フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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王の逃亡 小説フランス革命 7 (小説フランス革命) (集英社文庫)

2012年03月31日 15時31分17秒 | 書評 小説系
王の逃亡 小説フランス革命 7 (小説フランス革命) (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社


フランス国王ルイ16世の一家が、
パリを脱出、逮捕された事件を描いています。

世に言う「ヴァレンヌ事件」です。

本書が特徴的なのは、
この脱出劇をルイ16世の視点から描いている点です。
マリー・アントワネットの愛人と噂されたスウェーデン貴族フェルセンも、
ルイ16世から見ると間抜けなイケメンでしかありません。

マリーアントワネット視点の作品は数々あれど、
暗愚とされたルイ16世から見た脱出劇は
あまり類書がみあたらないのではないでしょうか。


見せ場の多いフランス革命の中でも、
ヴァレンヌ事件はそれまでかろうじて維持されてきた
国王の権威が失墜していく転機となり、
その後の国王夫妻処刑の悲劇につながっていく事件なだけに、
ハラハラ、ドキドキする局面の多い作品に仕上がっています。

そして、佐藤賢一は
やっぱりすぐれたストーリーテラーだということを
証明した作品にもなっています。

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【映画】『マーガッレット・サッチャー 鉄の女の涙』

2012年03月26日 00時33分13秒 | 映画
久しぶりに映画館で映画を観ました。

『マーガッレット・サッチャー 鉄の女の涙』


妻であり、母であり、そして英国初の女性首相。
政治思想やその手腕はともかく、生き方は最高にかっこいい。

しかし、その栄光に満ちた半生も
決して順風満帆だったわけではなく
想像通り多くの抵抗と反発と、
そして挫折にも満ちた半生でした。

その人生を支えたのが夫デニスであったわけですが
「平凡な妻では終わらない」と宣言した彼女が
夫の死後、認知症を患いその幻影を追い求めるというのは
なんとも皮肉です。

が、それがとても人間らしい一面でもあり、
鉄の女といわれ、フォークランド紛争を乗り切り
80年代後半の世界をレーガンとともに牽引した
毀誉褒貶の激しい女性リーダーの知られざる孤独と苦悩を
見事に描いているように思います。

日本に女性首相が誕生する日は来るでしょうか。


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つぶれる会社には「わけ」がある

2012年03月25日 00時44分24秒 | 書評  ビジネス系
副題で「ストーリーでわかる経営・会計・税務の“罠”」
とあるように、物語仕立てで会計・税務の側面から
会社経営の落とし穴が解説されています。

「対価に見合う以上の重要な価値をいかに顧客に提供できるか」
が大前提であるとはいえ、事業や会社は生き物なので、
その成長段階で様々な問題が生じてきます。

それまでうまくいっていたことが
成長する過程で逆に、
障害になったりすることもざらです。

経営が軌道に乗り始めたらそれで何もかもうまくいく
というほど簡単でもありません。
経営が軌道にのっても注意しないといけないことは
たくさんあります。


真の経営資源はお金と時間であり、
この二つの資源を無駄に使ってはならないというのが
本書の主張の核心です。

「現金が回っていれば絶対につぶれない、
逆に現金が回転し続けないと商売は続かない。」
サラリーマンのままだとなかなかこの発想が理解できないのですが、
事業を運営していると、資金の回転がとても重要だということに
気がつきます。

現金が回らない状態を具体的にいうと、
要するに売掛金がいつまでも現金化しない状態や、
在庫資産や未収金が多い状態をいうようです。

そういえば、ある経営者が言ってました。
「現金支払いは出来るだけ遅く、現金回収は出来るだけ早く」

手元に多くの現金を有しておくことが、
現金を回すコツといえるでしょうか。

・起業時は固定費を出来るだけ下げるということ
・人件費を固定費から変動費に移行させる工夫をするということ
・売掛金を出来るだけ早期回収して現金の回転率をあげること
以上の3点がポイントといえるでしょう。



個人的には第6章、第7章が秀逸。
第6章では成功をもたらす法則が語られています。
1.こだわりをなくす
2.キャッシュフローを重視する
3.マネジメント力を強化する
4.社長は引き際を心得る
以上4点です。

キャッシュフロー経営は本書の核心といえますが、
その上でマネジメント力の向上に言及している点が目を引きます。



つぶれる会社には「わけ」がある―ストーリーでわかる経営・会計・税務の“罠” (日経ビジネス人文庫)
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社


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キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック

2012年03月23日 21時19分23秒 | 書評  ビジネス系
新年度、新規顧客の獲得を目指して
広告のキャッチコピーを考えています。
定期的にキャッチコピーを考えなくてはなりません。

折り込み広告ではさまざまなチラシが入っており
同業他社のチラシを丹念に見てキャッチコピーを
研究していますが、大手になればなるほど
無難な文句に終始しているように思います。

本書「キャッチコピー力の基本
ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック」によれば
キャッチコピーを作るうえで
考慮しておかなければならない3つの基本があるそうです。


その1 自分に関係があると思ってもらう
→確かに自分に関係のない内容に人は興味を惹かれません。

その2 強い言葉を使う
→要するに常套句を避けるということです。
業界特有の決まり文句が氾濫しているチラシは
やはり無難ではあるもののインパクトにかけてしまいます。

その3 相手の心に「何で?」をつくり出す
→チラシの中身を読んでもらうためです。
まずは、チラシの続きを読んでもらわないと
次の段階にすすめません。


その上で、応用として

1 「言い切り力」をつける
2 「読み手」に考えさせる
3 「語呂のよさ」を考える
4 「比喩力」を磨く
5 「名言」を貯金する
6  「組み合わせ」て化学変化を起こす
7 「造語力」を身につける
8 「ストーリー」を喚起させる


本書では、様々な実例があげられ、
普通の文句が改善されたコピーとして
見本が載っています。

まずは、基本的な力を身につけるというのは
どんなことでも同じであるようです。

キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック
クリエーター情報なし
日本実業出版社



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年明け2ヵ月半の怒涛の日々が過ぎて・・・。

2012年03月15日 19時39分25秒 | 店舗経営
妻の尽力で確定申告も間に合い、
年明け以来続いていた店舗での数々のイベントも
いよいよフィナーレを向かえ、
やっと落ち着いてきました。


今後は、新年度の準備と新規顧客の開拓が続きます。

例年のことですが、
年明けからこのあたりまでが一番しんどい時期です。
1年を通じて、繁忙期、閑散期は数々ありますが、
特に今年の年明けからは忙しい日々を送りました。
それだけに鍛えられる時期でもあります。

時間の使い方とか、
仕事の回し方とか
人への指示の出し方、人を動かす方法とか
まだまだ工夫の余地はありそうな気がします。

忙しい時期は目の前の仕事を
ひとつ一つこなしていくことに精一杯で
あっという間に時間が経ってしまいます。
店舗に入ると、怒涛のごとく仕事をこなし
気がついたら閉店の時間ということも少なくありません。

それだけに、顧客の変化や些細なミスを見逃すことも多く、
それが顧客クレームにつながっているかもしれないと
反省することがあります。
もう少し全体を見渡せる地点に立ちたいのですが、なかなか・・・。


これも今後の課題として捉えたいと思います。



春は、別れと出会いの季節。
「別れ」があるのは辛いですが
それも成長の糧と前向きに捉え
新しい「出会い」に期待したいと思っています。


そういうことが期待できるくらいの余裕と規模に
店舗は成長したように思っています。



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禍福はあざなえる縄の如し

2012年03月07日 21時06分56秒 | 店舗経営
もしくは、人間万事塞翁が馬。

良いことがずっと続けば良いですが
そんな都合のよいことばかりではないのが世の常。
逆に悪いことばかりが続くわけでもありません。
努力が報われることもあるだろうし、
報われないこともある。

次々と起こる身の回りの出来事に
あまり振り回されないようにしたいものです。

今週は、感謝と怒りの声を交互にお客様から頂き
冒頭のようなことを考えた次第です。

お客様に対してそんなに異なるサービスの提供を
しているわけではないのですが
成果の出るお客様と成果の出ないお客様がいます。
お客様の個性に応じてサービスを提供できればいいのでしょうが、
それにも程度と限度というものがあります。

好意で提供したサービスが全く仇となるケースもあり
ほんとよくわからん!というのが本音です。


怒りの声を頂いたお客様には
好意で半年間無料のサービスを提供していたのですが
それを全くご理解いただけないまま
全く成果が上がらないといって電話で一方的に
罵倒された挙句捨て台詞をはかれ電話を切られました。


このまま無料サービスを受けているだけでは成果は上がりませんよ
と伝えているにもかかわらず都合のよい言葉にだけ耳を貸し、
都合の悪いことには耳をふさぐ。
有料サービスの勧めには抵抗を示し、
無料のままさんざん施設を利用しておいて、
あげく捨て台詞を吐いて辞めるって
世の中にはいろんな人がいるもんだなぁと
不思議に思います。

成果があがらないならあがらないで
サービスの利用を打ち切るのはぜんぜんかまわないのですが、
それならそれで取るべき態度というものがあるはずだと
常識的には思うのですが。



お客様は神様なんですかね。



安請け合いはトラブルの元というのをよく学習しました。
好意でしたことが仇になりかなりへこみましたが、
また、明日から頑張ります。




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確定申告、期限迫る!

2012年03月06日 01時43分49秒 | 店舗経営
確定申告の期日が15日に迫っております。
私は店舗運営にてんてこ舞いになっているので、
確定申告の作業は、申し訳ないと思いつつ
妻にまかせっきりになっています。

レシート、領収書の類からクレジットカードの明細、
FC本部の経理システムの明細、預金通帳の出入りを
照らし合わせながら、弥生の青色申告に入力して
損益計算書と貸借対照表を作成しています。

事業を遂行する上での妻の役割はとても大きいです。


決算書の9割は嘘である (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎


決算書の嘘は「粉飾」か「脱税」しかないというお話です。

粉飾は利益を多くみせる嘘で
脱税は利益を少なくみせる嘘。

基本的に、大企業や非同族会社が決算書で嘘をつく場合は「粉飾」が多く
非上場同族企業が決算書で嘘をつく場合は「脱税」が多いらしい。

なぜか?

大企業や非同族会社では、
会社の業績をあげ利益を出すことが経営者の成績になり、
株主にも配当を出すことができるからです。
一方で非上場同族企業では、
株主は会社オーナーであり、
株主が経営者を兼ねている場合、
もともと株主の機嫌を覗う必要がないということもあります。
役員報酬の税金は、会社が利益を計上して
配当を出すときの税金よりも少なくて済むというカラクリがあります。
利益を出せば税金で持っていかれるため、
役員報酬という形で経費化して
経営者兼株主に還元されるという仕組みです。

利益もロクに出てないのに
役員報酬は高いという裏には
税金対策というカラクリがあったのです。

ただ、非上場同族会社でも
銀行に多額の借金を抱えていると
何が何でも黒字化を目指さなくてはならなくなります。
不良債権化を恐れる銀行が、赤字を嫌うからです。

日本の企業は7割が赤字とされています。
結局3割の企業しか法人税を払っていないことになるわけです。
だとしたら、景気が上がろうが下がろうが、
国家が法人税収入を見込める可能性はそんなに高くはない
ということなんでしょうか。

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