フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

日本ブログ村ランキング

にほんブログ村 ベンチャーブログ 起業・独立へ
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ いつも応援していただいてありがとうございます。 ブログを続ける励みになっています!

なぜ正直者は得をするのか  藤井聡著

2009年08月28日 00時29分07秒 | 書評  ビジネス系
著者は、京都大学大学院工学研究科教授。
公共政策のための心理学を専攻していることから、
損と得の問題に関する心理学・経済学・倫理学を
取り扱います。

本書では、
「正直者は最終的には馬鹿を見ないのだということを、
だからこそ幸せは正直者に訪れ
利己主義者には不幸しか訪れ得ないのだという現実」
を明らかにしていきます。



本書のもくじ
1章 人間は「利己主義者」ではない
2章 「人間は利己主義者ではない」と考えてみる
3章 跋扈する利己主義者、馬鹿を見る正直者
4章 敗北する利己主義
5章 利己主義者は自滅する
6章 利己主義と向き合う力

本書は、人間は純粋な利己主義者ではないことを明らかにしつつ
それでも利己的な行為をする人間は損をする、
むしろ正直者である方が得をすることを立証して、
損と得の問題に直面したとき、
利己的に行動するのではなく正直であれ、
ということを促しています。
まさに、「Honesty is the best policy.」という、
英語の諺そのままの理念を実証するのが本書のねらいです。

得を求める利己主義者に正直であることを勧める内容ですが、
「幸福になる、ならない、とは別の次元で、
正直者として振る舞うことを決める者だけが、
幸福を享受することができるだろう」と
本書の注釈210頁に書かれているように
得になるから、正直にふるまえというのは
背理であるとおもいます。
そんな正直はしょせんにせものの正直であるにすぎません。

職場に、意図的に話を創作する利己主義者がいますが、
この本を読ませたいです。

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ




軍師 竹中半兵衛  笹沢左保著

2009年08月27日 00時11分50秒 | 書評 歴史系

『竹中半兵衛的生き方』

ビジネスマンの処世術として
信長や秀吉、家康のような生き方が
よく問われたりしますが、
どちらかというと僕自身は組織のリーダーというよりは
軍師・参謀のような生き方にあこがれます。

軍師・参謀になれるような頭脳があるかどうかは別にして(笑)



本屋でたまたま見つけた本書。

まだ読んでいる途中ですが、
読み始めたら止まらなくなりました。

笹沢左保さんの作品は読んだことがありませんでしたが、
本書はとても面白いです。

機知に富む竹中半兵衛のイメージに対する
読者の期待を裏切ることなく
すべてを見通す無敵の軍師ぶりを描ききります。

美濃の斎藤家中で
「青なり瓢箪」と呼ばれ、わざとあなどられながら
わずか17名で稲葉山城を奪取するエピソードは
竹中半兵衛の面目躍如といったところです。

ともすれば陳腐になりがちなエピソードを
わくわくどきどきさせながら読者を導く筆力は
さすが人気作家といえるでしょう。


↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ






職場での出来事に思うこと

2009年08月26日 00時50分12秒 | 職場の話題
上司と部下との関係で
部下がたるんだ行動をしていたら、
叱責するのが上司の取るべき当然の行為だと思っています。

しかし、絶対に歯向かうことのない部下に対して
見せしめのように、居丈高に怒鳴り誹謗するのは
指導でも注意でもなんでもありません。

それは、卑怯というものです。

なにか別の意図があるとしたら
正々堂々とその意図を実行すべきでしょう。

言いなりになっている部下を使ってすべきことではありません。

今日、たまたま職場で上司が部下を叱責している場面を見かけましたが
傍から見ていて、あまりいい気持はしませんでした。
上司の叱責はあまりに理不尽でしたし、
従順だと認識している部下に対して
叱責していることが明らかだったからです。

自分のいらだちを叱責することで
解消しているようにも思え、
職場の閉塞感が強まるように感じました。

なぜ、彼はそのことに気がつかないのでしょうか。

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ


弁護士大激変  週刊ダイヤモンド

2009年08月25日 00時31分18秒 | ヒマ話
今週の週刊ダイヤモンドに
激増した弁護士の現在の実態について
詳しい特集をしていました。

弁護士界も市場原理にさらされているので、
格差はどうしても存在するとは思いますが、
司法制度改革によって
その格差はより広がっているようです。



特集内容は
①過払い金返還請求訴訟
②弁護士の使い方入門
③弁護士非情格差
④タレント弁護士の本音
⑤法科大学院の蹉跌
⑥ヤメ検人脈の系譜
ですが、
個人的に興味があったのは
弁護士の格差と法科大学院の蹉跌です。

90年代後半から渉外弁護士、
企業法務弁護士は人気が出始めたそうで、
法律事務所は巨大化の一途をたどったようです。
巨大法律事務所の洗練されたイメージと高給が
若い司法修習生の人気を集めたと思いますが
洗練されたイメージと高給がなければ
人を集められない仕事内容であるのかもしれません。

渉外弁護士が高給とりなのは
それだけ企業が多くの費用を支払っているからなのですが、
コストに敏感な企業が
なぜ法務分野にこれほどコストをかけるのかよくわかりません。

巨大法律事務所の無駄の多い事務所運営や人件費の高さは
費用を支払う価値があるのか疑問に思うことが多いです。

この点、
各企業の法務担当者はどう考えているのでしょうね。

案の定、リーマンショック以来の不況によって
企業法務の分野も縮小傾向だそうです。

そりゃそうだろっ!

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ





選挙参謀 関口哲平著

2009年08月24日 23時40分46秒 | 書評 小説系
現在、衆議院議員選挙が実施され、
投票日まであと1週間を切りました。

とてもタイムリーな内容の
「選挙参謀」を読みました。

   

著者は実際にアントニオ猪木氏や野末陳平氏、大前健一氏、舛添要一氏らの
選挙事務局長を歴任しており、選挙参謀として活動しているだけに、
小説の内容はリアルで迫力がありました。

小説の舞台は、地方の市長選挙であり、
新人候補ではなく、現職市長の選挙参謀をする
主人公の視点から描かれています。

それだけに選挙の内幕は
クリーンには程遠く
えげつない戦術がこれでもかというほど
繰り広げられます。

市長選・知事選・国会議員選挙に
市議や県議が重要な役割を果たしていることが
よくわかりますし選挙事務所の設置場所や
ポスターの内容にそれぞれ重要な意味があることを
知ることができました。


選挙を10倍楽しめる小説です。


↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ



「最高チーム」をつくるシンプルな仕掛け

2009年08月21日 00時18分19秒 | 書評  ビジネス系
成果を出すための
「最高のチーム」をつくるためには
どうすればいいのか?

マネジメントスタイルの大きな方向性として
本書では「北風マネジメント」と「太陽マネジメント」が
あげられています。




部下には厳しく接するべきなのか
優しく接するべきなのか、
その都度思案のしどころです。
著書の黒岩さんは
厳しい指導による北風マネジメントで失敗した経験から
47の仕掛けを考え、本書で披露しています。

もっとも参考になったのは
部下に厳しい指導をすれば
成果が上がると考えるのは幻想にすぎない
ということです。

部下に優しいから成果があがらないのではなく
成果が上がるように工夫をしていないから
成果があがらないのだと思います。

本書の底辺に漂っている思想は
「部下が上司のために働くのではなく、
上司が部下のために働く」という
サーバントリーダーシップ

個人的には、本書に書かれてあることが
成果をあげる唯一の方法だとは思いませんが、
参考にはなると思います。

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ

「ビジネス書」のトリセツ 水野俊哉著

2009年08月20日 21時49分46秒 | 書評  ビジネス系
「法則」のトリセツの著者、水野俊哉氏の第2弾。
「ビジネス書」のトリセツです。



ビジネス書が何を指すのかはさておき、
書店に氾濫する「ビジネス書」の読書指南的な内容の本です。

内容を敷衍して、
本の読み方であったり、買い方・売り方、
はては書き方にまで及んでいますが、
本書の秀逸なところは、
『ビジネス書10大著者の「ここが読み所」』の
パートであると個人的には思います。

勝間和代であったり、神田昌典であったり
ベストセラー作家が挙げられていますが、
僕の好きな小宮一慶はあげられていないので、
どことなく著者の嗜好が透けて見えます。

前著と同様、お手軽にビジネス書を俯瞰したい方に
お勧めです。

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ

部下に店舗責任者から外すことを伝えるの巻

2009年08月19日 01時24分04秒 | 職場の話題
事業部の責任者として、
いやな役回りを担わないといけないときがあります。

今回は、一人の店舗責任者を降格させる役回りを引き受けました。


今回店舗で短い間でしたが一緒に仕事をした部下です。
確かにまじめで一生懸命仕事をしていましたが、
彼の問題点は、
①膨大な仕事の量を前に、段取りを組むことなく仕事に取り掛かり
期日までに完成することができず、結果的にお客様に迷惑をかけたこと

②店舗責任者として、的確で迅速な判断を下すことができず、
周りのスタッフを混乱させていること

でした。

不祥事を起こしたわけではないので、
そのまま見過ごすこともできたと思いますが、
僕自身がいっしょに仕事をして、
この店舗を彼に任すわけにはいかないと判断しました。
お客様に対して責任をもって彼を押すことはできないと
思いました。

降格の旨を告げたとき、
彼は、続けさせてほしいといいました。
「どうして続けたいと思うのか」と問うと、
「責任ある仕事をしたいからです」といいます。

「その言は良し!」と思いました。

しかし、責任ある仕事とはどういうことなのかわかっているのか?

重要な地位に就くことだけが責任ある仕事ではないですよ。
期日を守り、お客様に安心してサービスを享受してもらうことが
責任ある仕事だと僕は思っています。
それは、何も重要な地位や高い地位に就かなくとも
果たすことができるはずであるし、
ましてや、彼はまさにその「責任ある仕事」を果たせていなくて
降格を言い渡されているのです。

的確で迅速な判断や仕事の進め方を
もう少し小規模な店舗で修練を積んで
再チャレンジをしてほしいと諭しました。

降格の結論は変わりませんが、
本人自身が今回の処遇をどの程度理解しているかによって
今後の飛躍の仕方に違いが出ることだろうと
思っています。
僕自身は、彼がもう一度基礎からやり直したほうが
今後の職業人生への寄与は大きいと思っています。


↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ






昭和史 戦後編 半藤一利著

2009年08月19日 00時42分03秒 | 書評 歴史系
1週間のお盆休みが過ぎて
通常勤務が始まっても
なかなか体がいつも通りに動かないですね~。

東北地方が懐かしいです。

旅行中読んでいた本の書評を一つ。

半藤さんの著書はいくつか読んでいて
印象に残っているのは「ノモンハンの夏」です。

昭和史の戦前編も読んだことがあり、
戦後編もいつか読みたいと思っていました。



本書の前半半分ぐらいまでは、
敗戦直後の混乱期の記述です。

僕自身はどちらかというと
後半部分の30年代以降昭和史の語りの方が
個人的に面白かったです。

半藤さんは週刊文春にも所属したことがあったので、
政治・経済などの日本の現代の歴史にも細かいことまで
とても詳しく書かれています。

60年安保や70年安保の当時の世相にとても通じており
当時の雰囲気を生き生きとイメージすることができました。

とくに印象的だったのは、
60年安保でさんざん政治的活動した学生が、
祭りの後のごとく、就職活動に転換し、
経済に集中していった様でした。

同様に70年安保でも、
同じ現象がみられています。

熱しやすく冷めやすいというのは
日本の国民性なんでしょうね。

↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 30代サラリーマンへ


東北紀行 厳美渓編

2009年08月16日 07時10分43秒 | 
13日は猊鼻渓(げいびけい)から一関市のホテルに戻ってそこで一泊。

14日目の朝、今度は猊鼻渓と名前は似通っていますが、
一関駅をはさんで反対方向にある『厳美渓』(げんびけい)に向かいました。

厳美渓とは、岩手県一関市にある磐井川中流の渓谷。
栗駒山を水源とする。全長2km。
1927年に国の名勝及び天然記念物に指定されたそうです。

こちらも岩の自然美に目を奪われますが、
猊鼻渓に比べると流れが急で、
小ぶりな岩が急流の中に散在しています。






厳美渓で有名なのは「空飛ぶ団子」ですかね。
ちょっと見にくいかもしれませんが
向こう岸の茶店からこちらの休憩所とのあいだに
ワイヤーロープを張り籠の中に団子を入れて運んできます。



厳美渓で購入した「いつくしだんご」(3本・350円)は
ものすごくおいしかったです。


東北紀行 猊鼻渓編

2009年08月16日 00時06分49秒 | 
中尊寺と毛越寺に参詣したあと
絶景を楽しめる『猊鼻渓』に向かいました。

砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷。
日本百景に数えられた猊鼻渓は北東北の代表的な観光地です。

1500円で舟下りが楽しめます。


13日は雨が降ったあとで
靄が立ち込め幻想的な雰囲気のなか
そそり立つ岩の間を進みます。







よく見ると女の人の顔のように見える岩


ゆっくり船が進んで
獅子岩のある船着場で20分ほど休憩します。


船は船頭さんの舟歌を聞きながら、
また発着場へと戻っていきます。


ゆったりした時間をすごしました。

東北旅行紀 毛越寺編

2009年08月15日 16時10分33秒 | 
中尊寺に比べると知名度に劣るのですが
毛越寺【もうつうじ】も有名です。






【毛越寺・本堂】


毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、
藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されました。
往時には堂塔40僧坊500を数え、
中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。
奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失し、
現在大泉が池を中心とする浄土庭園が保存されており、
国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。







浄土をイメージして作られているので、
いままで観てきた各地の浄土信仰を基にした庭園と似通っており
どこかで観たような錯覚にとらわれました。

東北旅行紀 中尊寺編

2009年08月15日 12時10分54秒 | 
13日には、中尊寺に向かいました。

【月見坂】

本堂へ至る坂道の両側には大きな杉の木が林立していて
神秘的な雰囲気を醸し出しています。

【本堂】

この日はお盆の初日だったせいか、
小雨降る中でしたが多くの参拝客が
訪れていました。

【金色堂】

金色堂自体は、文字通り覆堂に覆われていて
外から観ることができません。
現在の覆堂はコンクリートでできており
近代的な建物です。

【旧覆堂】

すでに鎌倉時代から覆堂は建設されており
風雪から金色堂を守ることに腐心されてきたことがうかがい知れます。


中尊寺近くの茶店でだしていた「ずんだ餅」。
おもちに枝豆をつびした餡をかけます。
宮城の名物です。




東北旅行紀 遠野編

2009年08月13日 22時49分48秒 | Weblog
3日目には夕方、盛岡から北上に移動して
レンタカーを借り、柳田國男の「遠野物語」で有名な
『遠野』へ足を伸ばしました。

      
遠野の位置関係です。


遠野駅舎



遠野市にある鍋倉公園は、
鍋倉城の城跡です。
遠野南部氏の居城がありました。



鍋倉公園の三の丸址「なべくら展望台」
ふるさと創生事業でつくられた
木造2階建ての展望台は
外観は立派でしたが
あまり手入れが行き届いていないようでした。


もっとも、展望台から遠野の町並みが一望でき
美しい風景が広がっていました。



山々に囲まれた盆地の中で
広がる街並みの風景を高台から眺めるのが
東北地方の典型的に美しい風景であるように思います。


東北旅行紀 盛岡編

2009年08月13日 19時15分36秒 | 
3日目は、青森から八戸を経て、盛岡へ移動しました。

スーパー白鳥で八戸へ。

八戸駅まで東北新幹線が延伸しており、
2010年12月に青森まで新幹線が敷設され開業される予定です。




八戸から東北新幹線に乗って、盛岡へ。


盛岡の街を観光しました。

盛岡のシンボル『岩手山』

盛岡市には、戦災での被害が少なかったせいか
明治・大正時代に作られた重厚な建物がそのまま残っています。
とくに銀行の建物で風情のある建物が多いです。
たとえば、
    
現在の岩手銀行中の橋支店。

赤レンガの東京駅を建築した辰野金吾に設計を依頼したため、
東京駅に似ています。
明治44年(1911)に竣工しました。



旧第九十銀行の建物として設計・建築。
現在は、啄木・賢治青春館になっています。

そのあと、近くの料理店で昼食を取りましたが、
これが値段の割にものすごくおいしかったです。

盛岡に来たときはぜひお立ち寄りください。

そのあと、
宮沢賢治が『注文の多い料理店』を出版した
光原社へ行きました。







石川啄木や宮沢賢治が青春時代を過ごした盛岡は
文学の街でもあるのです。



My Yahoo!に追加

My Yahoo!に追加