フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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売上が伸びる店舗運営の秘訣

2013年05月17日 00時12分12秒 | 店舗経営
何かしらのモノではなく、
目に見えない「サービス」を売るには
得られる「成果」を目に見えるようにする必要があります。

「成果」の見える化

サービスを受ける前と受けた後で
成果はどう変わったのかを
数値化して目に見えるようにすることは
目に見えないサービスを提供する者にとっては
とても大事なことです。

そのためには、
成果の推移をきめ細かく
ウオッチしておかなければなりません。
目の前の雑用に追われて、
成果の記録を回収することを怠っていると
せっかくの成果を見える化することもできません。


成果の記録を丹念に回収することができるのは
店舗運営がうまくいっている証拠。

目の前の雑用に追われて
自転車操業をしている店舗は、
緊急性はないかもしれないが
長い目で見て経営の根幹にかかわる
大切な成果の回収を
二の次三の次にしてしまいがち。


今後につなげるために
何をどう生かすか、
日々の業務の中で
考えていかなくてはなりません。

それが売上の伸びる店舗運営の秘訣です。

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大阪府謎解き散歩 (新人物文庫)と大阪アースダイバー(講談社)

2013年05月05日 12時51分57秒 | 書評 その他
大阪府謎解き散歩 (新人物文庫)
クリエーター情報なし
中経出版


大阪に移り住んで7年、店舗を開設して3年。
まだまだ、大阪のことはよくわかりません。

本書は、謎解き散歩シリーズの大阪バージョン。
今、大阪の本屋さんのいたるところで平積みにされています。

「大阪府ってどんなとこ?」からはじまって
第2章「風土・地理編」
第3章「歴史編」
第4章「文化・民俗編」
第5章「経済・産業編」
の5つの観点から大阪を分解していきます。


大阪市内でいうと、
近年大阪はどんどん様変わりしていっています。
「キタ」のJR大阪駅周辺は、
グランフロント大阪が今話題になっていますが、
平成23年あたりから新しいビルの建設や
リニューアルオープンが続き
活気づいていました。
JR大阪環状線内では、
郊外に流出していた人口の回帰が
徐々にはじまっているのではないかと思わせる
タワーマンションの建設ラッシュっぷり。

JR天王寺駅周辺には、
日本一の超高層ビルあべのハルカスがあり、
来春の全面開業に先行して近鉄百貨店が
6月13日に部分開業します。

なにわともあれ、
大阪が活気づくのはよいことだ
と思います。



個人的には、
こちらの本もお薦め。

大阪アースダイバー
クリエーター情報なし
講談社


アースダイバーは聞きなれない言葉ですが、
心の無意識までを含んだ四次元の地図を作成する作業全体のことを
いうらしいです。

深層の大阪をいろんな観点から読み解いていますが
上町台地を中心にして南北に走る軸と
生駒山の方向を望む東西の軸が、
原型の大阪を形作っているという視点は面白い。

最初の頁に、段彩陰影図が掲載されているのですが、
いまの大阪平野は、ほとんどが水の底。
かろうじて上町台地が生駒山地から続く半島のように、
ぽっかりと浮いています。

淀川と大和川から流れ込む大量の土砂が
いまの大阪平野をつくりだしてきたそうです。

今は、地下鉄谷町4丁目駅近く、
街中にある難波宮跡も
当時は、上町台地の北の突端に位置していました。
当時の為政者がなぜ、この地に都をもってきたのか
当時の地形に思いをはせると様々な想像が働きます。


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昭和天皇 第四部 ニ・ニ六事件 (文春文庫) 福田和也著

2013年05月02日 16時42分59秒 | 書評 歴史系
昭和天皇を中心に昭和史を語るシリーズの第4部。
すでに単行本として第6部まで刊行されていますが、
本書は、そのうちの第4部の文庫本化です。
GWを利用して読みました。
なぜ勝ち目の少ない太平洋戦争を引き起こしたのか、
不思議でならず、日本の近現代史には興味があります。
本書シリーズは大変読みやすく
日本の近現代史をわかりやすく伝えてくれます。

昭和天皇 第四部 ニ・ニ六事件 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


本書では昭和7年(1932年)から11年(1936年)の間の昭和史を
昭和天皇を軸に綴っています。

この期間は、5.15事件、国際連盟脱退、2.26事件と
それにまつわる大小様々な事件が短期間のうちにおこり、
太平洋戦争へまっしぐらに突き進む期間です。

これらのできごとの評価は、
右から左からさまざまなものがありますが、
本書の特徴は、それぞれのできごとで
登場する人物の言動をつぶさに描いていることにあります。

私たちが知っている結論の過程で、
実際には何が起こっていたのか、
さまざまな登場人物の言動を交え明らかにしていくことで
当時の日本がどのような状況下にあって
当事者の利害の衝突がどのような結果を招いたのか
を読者自身にイメージさせる効果をもたらしています。


それらのできごとの中心にいたのは、
間違いなく昭和天皇でしたが
その天皇ですら自ら求めた結果を
得られることはありませんでした。

天皇の権威を傷つけられないように配慮された方策が
むやみに口出しすることなく
己の意図とは異なる上奏を受け入れることにあったとは
なんとも皮肉な話です。


皇道派、統制派と分かれ内部対立を繰り返し
コントロールの効かなくなった陸軍の一部に
天皇の権威をかざし天皇を尊崇すると見せかけながら、
天皇の存在を政治的に利用した勢力がいたという点は
はっきりしています。

大日本帝国憲法自身に、
天皇を政治的に利用することを許容する余地があったために
日本国憲法は、
天皇を政治的に利用できないよう工夫しているわけですが
それでもやはり、権威を政治的に利用して
権力の行使をしようとする勢力はいつの時代にも存在します。



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