フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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仕事の取り組み方

2008年09月30日 23時44分38秒 | ビジネス実用
自分ができているかどうかは棚においといて、
後輩、部下には「楽しんで仕事をしてもらいたい」
ですね。

いやいや仕事をするとか、
会社に行きたくないと思いながら
責任感から仕事をしているなどと
後輩や部下から愚痴を聞くと
もっと楽しんで仕事をしたらいいのに
と、いつも思ってしまいます。

もちろん「楽しんで」というのは
同じ漢字ですが「楽をして」というわけでは
ありませんよ。


営業目標など、それぞれにあたえられた仕事上の目標はある
のですから、それを達成するために必死に努力するのは
会社から報酬をもらっている以上当たり前のことです。
その努力の仕方をもっと「楽しんで」したらと
アドバイスするのです。

会社のためにとか、
部署のためにとか、
上司のためにとか、
思ってしまうと、「なんで○○はこんなに努力してるのに
わかってくれないんだ」とか
「こんな会社にいて自分のためになるのかな」とか
「会社にいる甲斐がない」などと
思ってしまいますよね。


陳腐かもしれませんが、
「自分の仕事上のスキルを向上させるために
この場を借りている」というぐらいの気持ちで、
「目標を達成するための一つ一つの努力が
自分の能力を上げている」と楽しみながら
仕事と向き合うことはできないものでしょうか?

自分の意に沿わない仕事の中に
ひそかに自分の好きな意欲の高まる仕事を
アレンジして、仕事に取り組むことは
できませんか?

仕事のアレンジにまで会社は口出ししないし
する余裕もありません。

そんなにつらい顔をするぐらいなら、
もっと「楽しい仕事の仕方」を見つける工夫を
したらいいのにと二人の後輩と部下の愚痴を聴いて
思いました。



難しいですかね。


もっと仕事に太陽を!
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米下院、金融法案を否決

2008年09月30日 08時26分42秒 | 経済ニュース
米下院、金融法案を否決 ダウ終値、最大の777ドル安(朝日新聞) - goo ニュース

米議会下院は29日、
金融危機対策でブッシュ政権が創設を求めていた
不良資産の買い取り制度の法案を否決した。
公的資金を最大7千億ドル(約75兆円)投入することへの反対が
予想以上に強く、賛成205に対し、反対228で否決された。
これを受けて同日のニューヨーク株式市場は暴落し、
大企業で構成するダウ工業株平均の終値(速報値)は
前週末比777ドル安と、過去最大の下げ幅を記録した。


日本でも、公的資金すなわち税金を、
金融機関とはいえ特定の民間企業を救済するために
投入することには大きな反対があり、
導入には相当に困難な道のりでした。

いかに迅速な判断を行うアメリカとはいえ、
民間金融機関への税金投入は簡単なことではないようです。

アメリカ議会が金融安定化法案を否決したことで、
アメリカ経済の混迷はより深くなりそうです。

AIGが政府によって救済されたことで、
やや安心感が広がっていた金融界も
政府の取るかじ取りいかんでは
今後倒産する金融機関が続出する可能性も
ありそうです。

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凛とした生き方

2008年09月28日 11時00分03秒 | ヒマ話
宮崎あおい号泣!「篤姫」感動ゴールイン(サンケイスポーツ) - goo ニュース

中山国土交通相の辞任で揺れる政界ですが、
辞め方が確信犯的で論評の価値があるのか、
くだらない辞め方ですよね。
政治家がこれほどまでに
堕落しているのかを見事に示す一例です。

一方、

宮崎あおいの演じる「篤姫」は凛とした
女の生き方を見事に披露して、
素晴らしいなあと思います。

平成9年以降の大河ドラマにおいて
最高の視聴率をマークしているのも
うなづけるし、こんなドラマを好んで見る
日本人にも誇りが持てます。

「人」にとって何が大切で、何が大切でないかは
日々の生活で示していきましょう!

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会計とは何か 山本昌弘著 講談社選書メチエ

2008年09月28日 02時27分16秒 | 書評  ビジネス系
「司法に経済犯罪は裁けるか」の著者、細野祐二さんは
複式簿記を技術として体得しなければ
本当の意味で会計学を理解することはできないと
おっしゃっていましたが、
本書の著者、山本昌弘さんは会計学を理解するためには
アカウンタビリティのあり方を大づかみに理解すればよい
と説きます。

両者矛盾しているようですが、
細野さんは司法関係者への問題提起、
山本さんは必ずしも経理に専門家にはならない
学生や社会人への啓蒙書として書いているためでしょう。

会計とは何か 進化する経営と企業統治 (講談社選書メチエ)





組織の意思決定において重要な判断材料の一部を
提供する「管理会計」については興味があるため、
本書が「組織の経営管理に直接役立つ管理会計
というものについて、一般向けにわかりやすく紹介、
解説すること」をねらいとしていることに
強く惹かれました。

選書らしく、
新書よりは読み応えのある内容になっています。

管理会計の技術的な内容を習得するというよりは
歴史的背景や現在の会計を取り巻く環境を学び
会計に対する教養を深め、
今後のさらなる学習に役立てようというものです。


てっとりばやく管理会計のスキルをつかみたい
という方にはお勧めできませんが、
会計の本質を理解したいと考える方には
最初のとっかかりを与えてくれるのでないでしょうか。


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百寺巡礼 五木寛之著 講談社文庫

2008年09月27日 23時55分08秒 | 書評 その他
五木寛之が2003年から始めた古寺巡礼の旅。
すでに単行本の出版やテレビ化、DVD化されていますが、
9月に文庫本化が始まり第1巻が出版されました。

第1巻は奈良編




訪れた寺は、
室生寺・・・真言宗室生寺派大本山

長谷寺・・・真言宗豊山派総本山

薬師寺・・・法相宗大本山

唐招提寺・・・律宗本山

秋篠寺・・・単立の宗教法人

法隆寺・・・聖徳宗総本山

中宮寺・・・聖徳宗

飛鳥寺・・・真言宗豊山派

當麻寺・・・真言宗・浄土宗

東大寺・・・華厳宗総本山

古寺好きとしてはすべて行ったことがあると
言いたいところですが、このうちの有名な四寺
(薬師寺・唐招提寺・法隆寺・東大寺)だけですね。

「百寺巡礼」を読んで、室生寺や中宮寺にも
行ってみたくなりました。

奈良のお寺の雰囲気は、京都のお寺の雰囲気とは
だいぶ違います。中国大陸の影響をもろにうけている
雰囲気が伝わります。

奈良の古寺なので、聖徳太子や南都六宗の影響を受けている
のは理解できますが、意外と弘法大師空海の影響を受けている
お寺が多いのですね。
お寺も長い歴史のなかで、結構宗旨替えをなさっています。
たとえば、室生寺は最初は法相宗で、天台宗も兼ねて、その後
真言宗と天台宗の道場、現在は真言宗室生寺派の大本山です。
長谷寺は華厳宗から法相宗を経て真言宗の寺院になっています。

有名なお寺がどの宗派に属しているのかを知るのも
結構面白いです。

でも、この「巡礼の旅」の古寺選定ってどういう基準なのでしょうかね?
どうして、「興福寺」が入ってないんだろうとか?
言い出したらきりがないとは思いますが。

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世代を超えた人気がなぜ続くのか?

2008年09月26日 00時31分15秒 | ヒマ話
グーグルを特集していた今週の
週刊東洋経済の第二特集に
「三国志」ビジネスの秘密というものが
ありました。

 ↓ココ





「三国志」ブームがやってきているのですかね?
今、中国や韓国等で映画「レッドクリフ」が上映されており、
今秋日本でも、公開が予定されているからでしょうか。

記事によれば、1939年に出版された吉川英治の小説「三国志」が
日本の三国志の代名詞で累計1500万部売れているそうです。

その後、1971年出版の横山光輝のマンガ「三国志」が累計7000万部で
今の40代に影響を与えているのだそうです。

時代はくだって、1994年に出版された「蒼天航路」が累計1000万部、
1996年に出版された北方謙三の小説「三国志」が累計450万部で、
今の30代、20代に影響を与えているのではないかと分析しています。

三国志が特異なのは、小説や漫画だけでなく、人形劇や
ゲームなどの多彩な表現方法に利用されていることです。

とくにコーエーの「三國志」は1985年に発売され累計700万本、
2000年に発売された「真・三國無双」は累計1000万本売れた
そうです。
ゲーム制作会社のコーエーと言えば、「信長の野望」が
有名ですよね。週刊東洋経済には、伝説のゲームプロデューサー
シブサワ・コウ氏の談話も載っていました。

このように、多彩な表現方法に活用される題材である点が
「三国志」がさまざまな年代に人気のある理由だといえそうです。

今、僕が継続して読書中なのは三好徹の「興亡三国志」です。
全五巻で、最終五巻を読んでいる最中です。
有名な赤壁の戦いは第四巻で、孔明の知恵が光ります。
興亡三国志は、曹操の立場にたった物語ですが、
それでも諸葛孔明の知力は輝いていますね。


三国志はこれからも人気を持続させていくのでしょうかね~

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ビジネスマンのための読書力養成講座

2008年09月25日 01時00分22秒 | 書評  ビジネス系
小宮一慶さんの著書は丁寧でわかりやすく
気を衒うことなく物事を正統的に語るので、
安心して読むことができます。

ビジネスマンのための読書力養成講座
小宮一慶著 ディスカヴァー・トゥエンティワン





小宮流読書法は5段階あり
速読、通読レベル1、通読レベル2、
熟読、重読の五つの区分に分け、
それぞれの区分において読み方と
読むべき本が異なることを説いています。

速読は、求める情報を探すために、
要点を素早く把握するための読み方。

通読レベル1は、最初から最後まで
ふつうに読む読み方。

通読レベル2は、最初から最後まで、論点を整理し、
考えながら読んでいく読み方。

熟読は、注や参考文献を参照しながら
きっちり理解するために読む読み方。

重読は、生き方などに関する座右の書として、
何度も繰り返し読む読み方。


情報を得る読み方と、
思考レベルを上げる読み方とは
根本的に違うことをふまえた上で、
論理的思考力のレベルを上げることが
頭を良くすることだと述べています。


そして、
論理的思考の高い本を丁寧に論理を負う読み方で
読むことすなわち熟読が、自分の論理思考力をあげ、
頭を良くする読み方であると喝破しています。


世の中では、速読・多読の方法論であふれていますが、
それは多くの情報を得る方法であり、
論理を負う方法ではないため、
それでは、本当の意味で頭はよくならない!


もっとも、本を読む目的は何なのか?
ということは人それぞれなのでしょうね。

知識欲を満たしたい、
情報を得たいと思う人もいれば、
頭をよくしたいと思う人もいます。

目的に沿って読書法を変えることは
著者が述べていることです。



評論家で、「読書は現実逃避の表れだ」と
書いた方がいました。その言葉を読んだときは
いや~な気持になりましたが、
書いたその方こそ読書家だったので、
その言葉には深い意味があるように思いました。

なぜ本を読むのか?

僕が本をよく読むようになったきっかけは
本を読むことで救われたいと思うことが
あったからです。
露悪的にいえばそれは「現実逃避」だった
のかもしれませんが、僕にとって本を読む行為は
自分の存在を維持するぐらい大切な行為であると思っています。

今はビジネス書ばっかり読んでいますが、
僕の読書の原点は高校時代に読んだ
太宰治の「人間失格」で、あのとき受けた衝撃は
今でも忘れられません。
衝撃を受けた感性はもう失っていますが。

大学時代は、三島由紀夫と高橋和巳に
夢中になっていました。
もう今ではなんで夢中になってたのかも
わからないほどあの繊細な感性を喪って
しまいました(笑)

残念なことではありますが、
今読んでもおそらくあのとき受けた感動を
得られることはないと思います。

でも、太宰や三島や高橋に「救われた」ことは
確かですね~。


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NHKDVD クライマーズ・ハイ

2008年09月24日 10時34分19秒 | ヒマ話
映画「クライマーズ・ハイ」をみて、
NHKでもドラマ化されていることを知りました。

NHKドラマの方は絶賛されていたので
ぜひともみたかったのですが、なかなか見つけられず
レンタルビデオ店でたまたま見かけたときは
嬉しかったです。

探しているときはみつからず、
探していないときに見つかることって
よくありますよね~



映画の方では堤真一だった主人公が
ドラマの方では佐藤浩一です。

あらすじは、原作が一緒なのだから
ほぼ同じですが、ところどころ異なるところがあります。

ドラマでは神沢は死んでいなかったし、
読者投稿欄「こころ」への投稿の問題は
映画では取り扱ってなかったですよね。

映画は映画で迫力ある映像をメインにして、
筋書きも細かい部分は割愛して分かりやすい内容に
なっていたように思います。

ドラマの方は、茶の間でじっくり見る特性を活かして
迫力ある映像はなくとも、
丁寧な筋書きで、職場での上司部下の葛藤だけでなく
親子間の葛藤や日航機墜落での被害者や遺族の気持ちも
うまく描きだしていたように思います。
その点が評価されているのでしょうね。

映画とTVドラマ、どちらが優れているのかというよりも
それぞれの映像手法を活かした映像作りと
いうことなのではないかと思いました。

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金融リテラシーを身につけるために

2008年09月24日 00時50分44秒 | 書評  ビジネス系
金融分野に関する知識やそれを活用する能力のことを
金融リテラシーというそうです。

お金を知る技術 殖やす技術
「貯蓄から投資」にだまされるな
小宮一慶著 朝日新書



「いつも、お金お金お金」
お金の話をすると
普通の日本人の間では嫌がられます。

しかし、今回の米国の金融危機の例をあげるまでもなく
自分には直接関係のない金融関係の危機が
ダイレクトに日本経済に影響を与えますし
日本の市場の株価を不安定にします。


本書は、お金に左右されるのではなく
自分の人生を金銭的に自分でコントロールする
という感覚を持つことを基本コンセプトに
金融知識を身につけることを説いています。


構成は、
「お金を知る技術」と「お金を殖やす技術」とに
大きく分けて、「攻めるお金」と「守るお金」の違いから
「攻めるお金」の殖やし方、「守るお金」の殖やし方を
分かりやすく、丁寧に教えてくれています。

表面金利や実質金利の話だけでも、
金利の見方が変わってきますよ!

「コツコツ働いて、コツコツ貯める」
日本人の美徳を踏まえた上でのアドバイスは
耳を傾ける価値があると思います。

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魔王 伊坂幸太郎 講談社文庫

2008年09月23日 11時41分52秒 | 書評 小説系
優れた小説ってどういう小説をいうのだろう?

魔王 伊坂幸太郎 講談社文庫




どちらかというと推理小説が好きな僕は、
この次どう展開されるのか、
「犯人」がわかるというような謎解きを
普通の小説にも求めてしまいます。

もちろん、
普通の小説には犯罪が出てこないので、
犯人もいないわけですが、
小説の冒頭で提起されたさまざまな謎が
小説の結末に行くにしたがって
次々と明かされていくというのも、
推理小説的手法だと思うのです。

読み始めの段階で浮かんできたさまざまな疑問が
読み進めていくうちに解き明かされ、
なるほど~と思うところに小説を読む
醍醐味があって、読む爽快感を得られるように思うのです。


確かに、
難解な謎をかければかけるほど
それを解き明かす知恵が作家には要求されますが、
読者が納得するようなストーリーであれば、
その分傑作として評価される可能性も高いように思います。


「謎解き」を読者に任せるような手法は
文学作品としては価値が高いのかもしれませんが、
不完全燃焼のようなもどかしさだけが読者に残って、
読後の爽快感、良質な推理小説を読んだ後のようなすっきり感が
得られないように思います。


「魔王」には、いくつかの謎があって、

なぜ、安藤に特殊な能力が備わったのか?
なぜ、特殊な能力を使うと安藤の体調が悪くなるのか?
犬養はどこまで知っているのか?
ドゥーチェのマスターの登場が唐突で、
マスターにも特殊なの力があるのかないのか?

読んでいる際に生じた疑問が
最後まで曖昧で、安藤がなぜ死んだのかその理由は
結局わからずじまいです。


微妙な描写からそれらを推測せよということ
なのかもしれませんが、読んでいくうちに湧いてきた
疑問が、読み進むうちに解き明かされるであろうと思う期待に
結局答えておらず、この作品は評価が分かれると思います。


もっとも、
小説のテーマ自体には共感する部分もあります。

主人公の安藤が、犬養の政治姿勢やそれを熱狂的に
支持する国民の雰囲気に危惧感を感じたように、
現実を振り返ってみると、
小泉内閣が登場したときの熱狂感や
大阪府でいえば、橋下府政には
同じような「危うさ」を感じます。

大きな流れに主体性なく流されるのでなく、
少し立ち止まって冷静に考えてみる、
そういう思考のあり方もあっていいと
思います。

安藤の超能力のように
物はよく考えているかもしれないが、
自分で言う勇気はなく、
人に言わせてるっていうところが
小市民的発想でかえって共感を呼ぶのかも
しれませんが。

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プレゼンに勝つ図解の技術

2008年09月21日 20時47分14秒 | 書評  ビジネス系
会社の仕事に役立つかなと手にした本書

プレゼンに勝つ図解の技術 飯田英明著 日経文庫



プレゼンの資料などは我流で提示していたり
するのですが、結構分かりやすさ、見やすさなんかは
上司からチェックされていたりするものです。

プレゼン資料だけでなく、
会社のビジネス文書にはそれなりに
ルールがあって、それを知らないで
文書を作成していると恥をかいたりします。

本書では図解を使ってストーリーをまとめるポイントや
レイアウトの仕方、グラフの作り方の基本的な作法を
提示してくれます。

本書のあとがきにも記されているとおり
プレゼンやその資料作りは経験や慣れが大きく影響するので、
数をこなしてみる必要があると思います。

しかし、そのときに何の視点ももたずに
やみくもに数をこなすのではなく
基準を持って経験をこなすことが
大事です。

そのときの基準として本書は使いやすい
のではないかと思いますよ。

どんな仕事でも、やみくもにやるのではなく
何らかの視点と基準を持って取り組むのは
効率よく自分のスキルアップにつながるのでは
ないかと考えています。

これって「仮説思考」とつながる発想かもしれませんね~

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突然の出来事におどろいた!

2008年09月20日 11時44分24秒 | ヒマ話
今週1週間は大変しんどかったです。

世間でも、アメリカの金融危機に見舞われ、
激震が走ったと思いますが、

うちの事業部でも大きな激震に見舞われた
出来事がありました。

先週の土曜日に、事業部の幹部社員の一人が
懲戒解雇に近い形で退職に追いやられたのです。

1週間その対応に追われていました。

コスト削減のため、ぎりぎりの人数で
事業部を運営していた上に、突然の退職!

「一体、何すんねん」

その幹部社員の仕事がほぼすべて
ぼくの方に回ってきそうな予感です。

ますます忙しくなるなあ。

それでも、事務所開設は諦めません!
自分の事務所開設は長年の僕の「夢」ですから。

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流転の果て(下) 大塚将司著

2008年09月19日 00時29分05秒 | 書評 その他
流転の果て(下) 大塚将司著 金融財政事情研究会




下巻は91年から98年までの金融界の状況を克明に
記した内容になっています。

当時の金融界の舞台裏をスクープ記者の立場から
描いています。特に著者は東京・三菱銀行の合併の
過程に深く食い込んでいたので、その間の描写は
圧巻です。

ただ、本書を読んで違和感を感じるのは
新聞記者って取材対象にそんなに気負いこんで
取り組むものなのかということです。

本書で繰り返し出てくるのは、
日本の金融界に対して何もできなかったという
著者の悔恨の弁ですが、当事者でもない新聞記者に
日本の金融界を変えるほどの期待を
誰が与えているというのでしょう?

本書が98年までの金融界の描写で終わっているのは
著者が98年に日経新聞を辞めたからです。
辞める際に部下であった記者仲間に語るシーンが
エピローグに出てきます。

「やっぱり、新聞ってさ、世の中をいい方向に
導く役割があると思うんだよ。」

その気持ちは大切だとは思いますが、
その思い入れが強すぎると独りよがりとなって
取材対象と同じ感覚で動くことになるのでは
ないでしょうか?
政治記者が政治家・官僚と同等の目線で動いていて
違和感を感じた「官僚との死闘~」と同じ違和感を
本書でも感じました。

新聞記者って取材対象を一歩突き放して
もっと客観的にみているのかと思っていましたが
案外違うのかもしれませんね。
取材対象への思い入れの激しさが
新聞記者の原動力になっているのでしょう。

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AIGの救済で一服?

2008年09月18日 11時42分35秒 | 経済ニュース
AIG救済でも晴れない米金融不安、欧米市場の動向待ち(トムソンロイター) - goo ニュース


アメリカの金融危機はAIG救済で一服といった
ところですが、まだまだ不安定感は続きそうな予感です。
金融不安の真っ最中なので、
どの金融機関が破たんする可能性があるのか?
どの金融機関を救済するのか?
どのように救済するのか?
という問題に関心が集まってしまうのは
仕方がないことだとは思います。

が、そもそもなぜ金融最大手が
このような負債を抱えることになったのか?
お題目のように
「サブプライムローン関連損失で」
と一言いえば納得できます?


日経に詳しく説明がありました。

AIGは米国を中心に本業の生損保業務の利ザヤが
薄くなったことに対応して、証券化商品の保証業務や
住宅ローン担保証券の投資など多角化を進める。
       ↓
保証業務はAIGの高格付けを利用して、
投資銀行が組成した債務担保証券(CDO)などの
証券化商品の元利保証を投資家に約束する内容。
       ↓
保証残高は4千億ドル超と自己資本の5倍以上に達する。
       ↓
一方で、信用力の低い個人向け住宅融資問題の深刻化を受け、
格付け会社はAIGが保有する住宅ローン担保証券や
保証する債務担保証券の価値減損に注目。
AIG本体の格下げに動いた。
       ↓
このため、AIGは保証していた証券化商品の
元本返済を確実にするために、
現金担保を差し出す必要に迫られ、
資金繰りが急速に悪化した。
       ↓
AIGが今年6月までの1年間で計上した
信用関連の損失は計440億ドルに達し、
7-9月期でも100億ドルを超える損失を計上するとみられる。


この一連の流れで不正はなかったのでしょうか?
明白な不正はないとしても、顧客の一生涯を保障する保険会社が
不動産バブルと自らの高格付けを利用して利ざやを稼いでいた点に
倫理観の欠如をぬぐい切れません。

経営トップはもちろん経営責任を
問われることになりそうです。

一連の金融危機は、
好待遇の就職先として外資系企業をもてはやしていた
一部の日本社会の人たちにも冷や水を浴びせたことに
なるのでしょうね。
まあ、そういう人たちは機を見るに敏なところもあるので
また別の就職先をみつけて群がっていくのでしょうけど。

「禍福はあざなえる縄のごとし」ですよ!

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株価維持操作

2008年09月17日 11時38分05秒 | 経済ニュース
流転の果て(下)を読み進めています。

90年代初頭の株価下落時代は
株価の下落は政府の責任だと言わんばかりに
政府は株価の推移に神経をとがらせていました。

いつ頃から、政府はあまり株価に関心を示さなくなったのでしょうか?
いや、株価には関心があっても自らの内閣の信任のバロメーターと
感じなくなったのはいつ頃からなのでしょう?

小泉内閣が登場して、
自由競争を旗印に掲げてからでしょうか?

90年代のPKO(peace keeping operations (国連)平和維持活動)
にちなんで、政府が株価維持に乗り出すことを
PKO(price keeping operation 価格維持操作。)と呼んでいました。

いまや、その言葉が死語になるほど
株価に対する政策の是非を問う声は一つも聞こえてきません。

株式市場への政府の介入は言語道断だとは思いますが、
経済政策の無策が、株価低迷を招いていると考えられません?


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