フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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一流になる力  ビジネスで勝ち残るための教科書 小宮一慶著

2009年06月30日 00時53分51秒 | 書評  ビジネス系
日本の社会は長らく総中流社会といわれていましたが、
小泉内閣の登場以来、「格差社会」がクローズアップされ、
上流と下層の差が大きく開く「二極化社会」の到来が叫ばれています。

こうした社会が適切なのかどうか評価の問題はさておき、
現実問題としてこのような社会でどのように生きていけばいいのか
というのは目の前の問題としてやはり重要になってきます。

このような競争社会から外れた生き方にもあこがれや
関心はありますが、現に成果を残すことを求められるビジネス社会に
生きていると、そう悠長なな事も言ってられないとも思います。

ただ、競争社会で生きているからといって
どんな手段を使っても「勝てばよい」っていうのは
にわかに受け入れがたいし、そういうものの考え方で
ビジネスが長続きするはずはないという「思い」はあります。

やはり「正しい考え方」というものはあるだろうと。

一流になる力  ビジネスで勝ち残るための教科書


本書は、厳しいビジネス社会で生き抜いてきた著書の
「正しい考え方」を述べた本であり、
著者の考え方には共感できるものがたくさんあります。

こういった考え方の持ち主が
ビジネス社会で勝ち残れたことに
まだまだ「救い」は残されているのかなぁと
思います。


龍馬の黒幕 加治将一著

2009年06月29日 00時00分10秒 | 書評 歴史系
龍馬の暗殺の謎からはじまって、
幕末の英国の関与とくに、パークス、グラバー、アーネスト・サトウ
などの言動を通して、明治維新の闇を解き明かす内容の作品です。



龍馬が暗殺された事件については
未だに謎が多いので、
諸説入り乱れるところですが、
著者もまた興味深い説を唱えています。

ネタバレになるので、
龍馬暗殺の真犯人は、
本書を読んでみてください。
最後の方で明らかにされます。

その間、龍馬とは直接関係のない話ではないのかと
思うような、フリーメーソンの話であったり、
英国のスパイの話が出てきますが、
最後につながってきます。

意外だったのが、
神戸大学教授、蓮沼啓介先生の名前が出てきたところですね。
確かに蓮沼先生は、西周の研究家でもあるので、
西周関連では名前が出てくるのかも知れません。
本書では、先生の研究論文「パリのめぐりあい」(神戸法学雑誌)が
重要なキーポイントになったりしています。


でも、世界の陰謀の話には、必ずといっていいほど
関与していますね、フリーメーソン。(笑)
陰謀の話をする人は、フリーメーソンの話をするのも好きです。
でも、本当に組織的に一団体が歴史的な事件を裏から操作することが
できるのか疑問ですね、話としては面白いですが。


多くの人間の思惑が絡み合って
どうしようもない事態に推移していくから
大きな事件が起きるのであって、
特定の団体の特定の意思によって人為的に
事態がコントロールされているということは
少ないのではないかというのが僕の意見です。

仮にフリーメーソンという団体が、明治維新の日本に
関与していたとしても、それは大きなうねりの中の
一部分に関与していたということにすぎないのではないか、
明治維新の本質がそこにあるとは到底思えないのですけれども。

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MBA「ウォール街はもう嫌だ」…金融危機で不信感(読売新聞)

2009年06月28日 14時11分12秒 | 経済ニュース
MBA「ウォール街はもう嫌だ」…金融危機で不信感(読売新聞) - goo ニュース

『世界金融の中心地ウォール街に
多くのエリートビジネスマンを輩出してきた
米経営大学院(ビジネススクール)の学生の間で
金融離れが静かに進んでいる。
経済危機に伴う雇用不安を背景に
全米600校の受験者総数は11年ぶりの高水準を記録したものの、
企業経営のパスポートとも言われるMBA(経営学修士)を取得しても、
自分で新たに事業を起こしたり、
金融以外の企業を志望したりする学生が増えている。』
そうです。

金融以外の企業を志望する学生が増えているといっても、
目端のきくエリートが、金融危機で落ち目の投資銀行業界ではなく
今度は別の金のなる業界を探しているというだけであって、
俗物的なエリート主義の腐臭を漂わせる
MBAの構造は全く変わっていないと思いますが。

いいすぎてますかね?

ただ、金融危機が続いたとしても
金融のもつ重要性は変わらないので、
バカな人間が金融界に行かなくなっただけでも
金融界にとって、ひいては世界経済にとって
いいことなのかもしれません。

口が過ぎました


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自責の人

2009年06月28日 13時32分30秒 | ビジネス実用
『自責、他責』の話は、サラリーマンの自己啓発の本には
かならずといっていいほどでてくる話ですが、
まともにできている人は、ほとんどいません。
自分も含めてですが(笑)。

頭ではわかっていても、
人間は一面弱い動物でもあるので、
何か行き詰ると人のせい、環境のせいにしてしまいます。

業績が上がっていない部下に
原因を問い詰めると、
あれこれ理由を挙げてきますが、
自分に原因があると考えている者は
本当に少ない。
つまるところ、そういう原因に対応できていない自分の
どこかに原因があるのではないかという思考方法をとらないと
成果には結びつかないのではないかと思います。

部下にそういう思考回路をとらせている
上司たる私に原因がある、という思考方法です。

それでも、すべての原因は自分から発していると考えるのは
むずかしいなぁ、やっぱり人の責任にしてしまうなぁと
考えていたら、ちょうど「自責について」かかれてある内容の
本を見つけました。

「一流になる力」 小宮一慶著


小宮さんのビジネス書は含蓄があり
基本的な考え方に共感を覚えるので、
よく読んでいます。

本書の一節に、
小宮さんが敬愛する一倉定先生の言葉に
「本当に成功するリーダーになりたければ、
電柱柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
全部自分のせいだと思え」があるそうです。

「自責」という言葉の本当の意味を述べている言葉だとおもいます。
単に表面的に「自責」という言葉を理解していると
やっぱり不本意な結果は他人のせいにしてしまいそうです。

本当のリーダーになるために、必要なことだと思います。


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反骨のコツ  団藤重光・伊東乾

2009年06月22日 00時10分00秒 | 書評 その他
司法試験を受験していた時代は、
前田先生の学説を必死に勉強していたので、
団藤先生の学説とは若干系譜が違っていました。

本書ではさらっと注釈で触れられているだけですが、
刑法学には違法性論に関して、行為無価値説と
結果無価値説とが激しく対立しており、
団藤先生は行為無価値説の大家です。

僕が受験生時代は、団藤・大塚の流れをくむ大谷先生の学説が
一世を風靡しており、対立する学説として前田先生がいました。

前田先生や以前紹介した「刑法入門」岩波新書の著者山口先生は
結果無価値説を採ると言われています。

受験生時代は、憲法とともに刑法が最も好きでかつ得意でしたね。
演繹的論理思考がわりと自分の思考方法にあっていて
理解しやすかったイメージがあります。

本書は、東大法学部学部長、最高裁判事、宮内庁参与を歴任され、
刑法学に多大な功績を残された団藤先生に対する新進気鋭の学者
伊東乾氏によるインタビューをまとめたものです。



戦前から学者として活躍されていた団藤先生だけに
5・15事件や2・26事件、美濃部達吉と天皇機関説などが
歴史上の事実ではなく同時代の出来事として語られているところが
非常に興味深かったです。

また、教え子である三島由紀夫を語るところなどは
団藤先生の人間的で、温かい人柄がうかがえます。

団藤刑法学の思想的背景に陽明学があり
「反骨精神」が底流に流れていたというのは
意外でした。

広辞苑によれば、
陽明学とは、明の王陽明が唱えた儒学で、
初め朱子学の性即理説に対して心即理説、
のちに致良知説、晩年には無善無悪説を唱えたとされています。
朱子学が明代には形骸化したのを批判しつつ
明代の社会的現実に即応する理を打ち立てようとして興り
やがて経典の相対化、欲望肯定的な理の策定などの新思潮が
うまれたとされています。
日本では、中江藤樹、熊沢蕃山、大塩平八郎らに受け入れられた
とされています。

本書でも以上の三者のほか、山田方谷の名前も挙げられていました。
団藤先生は岡山の出身で山田方谷の影響を受けているのですね。
体制内から体制を批判する反骨精神を貫くことで
最高裁における数々の少数意見を書いてきたそうです。

「反抗と反骨とは違う」
反骨とは、権威・体制に媚びることなく、
安易な世論に常に批判精神を失わぬ生活態度をいうと
されています。
これに対して、
反抗とは、親や目上の人の言うことをきかずなんでも逆らってみたり、
自分の主張を押し通してみようとしたりすることをいいます。

自戒を込めてですが
「反骨精神」は、今の若者に欠けているものかもしれませんね。

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ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場

2009年06月21日 09時34分45秒 | 書評  ビジネス系
『その視野の狭さ、欲深さ、政治への無関心、経済界以外に対する軽蔑の念、
そしてなにより自らの過ちの責任を回避しようとする態度は、
どんな人をも不安にさせる』

スノッブなエリート主義者たちが持つ傾向を
見事に表現した言葉で始まる本書は、
MBA特に全米でトップ校とされる
ハーバードビジネススクールで一体なにが行われているのかを
赤裸々に綴った作品です。

世界を不安に陥れた金融ショックは、
サブプライム問題を皮切りに
リーマンショックを生み出し、
実体経済に影響を与え、
賃金カットや雇用問題で社会を混乱させました。

一体全体、金融界とくにアメリカのウォール街で働く人間とは
どういう種類の人間なのか、なぜ危機を引き起こすまでに
いたったのかという点にはとても興味がわきます。

金融界、とくに投資銀行への就職はMBAの資格を持っていることが
早道とされていました。
投資銀行やコンサルティング会社、大手IT企業への人材を育てる
MBAでは一体どんな教育がおこなわれているのか、
あるいは、どんな性向を持つ人々があつまるのか
その関心を満たす本書を読んでみたいと思ったのです。

もちろん、どんな教育がおこなわれているかは、
MBAのパンフやガイドを見ればわかりますが、
本書には建前ではない、本音の部分のMBAでの教育が
書かれており、とても興味深かったです。



本書は「不幸な・・・」という副題にあるように、
必ずしもMBAを好意的にとらえているわけではありませんが、
「自由資本主義」への過度の批判にならないよう配慮していると
記しているように結構公平な記述に徹しているよう感じました。

それでも、やはりMBAに集まる人々の傾向・性向は
一定のカテゴリーの中で括られそうな印象はうけました。

その様な人々の中では異質な著者が、
HBAの教育を受ける中で感じた印象や
就職活動を通じて膨らんだ思いというものが
健全な批判精神として本書に反映されており、
「人間の生き方」に関する警鐘にもなっているように
思えてなりません。

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第一生命、株主数300万人に。どんな人が株をもらえるの?

2009年06月20日 08時57分17秒 | 経済ニュース
第一生命、株主数NTT抜き国内最多へ 来春上場(朝日新聞) - goo ニュース

『第一生命は、来年4月1日に相互会社から株式会社に転換するのに伴って
発行する自社の株式を、約306万人の保険契約者に割り当てると発表した。』


僕も、第一生命の保険に加入しているので、
第一生命の株式会社化、上場には興味があります。

『約821万人の保険契約者を対象に、
発行予定の1千万株をどう割り当てるか検討。
保険の種類や契約時の予定利率を基に計算し、
1株以上割り当てることができる約306万人に約817万株を割り当てる。』


さて、この306万人の中に、僕が入っているかどうかが
問題となりますが、株主になれるかどうかの基準があるようです。


『契約内容が第一生命の利益に対してどれくらい寄与しているかで、
何株受け取れるかが決まる。
7月から12月にかけ、契約者ごとに株式割り当ての結果と必要な手続きを通知する。』

年金保険などの貯蓄性の高い商品よりも
死亡保障のなどの保障性の高い商品でもらえるケースが多いそうです。
また、契約時に保険会社が約束する利回りが低い契約者も
株式を割り当てられやすいそうです。

契約者の中には、自分が株主になれるか
興味がある人が多いと思われるので、
問い合わせ等が増えそうな気がします。


『具体的な手続きは、
契約者が12月までに第一生命から郵送される書類に書き込んで
返送するだけで手続きを終えることができる。』

気になる株価は
『第一生命が1株未満の株式をまとめて、上場時に売り出し、
その時点での投資家のニーズによって売り出し価格が決まる。』
とのことです。

NTT以来の大型上場なので、
売り出し時に株価が上がる可能性は高いんじゃないかな。
できれば、第一生命の株主になってみたいですねぇ(笑)。

【関連記事】
第一生命 株式割当 2009年12月5日
第一生命 株式割当 2009年10月27日
第一生命 株価 2009年7月26日
第一生命からのお知らせ 2009年7月19日




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働き方革命 駒崎弘樹著 ちくま新書

2009年06月16日 00時19分10秒 | 書評  ビジネス系
『長時間働いても、生産性が高くなければ意味がない。』

それはよくわかる。俺ってなんでこんなに働いてんねん!って思うときがあります。
最近は日曜日しか休めてない。
うちの会社って週休2日だったはず。残業も半端でない。
こんなに働いているのに仕事が終わらない!
おかしい。何かが間違っている。

生産性を高める仕事術の本を読んでも
ちっとも仕事が終わっていない。
むしろあふれかえっているぞ!?

確かに職責上、仕事が自分に集中してきているのは自覚しているので、
仕事量自体が格段に増えたという印象はあります。
多くの仕事をこなすことが
自分のスキルアップにつながるという意識もあります。

しかし、仕事に追いまくられている今の状況は
早晩破たんをきたすのではないかという不安と危機感もあるのです。

仕事に追われるのではなく、仕事をコントロールしたい。

そんな気持ちで手に取ったのが、
『働き方革命』でした。


期待した内容とはちょっと違うような気がしましたが、
言いたいことはよくわかります。
24時間働いてたようなイメージの著者が
9時出社、6時退社にしても工夫次第で
仕事の進捗状況は変わらない。
むしろ、家庭で家族の手伝いをすることで
多様な「働く」を持つようになった・・・。

しかし、それでも著者が終章で描いたような友人との会話で、
「なんか自分だけ残業しないで帰って、
俺とかがそいつの終わらせなかった仕事のしりぬぐいをするんだよね。
僕、キャリアアップのための資格の勉強で忙しいんです、みたいな。
やれやれだよ。」と発言する友人の考え方の方にまだシンパシーを
感じてしまうのは、ぼく自身の思考が古いからでしょうか。

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鳩山ショック

2009年06月13日 01時07分14秒 | ヒマ話
鳩山ショック、揺らぐ政権 政局は一気に緊迫(共同通信) - goo ニュース

鳩山サンに関して言えば、「今、政治生命をかけて、そこにこだわるとこか?」
と思います。
麻生さんに関して言うと、意外としぶといなぁという印象です。

巷間では、麻生さんの「指導力の欠如」が指摘されていますが、
リーダーはいろんな状況を尊重して判断しなければならないので、
無責任な人が無責任にいう「指導力の欠如」という言説には
僕は酌みしません。
言いたい人には、いわせとけ!っていうスタンスです。
だからと言って、麻生さんを支持しているわけではありませんが。

ただ、麻生さん! 鳩山さんを「更迭」させたってことは
まだ麻生内閣を存続・維持するつもりなんですね。
そりゃしぶとすぎるし、やりすぎだねと思います。

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NGO「ロシナンテス」代表・川原さんの講演会に行ってきました!

2009年06月12日 01時34分11秒 | ヒマ話
今年の1月15日のこのブログで、毎日放送のテレビ番組
『情熱大陸』で観た 川原尚行医師のことを紹介しました。

その川原さんがなんと大阪に来られ講演をするということで、
ハガキをいただいていました。
11日(木)の19:00開演で
当日仕事が抜けられるか不安でしたが、
何とか抜け出し、大阪市北区役所センターで開かれた
講演を聴きに行きました。




結論から言うと、
仕事を抜け出しても、行ってよかった。
魂が揺さぶられました。

自分には到底同じことはできませんが、
川原さんを応援したいと思いました。

川原さんの言った印象に残る言葉
『なんにもない中で何かがあるスーダンと
 なんでもある中で何かが欠けている日本。
 日本はスーダンに学ぶことがあるのではないか?』

文字にしてしまうと陳腐な言葉になってしまいますが
目の前にいるスーダンの人々を見捨てることができず、
すべてをなげうった川原さんの口からでる言葉だからこそ
重みがありました。

川原さんは人一倍強靭な方だと思いますが
変わった方ではありません。

スーダンへ単身滞在することで
家族と別れ、妻や息子や娘を日本に残し
日々の悩みをそばにいて相談にのってあげられない苦しみや
子供たちの成長を身近で見ることのできない悲しみを
普通に感じることのできる人です。

いや、むしろ人一倍感受性の強い人だったからこそ
間近に見たスーダンの人々を見捨てることができなかったんでしょう。


最後に流れたさだまさしの「風に立つライオン」の歌が感動的でした。
川原さんの境遇ととてもマッチしていて、
この歌を選んだ川原さんの
家族に対するすごく強い思いが伝わってきて
涙が止まらなかったです。


川原さんが最後に話してくれた「ハチドリのひとしずく」
『ぼくは、ぼくができることをやっているだけです』

川原さん自身は一言も支援してほしいと言わなかったけれども
今の僕にできる支援を『ロシナンテス』にしたいなぁと自然に思いました。

ほんとにすばらしい講演会だったと思います。

「NPO法人ロシナンテス」

支援のお願い

プロ中のプロが教える『営業のセオリー』

2009年06月11日 02時12分35秒 | 書評  ビジネス系
営業の現場にいるときは、
そんなにやり方とか、営業のセオリーとか
あまり考えることなく、
自己流で、上司のサポートを得ながらですが、
なんとなく成果を出してきたというのが実感です。

その過程で自分なりの仕事に対する「信念」や
お客様に対する「接し方」を身に付けたつもりですが、
それが万人にも適用できるとも思いませんし、
現実の部下にも当てはまるとは思っていません。

部下は部下なりに自分にあう成果のだし方を見つけて欲しいと
思っていましたが、社員研修を一部担当する経験をさせてもらって
はじめて、部下を束ね組織として行動し成果をあげるようにするためには
「営業のセオリー」を身につけなければならないと痛感しました。

そこで、選んだ本がこれです。


営業の分野で突出した成果を上げた方達が
共著で書きあげられた作品なので、
蒙を啓かれた思いがしました。

社員研修で言われた言葉で耳が痛かったのは
何のためにそれをするのかという「目的」と
いつまでにそれをするのかという「目標」を
明確に峻別できていないということでした。

同じことが本書でも書かれていました。

さらに、本書では、組織内での「問題」を
「課題」に置き換える習慣づけの重要性も
指摘されています。

また部下の育成に関しても
部下を十把ひとからげにとらえるのではなく、
能力・成績の観点から3つに分類し
指導方法を明示しています。

たとえば、上位2割に属する「優秀な人材」に対しては
『褒めない』。
ほめて育てることは定石とされていますが、
優秀な人間を褒めると心の中で毒づく危険性があると
指摘しています。彼らはむしろ褒められるより高いハードルを
与えられることに喜びを感じるタイプと分類されています。

そして、ひとつひとつすべての手順をルール化しなければならない人たちとは
下位2割の『創意工夫ができない人」と分類されています。

「できる人」に細かな手順を示す必要はないし、
「出来ない人」に高いハードルを課して叱咤激励してはいけないのです。

まわりを見渡すと、このことを混在させて
指導している管理職がたくさんいるなあということに
気付かされます。
部下にあわせた指導法がいかに重要かを
物語っています。

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AIDMAの法則

2009年06月10日 02時06分28秒 | ビジネス実用
じぶん自身が、中途入社社員の社員研修を一部主催する方の立場ですが、
知らないことが多くて愕然とすることがあります。

その一つが、
『AIDMA(アイドマ)の法則』
です。

社員研修をした講師は
ビジネスマンなら知っていて当然の言葉ですと
発言していて、内心「知らんなぁ」と冷や汗を搔いていました。

AIDMAの法則とは、
客の消費行動における仮説で、
人が商品に気づき、購入に至るまでの一連の心の動きを説明する理論
だそうです。

消費者には、
①広告や宣伝によって注意を惹かれる(Attention)
②その商品に興味を持つ(Interest)
③商品が欲しくなる(Desire)
④商品を記憶する(Memory)
⑤商品を探して購入する(Action)
という、一連のプロセスがあるだろうという考え方です。

このAIDMAの法則以外にも
営業活動を分析する科学的な法則はたくさんあるようです。

ビジネスの法則を組織的に共有することで
安定的な利益の拡大を目指すことが
組織作りの理想です。

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ホンダ神話Ⅰ

2009年06月09日 01時59分48秒 | 書評  ビジネス系
96年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した本書。


藤沢武夫氏の『経営に終わりはない』(文春文庫)
に触発されて読みましたが、
いまいちピンと来ませんでした。

どうしてだろう?

『経営に終わりはない』に書かれていたエピソードは
ほとんど網羅していました。

二人の出会いから、マン島レース、欠陥車騒動、
F1参加、引退劇など、本田と藤沢の「神話」が
描かれていたので、期待した内容をさらに詳しく
知ることができましたが、退屈だった。

ホンダを中心に自動車業界について
その経緯を詳しく書いており、
自動車産業に興味がないっていうせい
もあるかもしれませんが。

大宅賞を受賞するぐらいの名著であっても
読む側の準備によっては感銘をうけないことも
あるという例でした。

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映画『ハゲタカ』を観てきました!

2009年06月08日 00時41分25秒 | ヒマ話
こういう企業ドラマものは好きなので、
公開後、すぐに観に行きました。

NHKで放送された連続ドラマの劇場版だそうですが、
残念ながらNHKの方はまだ観ていません。

ストーリーは、大手自動車メーカーの買収をめぐって
中国系政治ファンドと主人公鷲津率いるファンドの
壮絶な攻防を、現実の経済状況を織り交ぜながら
描く企業ドラマです。

主人公はNHKドラマから引き続いて《大森南朋》ですが、
脇役の【玉山鉄二】が完全に食ってました。




内容は、企業ドラマとしてはよくできていると思いますが
期待したほどでは・・・・という感じです。

エピソードがふんだんに盛り込まれ
結局一つ一つのインパクトに欠けて
しまったというのが正直な印象です。




何をメインに描きたかったのでしょうかね。
拝金主義の末路?
日本の格差社会の歪んだ現実?
日本企業のモノづくり精神への賛美?
中国と日本の関係?



ネタバレになりますけど、
なんで、劉一華がわざわざ在留日本人孤児として
偽らなければならないのかよくわからない。
最終的に偽物の劉一華が何者なのか明らか何しないことで
不完全燃焼になってしまいます。

劉一華がお金に執着する原因がその生い立ちにあることは
推測できますが、そこまで執着する理由が描き切れておらず
いまいち感情移入ができませんでした。

わかるなぁその気持ちって言うのがないと
なかなか感情移入できませんものね。

NHKドラマの方は、権威ある「イタリア賞」をとった
ということなので、そちらの方もレンタルで見てみようと思います。

春の暖かさが必要

2009年06月06日 09時25分12秒 | 職場の話題



『学者有段競業的心思、
 又要有段瀟洒的趣味。
 若一味斂束清苦、
 是有秋殺無春生。
 何以発育万物。』
          菜根譚 前集61  解説/守屋洋

『道を会得しようとするなら、
 まず厳しく姿勢を正す必要があるが、
 しかし一面では、物事にこだわらない
 洒脱な精神も必要である。
 ひたすらわが身を苦しめるだけにことなら、
 秋の冷たさはあっても春の暖かさには欠けている。
 どうして万物を育むことができようか。』




仕事に対して厳しい姿勢で臨めているかどうかに
自信が持てませんので、そもそもこの戒めの前提が
クリアできているかどうか心許ないですが。

仕事上の周囲の人には、厳しさと暖かさと両面あわせもつ
人間になりたいな、と思います。

周囲には反面教師が多くてなかなかお手本になる人が少ないですが
今のところただ一人、僕の元上司(僕のメンター)は
厳しさと暖かさを感じる、懐が深くて
お手本になる人物だと思っています。



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