着しているルーティン
いわゆる「物事のやり方」がOC戦略の正体といわれています。
確かに、真似されやすい『差別化』と
真似されにくい『差別化』というのはあるように思います。
単純な低価格戦略は「真似されやすい」ですが
長年の業務改善で効率的な業務運営による
低コスト化で実現した低価格は「真似されにくい」でしょうね。
以前ブログに書いた「上質か手軽か」というトレードオフは
SP戦略のひとつですが、
組織に特有の鍛え方によりアルバイトを熟練させる手法は
OC戦略といえるでしょう。
一言で「差別化」といっても
さまざまな見方ができることが
僕には新鮮でした。
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競争戦略には、「ポジショニング」(SP)という考え方と
「組織能力」(OC)という考え方の二つの流派があり
この二つの基本的な戦略観では意図する「差別化」の
タイプが異なるという指摘です(p.113)
ポジショニングとは「他社と違ったことをする」という戦略観で
組織能力とは「他社と違ったものを持つ」という戦略観だそうです。
一方が他方よりも「正しい」とか「強力」な論理だということでは
なく実際には両者が組み合わされる場合もあるが、
欧米企業はSP戦略に、日本企業はOC戦略に
傾斜しがちであると指摘されています。
他社が簡単には真似できない、組織に定着しているルーティン
いわゆる「物事のやり方」がOC戦略の正体といわれています。
確かに、真似されやすい『差別化』と
真似されにくい『差別化』というのはあるように思います。
単純な低価格戦略は「真似されやすい」ですが
長年の業務改善で効率的な業務運営による
低コスト化で実現した低価格は「真似されにくい」でしょうね。
以前ブログに書いた「上質か手軽か」というトレードオフは
SP戦略のひとつですが、
組織に特有の鍛え方によりアルバイトを熟練させる手法は
OC戦略といえるでしょう。
一言で「差別化」といっても
さまざまな見方ができることが
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