フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

成功術 時間の戦略

2009年07月18日 10時41分17秒 | 書評  ビジネス系
京大・総合人間科学部の教授、鎌田浩毅先生の著書です。
著書といっても、先生の専門の火山地質学ではなく
京大の講義「活きた時間」で語られたエッセンスをまとめたものです。



大学の授業のいわゆる教養課程や特別講座では
結構面白い授業がなされています。
社会人として生きていく知恵のようなものを大学で
教えてくれるんですね。

本書の内容の講義もその一つです。

『人間としてのトータルな成功を達成するための
具体的な方法について、「時間の戦略」という切り口で論じる』
ことが本書のコンセプトです。

内容は、
第1章 「時間管理の戦略」から始まり、
第2章 「人に負けない武器を持つ方法」
第3章 「人間関係の戦略」
第4章 「フレームワークの利用術」
第5章 「戦略的な読書家になる」
第6章 「効率的に教養を身につける方法」
第7章 「無意識活用法」
第8章 「クリエイティブになる方法」
第9章 「オフ」の戦略
などなどがあります。

全体のコンセプトは『活きた時間』をどれだけ持つかにあります。
「活きた時間」とは
現在過ごしている時間が、
未来の創造に向けて活かされているような時間

をいいます。


時間は無限にあるように思っていますが、
人間に「死」が訪れるかぎり時間は有限であり、
その時間の使い方が人生を豊かにするか
貧しいものにするかの別れ道になりそうです。
でも、時間を無為に過ごす人って意外と多いように思いますね。

個人的に関心があったのは、
戦略的な読書家になるという章の、「本には構造がある」という項目。
「目次にある大きな章立てと中見出しをみて、
興味ある項目から読んでみる。」
項目が面白くなかったら、現在の自分とは縁がなかったとおもう発想が
おもしろかったです。

あとは、「本に読まれるな」という項目。
「読者の頭の中で、
他人の思想が自由自在に駆け回るのが読書であるはずだが、
それが高じるとだんだん自分の見方や考え方が消えていき、
他人に頭を支配されたような状態になってしまう。」

読書には多大な効用があると思いますが、
受け身の姿勢では何も身につかないでしょうね。
自分なりの見方、考え方を身につけないと
本当の意味で読書の効果は得られないのだろうと思います。

第6章 効率的に教養を身につける方法も
現在の僕にとっては勉強になりました。

「人物の広さは教養の深さと比例する」
本書で挙げられていた教養は「音楽」と「美術」で
教養の王道は「古典」だそうです。
自分の眼を肥やしていくことが大事だそうです。

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