フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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4ヵ月ぶりにブログ更新しました!

2014年08月31日 17時35分18秒 | 書評 その他
お久しぶりでございます。

夏のイベントがようやく終了し、ほっと一息ついて
ここ数カ月をふりかえりながらブログを書いているところです。


最近、思うところあって
再び「7つの習慣」を読み始めました。
日本での初版が1996年なので、
たぶん初版が発売された当時に読んでたと思いますが
記憶がおぼろげで、20代のころの自分が読んでもピンと
こなかったのだろうと思います。

ずいぶん遠ざけていました。

ふとしたきっかけで
手にとって読み始めたら、すごく面白く感じました。
ひとつひとつ腑に落ち、
納得できる言葉がたくさんあったし
自分のこれまでの経験に照らして
思い当たる節が多かったです。

7つの習慣-成功には原則があった!
クリエーター情報なし
キングベアー出版


たとえば、

・「影響の輪」と「関心の輪」という考え方
主体的な人は、努力と時間を自分が影響を及ぼすことのできる「影響の輪」の中にある事柄に集中させ、
影響を及ぼすことができない「関心の輪」に、ことさら働きかけない、という指摘。

・重要事項を優先する
物事に対して反応的な人は、「緊急だが、重要ではない領域」(第三領域)に振り回されているという指摘。


仕事の現場にいると、突然の来訪や多くの電話、問い合わせに始終対応することになります。
出勤から退勤までとてもよく働いた気分になります。
しかし、
本書によればそれは、反応的に他の人の優先順位や期待に振り回されているだけであり、
基本的に無責任な人生を送ることになる、と指摘されています。

なにが重要か重要でないか、主体的に判断しない限り、
効果的で、責任ある人生を送ることはできない、ということです。


このことは、仕事をしてそういう状況におかれて初めて実感できるはず。



物事が重要であるか否かの判断は
「生活の中心」に何を持ってくるかによって変わってきます。
本書では「正しい原則」を中心におくべきだと主張しています。


では、正しい原則とはなんなのか?

本書は人格主義の回復を唱えています。
「誠意、謙虚、誠実、正直、勇気、正義の土台となる公正さ、
忍耐、勤勉、節制、愛、信頼、人間の尊厳、奉仕、貢献」
といったもので、
真の成功とは「優れた人格を持つこと」としています。



激しい競争をしながら
厳しい経営にさらされれば、
無意識に反応的な対応をしてしまいがちになることもあるかもしれません。
それは、経営の中心に何を目的として事業を運営しているか
が明確ではないからだ、ということに気づきます。

売上がたたなければ売上が立つように、
利益があがらなければ利益があがるように、
経営するのが当然なのかもしれませんが、
それは本当に経営の中心にある「正しい原則」に
沿った行動や結果なのかどうか絶えずチェックする必要はあるでしょう。


話は変わりますが、

最近、大学受験予備校の代々木ゼミナールが
次年度全国20ヶ所の校舎を閉鎖することを発表しました。
大半は驚きと落胆・失望をもってうけとめられましたが、
一部には一等地にある豪華な設備の校舎を
ホテル等に業態変更する代々木ゼミナールグループの
深謀遠慮な経営戦略があると評価されています。

一気にリストラを実行し、
業態変更することで
短期的には利益の回復を図ることができ、
その見方は確かに正しいのかもしれません。

しかし、「正しい原則」からみてその経営判断は本当に適切だったのかどうか?

生徒や保護者、従業員の信頼を失う可能性を考慮して
いろいろな方策を検討した結果があれであれば、
問題は外から観察している以上に根深いかもしれません。

ホテル業界や不動産業界も決して「ブルーオーシャン」ではなく
「レッドオーシャン」から「レッドオーシャン」に飛び込んでるにすぎないようにも見えます。
本業は教育業である以上、
教育業界で、「レッドオーシャン」の中にある
「グリーンアイランド」を見つける努力をしないかぎり、
どのみち競争には勝てないように思います。

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