フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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枚岡神社

2009年12月31日 00時24分27秒 | ヒマ話
立地調査で南大阪周辺をまわっていたときに
少し足を延ばして枚岡神社に参拝してきました。

暮も押し迫る神社の境内には参拝客はおらず、
業者が初詣の準備をしていました。



迎えてくれたのは猫一匹。

ノラだけど餌をもらって丸々と立派な体格をしていました。

不審な顔つきで僕を見ています(笑)

枚岡神社は河内国一宮で、かなり古い神社です。
社紋は下がり藤で春日大社と同じ。

藤原氏となんか縁があるのかなと思っていたら
藤原氏の祖、鎌足が藤原姓を名乗るまえの姓である中臣氏と
関係があったようです。

社伝によれば、神武天皇紀元前3年(神武天皇即位の3年前)、
神武天皇の侍臣で中臣氏の祖の天種子命(あめのたねこのみこと)が、
天皇の命で神津岳の頂に祖神の天児屋根神を祀ったのに始まると
伝えられています。
中臣氏の支流の平岡連(むらじ)の氏神として信仰されました。
白雉2年(650年)、平岡連によって山頂から中腹の現在地に移されました。
神津岳山頂には現在も奥宮があります。


階段を上ると、そこには荘厳な社がありました。


商売繁盛を祈願して木札をいただいて帰途につきました。

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フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略

2009年12月30日 00時17分00秒 | 書評  ビジネス系
サブタイトルで〈無料〉からお金を生み出す新戦略
と銘打っていますが大半はフリー(無料)のメカニズムを
説いた本です。
フリーのメカニズムが分類から、歴史から、心理学から
延々と解説されます。

今までも『無料』による販売促進策はありましたが、
WEB時代の無料化の仕組みは少し違うようです。

今までの無料化戦略は、
たとえば「無料サンプル」のようにマーケティング戦略の中に
組み込まれており、本当の「無料」とは言えないと著者は言います。

また、広告収入で運営されるメディアも
無料というビジネスモデルだが、真の「無料」とは言えないといいます。

では、真の無料モデルとは何なのか?

それは、限界費用がゼロに近いオンライン上のデジタル経済に存在すると
著者は言います。

典型的なのは非貨幣市場と呼ばれるもの。
たとえばウィキペディア。
シェアを促すのは、評判や関心など金銭以外の動機です。

あと例に挙げられていたのはグーグルの検索ですが、
これはアクセス数に対して広告費用を出す者がいるので、
結局ビジネスモデルとしては、テレビやラジオと類似しています。

読んだ感想としては、
フリーに関するメカニズムはよく理解できたけど
肝心の〈無料〉からお金を生み出す新戦略については
あまり目新しいことは期待できませんでした。

広告主を介在させるという無料ビジネスモデルは
すでにリクルートのホットペッパーなど実現化しているものも
多いですし、目新しいとは到底言えません。

また非貨幣市場の存在の指摘はたしかに首肯できるものでしたが、
寄付で成り立っているモデルをビジネスとは言えないでしょう。

結局、無料からお金を生み出す新戦略は、
巻末に書いてあった以下の文章に要約されています。

『時間を節約するためにお金を払う人がいる。
リスクを下げるためにお金を払う人がいる。
自分の好きなものにお金を払う人がいる。
ステイタスにお金を払う人がいる。
そういったものをみなさんが提供すれば
(そして、人がそれに惹かれれば)
人はお金を払ってくれるはずだ。
フリーの周りにはいくらでもお金を稼ぐ方法がある』

うーむ、これじゃ、従来のビジネスモデルとあまり
かわらないんじゃないかなぁ。

一部ネット上では話題騒然となっていますが、
そんなに騒ぐほどのものでもないと・・・。
うまくフリー戦略に乗せられただけのような気がします。
僕自身も含めて(笑)

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会

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ロシナンテスのカレンダー

2009年12月29日 13時45分57秒 | Weblog
ロシナンテスのカレンダーを購入しました。

卓上カレンダーと


壁掛けカレンダー


1月分の内容を・・・


内戦に明け暮れ国情は不安定だがたくましく生きる
スーダンの人々の日常とひたむきな川原医師の姿を
写真家内藤順司氏が撮りました。



ロシナンテスとは・・・
「NPO法人ロシナンテス」はアフリカのスーダン共和国において
医療を中心に活動を行っている特定非営利活動法人(NPO)です。
理事長を勤める川原尚行が、在スーダン日本大使館を勤めていた時、
スーダンの現状を見て、一医師として何かできないかと外務省を辞め、
スーダンで取得した医師免許のもと医療活動を始めたのがきっかけでした。
2006年4月にはNPO法人として内閣府認証を受け、
翌5月、NPO法人として設立されました。



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価格引き下げ競争―ゲーム理論

2009年12月29日 00時39分12秒 | ビジネス実用
いまゲーム理論がマイブームで
様々なゲーム理論の本を読み漁っています。

その中の一冊「ゲーム理論入門」【日経文庫】に
価格引き下げ競争という興味深い項目がありました。

同品種・同程度のサービスであれば、
そのうち価格競争になってしまうのは避けられない事態です。

その時、ライバル社に対して
価格を維持したほうがいいのか、
引き下げたほうがいいのか、
理論的に分析できるのがゲーム理論です。

【問題】
2つの企業A,Bが同種の商品を同じ価格で販売しており
今期の利潤はそれぞれ4億円と見積もられている。
両者は、それぞれの商品の来期の価格について
「今期の価格を維持するか、それとも引き下げるか」を検討している。
A,B両社は、来期の利潤について次のような見積をしている。

①もし両社ともに今期の価格を維持した場合には、
 今期と変わらずにそれぞれ4億円
②一方のみが引き下げた場合には、
 消費者が低価格の商品の方に流れ、
 引き下げた企業に利潤は6億円、
 今期の価格を維持した方の企業の利潤は1億円
③もし両社ともに引き下げた場合には、
 それによって新たな需要が生じるものの、
 商品1個当たりの儲けが減少するため、
 利潤はそれぞれ2億円。

両社は来期の自社の利潤をできるだけ大きくすることを目的とし、
お互いに話し合うことなく、また相手がどのような決定をしたか知らずに、
来期の価格を引き下げるかどうかを決定する。
このとき、両社は価格の維持・引き下げのどちらを選択したらよいか?


詳しい内容は、
「ゲーム理論入門」を参照していただきたいのですが、
結論から言うと
ライバル社が価格の『維持』『引き下げ』の
いずれの戦略をとろうとも
価格の『引き下げ』をした方が
『維持』した場合より利得が大きい

という結論が得られます。


現実問題としては、こんなに単純にはいかないでしょう。
価格競争をしてしまえば
不毛な戦いを強いられるのは目に見えています。
実際に業界でも値下げ・値下げの価格競争をする企業はいますが
巻き込まれた業界関係者は大変な目にあっています。
価格競争に持ち込まれないために
「差別化」を必死になって考えているのはその証左です。
また、本書にも書かれているように、
維持・引き下げしたときの利潤の見積を
どうとらえるかによっても結論が変わってきます。

だとしたらゲーム理論は現実には使えないのでしょうか?

いままで勘に頼っていた経営判断に
論理的な根拠を与え、
その考えの道筋を明らかにしている点に
多大な貢献があるように僕は思います。

価格を維持するか引き下げるか、
最終的には経営判断による『決断』が
必要なのは変わりません。しかし、
そう判断するための論理的な考え方を
ゲーム理論は示してくれているのです。


ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)
武藤 滋夫
日本経済新聞社

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ワッハ上方、移転撤回

2009年12月28日 18時25分18秒 | 政治ニュース
ワッハ上方、移転撤回 橋下知事「通天閣」社長に謝罪(産経新聞) - goo ニュース

『大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方、大阪市中央区)の
観光名所・通天閣(同市浪速区)への移転問題で、
橋下徹知事は28日、通天閣を運営する通天閣観光の西上雅章社長と面会し、
移転方針を撤回し、吉本興業が家主の現在のビルで存続することを伝えた。
橋下知事は「社長におわびし、現地存続させてくださいと伝えた」と述べ、
二転三転した騒動にようやく終止符が打たれた。』


なんの騒ぎだったんでしょうね。
出来レースのような気がします。
最初から、橋下知事は吉本興業と争う気なんかない。
象徴的に大騒ぎしただけで何にも変わっていない。
何のために移転案を持ち出してきたのでしょうか?

いつもの「かまし」にすぎなかったのでは。

橋下知事のこういう手法を評価する人もいますが、
トリックスターのように周りの人間を右往左往させて、
最初から落とし所を決めているような不誠実極まりない人間を
評価しません。

この人は、最終的には有権者を裏切るように思います。


双調平家物語8 - 保元の巻(承前) 平治の巻I (中公文庫)

2009年12月28日 00時13分36秒 | 書評 歴史系
双調平家物語の第8巻は、
保元の乱の核心を扱います。
近衛帝崩御により、後白河天皇が即位。
崇徳上皇と後白河天皇の対立は深まり、
鳥羽法皇崩御からわずか九日後、
崇徳上皇と後白河天皇、忠通と頼長は兵を交え争います。



     ■上皇方(敗者)  ■天皇方(勝者)
天皇家  崇徳上皇      後白河天皇
摂関家  藤原頼長(弟)   藤原忠通(兄)
源氏   源為義(父)    源義朝(子) 
平氏   平忠正(叔父)   平清盛(甥)


平家物語の主人公の一人、
平清盛もやっとこのあたりから登場して詳しく描かれ始めます。

貴族の政治的な権力闘争から
暴力的な権力闘争に訴えるあたりから
武士が台頭する余地を与えていきます。

保元の乱あたりは、まだまだ貴族の力が残っていますが、
平治の乱を経て本格的な武家政権の到来を迎えます。


平治の乱のおこるきっかけも
保元の乱の不適切な後始末が原因であり、
なんだか第1次世界大戦の戦後処理の不首尾が
第2次世界大戦につながったことと似ていて、
人間のすることは古今東西を問わず
似たようなことをするように思います。

ある種の人間は『懲りる』ということを知りませんから。


双調平家物語8
- 保元の巻(承前) 平治の巻I (中公文庫)

橋本 治
中央公論新社

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FC本部との3回目の面談

2009年12月27日 01時00分20秒 | 創業準備
26日(土)はFC本部と3回目の面談をしてきました。
今回は直営店を見せてもらいました。

普通、FC参加検討のための店舗見学ならば、
実際にフランチャイジーの店舗を紹介してもらって
見学するのが適当だと思うのですが、
FC事業部を立ち上げたばかりで、
フランチャイジーがいないため、
直営店の見学となりました。


紹介してもらえる直営店だけあってかなりの広さ(50坪)で、
繁盛している店舗でした。

同業他社を大っぴらに見学できることは稀なので、
がっつくように見てしまいました(笑)

かなり参考になりました。
同じ業態なので、基本的な造りや運営で異なることはありません。

でも、細部の細かいところではやはり
それぞれの会社の持ち味がでていますね。
これまで在籍していた会社に比べ、
今回訪問した会社はかなりIT化が進んでいました。
ペーパーレス化がかなり進んでいましたね。
一方で店舗運用面で洗練化されていないところもあり、
また核となるバイトの育成が適切になされているのか
1回見ただけではわかりませんでした。

バイトがきちんと教育されているかどうか
1回で判断する良い方法があります。
それは外来者に対して、
大きな声できちんと丁寧に挨拶ができているかどうか、です。
意外と挨拶は訓練しないとできないものです。
しつけの行き届いている店舗は
バイトが率先してきちんと挨拶ができていますね、経験上。


今回の訪問先は・・・。

一人だけ女性のバイトさんが挨拶してくれました。
10人近くいたバイトさんは
ものすごく興味深々なまなざしを向けてきましたが、
あいさつはなかったですね~。


もちろん店舗責任者の方は挨拶していただきましたけれども。

あいさつは最も基本的なことですが、
最重要事項でもあり、ここができていないと
あとは推して知るべしということになります。
結構観察されています。


それにしても、忙しい師走のこの時期に
直営店を見学させていただいたことに感謝です。



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ゲーム理論―立地争い

2009年12月26日 00時51分11秒 | マーケティング
立地を検討するとき、
競合他社が乱立する場所を選ぶか、
競合他社がいない場所を選ぶか、
という問題があります。

一般的に考えると、
競合他社がいない場所を選んだほうが、
そのエリアを独占できると考えがちですが、
実はそういう場所はもともと集客が見込めず
競合他社も進出していない場所ともいえ、
一概に正解とはいえないようです。


逆に乱立している場所は、
集客が見込める場所として
好立地であるがゆえに多くの競合他社が
進出してきているともいえます。

現にラーメン店や不動産業者が駅前の同じような場所に
密集している光景をよく見かけます。
なぜわざわざ同じような場所に競合店が
あつまるんだろう?と思ってしまいますが、
このような現象もゲーム理論は説明してくれます。


店舗は集まる方が得か、離れた方が得か?

結論から言うと、
限られた商圏で各店舗間に何らの差別化がなく
どこの店舗に行っても同じというのであれば、
商圏の中央に集まった方が得。

他方、各店舗がそれぞれ差別化をして
価格競争を避けるのであれば
離れたほうが得という結論が得られています。

中央に集積するのは、
お客さんがどの店に行っても同じと考えるため、
限られた商圏のなかで
広いエリアのお客さんを
獲得しなければならないからです。
しかし、差別化を行っているならば、
その前提が崩れます。

立地ひとつとっても
いろんな考え方ができるわけですが、
実際問題としては最終的に自分で決断しなければ
ならないわけです。

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失敗学のすすめ 畑村洋太郎著

2009年12月25日 00時00分40秒 | 書評 その他
減点主義の組織や社会では隠したくなる『失敗』
恥の文化が根強い日本社会では、
失敗を白日の下にさらして検討する
ということがなかなかできないでいました。

しかし、ここ10年あまりの日本社会、とくに企業社会での
とりかえしのつかない致命的な失敗の数々は、
失敗を検討し今後に役立てなければならない
という問題意識を増大させてきたのでしょう。
畑村先生という人を得て、
失敗学はいまや脚光を浴びています。

本書で述べられているように
「成功モデル」を学ぶことは
最短距離の成功をつかむには合理的ともいえるでしょう。

しかし、それは所詮マネでしかなく、
受験勉強には最適であっても、
解のないビジネス社会で
血となり肉となる知識を身につけることは
できないのでしょう。
「成功モデル」と同時に
様々な失敗パターンを学ぶことは
知恵を身につけるのに
必要なプロセスだといえるのです。


もっとも、『他者の失敗からは学ぶには
学ぼうとする目的意識が強く、
高い科学的技術の基礎能力がなければ
不可能である』とも指摘されています。

むしろ、自ら率先して行動し失敗した者の方が
その失敗を糧とし成功へとつなげられる
可能性が高いようです。


失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
講談社

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2009年 日経新聞 企業法務弁護士ランキング

2009年12月24日 13時06分44秒 | ヒマ話
毎年恒例の日経新聞による
企業法務弁護士ランキングが12/24、
日経新聞朝刊で発表されました。

企業法務部門では昨年と同様、葉玉 匡美氏がトップ。
法務省民事局付検事として会社法立案に携わった経験があり
企業法務関係者の知恵袋としての評価が高いそうです。

調査方法は、主要346社の法務担当者および企業法務分野などで
実績のある弁護士352人、労働組合75組合を対象に実施して、
それぞれ、135社、184人、31組合から回答を得たということです。
回答率はそれぞれ、39%、52.2%、41%なので、
弁護士業界の中で関心の高い調査といえますね。

注目のランキング内容は
【企業法務部門】
第1位 葉玉 匡美 (TMI総合)
第2位 中村 正人 (中村・角田・松本)
第3位 小舘 浩樹 (アンダーソン・毛利・友常)
第4位 久保利 英明(日比谷パーク)
第5位 国広 正  (国広総合)
第6位 松井 秀樹 (森・浜田松本)
同   小沢 絵里子(森・浜田松本)
第8位 太田 洋  (西村あさひ)
同   郷原 信郎 (郷原総合)
第10位 鳥飼 重和 (鳥飼総合)

という総合順位になります。
ただ、このランキング、
弁護士と企業の双方の投票の総合ランキングなので
弁護士の投票、企業の投票と分けるとまた別の見方ができます。

弁護士投票ランキングでは
第1位 小舘 浩樹  得票22
第2位 葉玉 匡美   同 18
第3位 中村 正人   同 14
 同  久保利 英明  同 13
第5位 小沢 絵里子  同 13

企業投票ランキングでは
第1位 葉玉 匡美  得票19
第2位 中村 正人  同 13
第3位 松井 秀樹  同 10
第4位 国広 正   同 7
 同  鳥飼 重和  同 7

業界の中で有名な弁護士と
顧客の中で名の通っている弁護士とが
若干分かれるといった傾向があるのが
面白いですね。

企業投票では事務所の代表パートナークラス・大物弁護士が多いのに対して
弁護士投票では若手の弁護士の名前もみられます。
おそらく、判例評釈や専門誌への論文投稿などで
仲間内に良く知られた存在なのでしょうね。

昨年の同記事はこちら》》》2008年のブログ記事

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双調平家物語7 保元の巻 中公文庫

2009年12月24日 00時04分15秒 | 書評 歴史系
双調平家物語第7巻は、
絶大な権力を握った白河法皇の崩御直後から
近衛天皇の崩御までの間を描きます。

この間、天皇の座位は、
崇徳、近衛へと受け継がれていきます。

歴史の教科書をみると、
保元の乱は、皇位継承をめぐる鳥羽法皇と崇徳上皇の対立が
摂関家の藤原忠通・頼長の対立と結びつき、
鳥羽法皇の立場を引き継いだ後白河天皇の先制攻撃により
始まったとだけ記されています。

が、そもそもの原因は、単なる権力争いだけではないことが
平家物語を読むとよくわかります。

崇徳は鳥羽とその后藤原璋子(待賢門院)の間の子とされ
形式上鳥羽の息子ですが、
実際には鳥羽の祖父である白河と待賢門院との不義の子で
甥(鳥羽)と叔父(崇徳)の関係にあったのです。
こうした昼ドラもびっくりの人間関係の歪みが
感情的対立に発展し権力闘争につながった可能性は大きく
保元の乱は、きわめて人間臭いドラマが背景となって
起こっているのです。

さらに、摂関家のレベルでも
兄・忠通と異母弟・頼長との間にも感情的な対立があり
権力闘争に発展していきます。
この藤原頼長の行動が本巻後半の主題となっていますが、
多くの人間との軋轢を引き起こしていきます。

歴史は味気ないと思う方は
平家物語を読んでみると
嵌まるかもしれません。


双調平家物語7
- 保元の巻 (中公文庫)

橋本 治
中央公論新社

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Amazon マーケットプレイスで本を売ってみる!

2009年12月23日 06時43分49秒 | ヒマ話
本好きが高じて家の中に本が
いっぱいたまっています。
狭い部屋がもっと狭くなっている!

壁一面の本棚にも入りきらず、
読み終わった本や、
蔵書に適さない本などは
BOOKOFF(ブックオフ)
せっせと持参しておりました。

ブックオフは、普通の古本屋とは異なり
単行本でも新書でも文庫でも
意外と高価で買取してくれます。
大体、本の状態によって定価の最高10%ぐらいですかね。
希少本など本自体の価値とは関係ないので、
新刊に近い古書でも、古い本でも基準は同じです。

家の中が一掃されるので、
それはそれで重宝していたのですが、
アマゾンマーケットプレイスを利用してびっくり!

以前からアマゾンマーケットプレイスは
購入者として利用していましたが、
出品者としてはめんどくさいイメージがしていたので
利用をしていませんでした。

自分の時間が増えていざ
出品者の手続きをしてみると、
意外と簡単。
出品も納品書や宛先名は
アマゾンが作成してくれるので、
出品者は配送の手間をかけるだけでした。

もっと手間がかかると思っていましたが
思ったよりは手間暇がかからなかったので、
これならサラリーマン時代に副業として
やっときゃよかったなぁと思いました。


気になる収益は?

たとえば、文庫本560円の本なら
ブックオフだと最高で56円程度になります。
(注:本の状態によって買取価格は変わります)

アマゾンマーケットプレイスだと
100円で売れました。
これに送料が340円付加されますので
総売上は440円となります。
ただ、アマゾンによって手数料が徴収され、
この場合195円でした。

残り245円。
後は実際の送料を考えます。
クロネコメール便だと80円。
165円となります。

ブックオフに持ち込むよりは
3倍のお値段ということになりますね。

ただし、配送方法を間違えると
赤字になってしまいます。
日本郵便の場合は重量で送料が決まります。
普通郵便だと250グラムまでで240円。
500グラムを超えてしまうと
普通郵便だと580円になってしまいます。
アマゾンが決めている送料よりも
大幅に超えてしまいますが出品者の自腹です。

そこで、ゆうメールの登場!

縦・横・高さの合計が170センチ以内なら
重量によって送料が変わります。
500グラム以内なら290円。
500グラムを超えて1キロ以内なら340円。
(アマゾンの送料はこれが基準になっているんですね)

ただし、書籍の厚さが2センチ以内なら
クロネコメール便を使うのが断然お得です!

クロネコメール便なら
A4サイズ厚さ1センチまでなら80円。
最大2センチまでで160円です。
B4サイズでも厚さ2センチまでなら240円です。


サラリーマン時代は
会社から送る郵便物の送料は
みんな会社持ちだったので、
送料のことなどあまり気にしませんでした。
いざ自分でやってみると初めて
どうゆう場合にどの配送業者を利用するのが
一番コストがかからないか
実感を持ってわかりました。

やってみないとわからないってことは
確かにあると思います。


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双調平家物語6 院の巻 中公文庫

2009年12月23日 00時02分14秒 | 書評 歴史系
長い長い橋本版平家物語。
中国の歴史にまでさかのぼって物語がはじまります。

新刊で出版されていた文庫版8巻が
面白そうだったので、少し前に戻って
『保元の乱』前夜あたりから手にとって読んでみました。

文庫版第5巻は
関白の地位が道長からその息子頼道に譲られた
あたりぐらいからです。摂関政治の絶頂期を過ぎて
ゆるやかに衰退の道をたどる様を描いていきます。

天皇家は後三条から白河へ変わるあたりで
院政の勢いが増してきます。

平家物語は、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」で始まるように、
「平家」の盛衰を素材に無常観を伝える物語です。
平安時代から鎌倉時代に変わる時期は
貴族政治から武家政治にかわる大きな時代の節目でもあり、
長い間の「藤原家の時代の終わり」を告げる時代でもありました。
衰えたのは「平家」だけではなく、
「藤原家」ひいては「貴族政治」が終焉を迎え、
武力を背景にした力の政治が始まりを告げたのでした。


翻って現代を観るとき、
徳川時代から明治時代が一つの大きな節目です。
鎌倉・室町・江戸と続く長い「武士の政治支配」から
「民衆の政治支配」へと移行しました。

その「民衆の政治支配」の中でも、
カテゴリーを一段下げてみると
太平洋戦争を挟んで、
明治・大正・昭和前期の政治支配権力と
昭和後期・平成へと続く政治支配権力の色彩も大きく違います。
また、さらにカテゴリーを一段下げると
太平洋戦争以後でも、自民党一党独裁政治と
民主党政権が誕生した現在とは
その政治支配権力の意味は異なってくるでしょう。


橋本版平家物語を読んでいて
そんな壮大な政治支配権力の盛者必衰の理を
思い浮かべてしまいました。


橋本治さんのほかの作品の文章とは異なり
とても格調高い文章に若干とっつきにくい印象が
ありますが、意外と読みやすいのです。

やや七五調を含んだリズム感の良い文の運びとともに
貴族の世界のどろどろとした権力争いを
赤裸々に表現する内容も面白いからだと思います。


双調平家物語〈6〉院の巻(承前)
(中公文庫)

橋本 治
中央公論新社

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個人事業の開業届を出してきました!

2009年12月22日 07時00分00秒 | 創業準備
21日に個人事業の開業届と青色申告承認申請届を
門真税務署に提出してきました。

最初のうちは個人事業主として
事業を始めようと思います。

店舗も事務所も何も決まっていませんが、
一応住所地を事業所にして
屋号も決めました。

オフィス樹(たつき)です。

芯のある大樹のような大きな会社に
育てたいと思います。
まだまだよちよち歩きですが、
よろしくお願いします。



届を提出してからチェックを受け、受理されるまでおよそ30秒。
あっけなく受理されました。もちろん無料です。

当面何が変わるというわけではありませんが、
これで再来年の確定申告は青色申告でしなければならないと
いうことと税控除が65万円まで認められることになります。

青色申告の場合、複式簿記で帳簿をつけなければなりません。
市販のソフトを使えば簡単だそうですが、
簿記の仕組みを知りたくて、
現在簿記3級の勉強をしています。
2月末にある試験を受けようと思っています。

簿記の勉強を始めてから、
今まで読んでいた会計に関する本の理解が深まった
ような気がします。
表面的な理解だったものが
簿記の仕組みを知ることで、
帳簿上どんな意味を有しているのかが
よくわかりました。


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ゲーム理論の思考法 川西諭著

2009年12月22日 00時23分51秒 | 書評  ビジネス系
学者の書いたビジネスマン向けの啓蒙書で
非常に分かりやすくかつタメになる本です。

ゲーム理論の思考法
川西 諭
中経出版

詳細はこちらから



ゲーム理論とは、
「2人以上のプレーヤーの意思決定・行動を分析する理論」
のことを言います。
1928年、フォン・ノイマンによって提唱され、
映画『ビューティフル・マインド』で有名なジョン・ナッシュは
このゲーム理論で1994年ノーベル経済学賞を受賞しています。

ゲーム理論といえば、
『囚人のジレンマ』が有名ですが、
本書でも丁寧に分かりやすく、
なおかつビジネスマン向けに応用が利く形で
解説がなされています。

とくに僕が興味をひかれたのは、
『バックワード・インダクション』

聞きなれない言葉で、
ネットで調べると小難しい説明がなされていますが
本書では、
『最後に意思決定をする人から順番に最適な行動を選び、
最適でない選択肢を消していく方法』と説明されています。

バックワード・インダクションの練習として
紹介されているゲームが、
『2人のプレイヤーがそれぞれ数字を言い合って、
最終的に「10」を言った方が負け』というゲーム。
ルールは、一度に言える数字が3つ以下という簡単なゲームです。


これって、先攻で「1」を言えば必ず勝てるゲームだって
ご存じでしたか?


本書ではそのからくりを
バックワード・インダクションで解説しています。

相手に「10」を言わせることが最終目標です。
そのためには、自分が「9」を言えば良い。
ルール上「9」をいうパターンは全部で3通り。
「7・8・9」「8・9」「9」
相手に「6」を言わせれば、
自分は確実に「9」を言うことができます。
相手に「6」を言わせるためには、
自分が「5」を言えば良い。
「5」を言うパターンは・・・
という形でゴールから遡っていくと、
自分が先攻で「1」と言って、
相手に「2」と言わせた時点で勝負がつく
というカラクリです。
プロセスはなんだか複雑なようですが、
実は勝負は最初の段階でついている!というカラクリは
いろんなところに転がっていそうです。


これって、ビジネスシーンに応用が利く手法ですよね。


ビジネスの現場は何でもありの世界、
ゲーム理論そのものを
ビジネスに役立てることも考えられますが、
逆に騙されないよう防御法を身につける意味でも
ゲーム理論を知っておくこと有用だと思われます。

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