フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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昭和天皇〈第3部〉金融恐慌と血盟団事件 (文春文庫)

2012年02月26日 23時50分49秒 | 書評 歴史系
うかつにも、大阪市の事業系ごみ回収の手数料が55%も上がることを、
すでに昨年の6月に決まっていたにもかかわらずに知らず、
つい最近回収業者から4月1日からゴミ回収手数料が上がる
という通告をうけショックを受けてます(笑)

「事業系ごみ」の減量化が建前のようですが
事業を行う企業ならゴミは大抵出るので
実質的には法人事業税に対する増税ですよね。
「増税」という言葉が前面に出ない分、巧妙です。
税金以外にも行政サービスを利用するときに
手数料を支払わないといけないなら
一体税金は何に使われているのか、
本当に不思議です。

事業をしていると何やかやと経費がかかります。
個々の経費は少ないといえども「塵も積もれば」というやつです。

めげずに頑張ります(笑)


近況報告はこれぐらいにして、ブックレビューです。


〈渦中にあるとき、人はその重大さを、後代から見るようには、認識することができない〉あとがきより

お話は、昭和の時代です。現代の話ではないですが、似たような雰囲気を醸し出しています。
金融恐慌から不況が長引き急速に世相が悪化する昭和初期。

昭和天皇〈第3部〉金融恐慌と血盟団事件 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


本書が扱う内容は、
昭和天皇が即位した「昭和の幕開け」から
昭和7年の血盟団事件までです。

金融恐慌の時代を描いた作品として
この時期、暗殺される浜口雄幸や井上準之助の生涯を描いた
城山三郎著「男子の本懐」が白眉です。

アメリカとの戦争への道をひた走る時期ですが、
昭和天皇を含め、必ずしも当時の国家上層部が
アメリカとの戦争を企図していたとは感じられません。

昭和天皇と弟君である秩父宮との激しい議論を
活写した場面が印象的でした。
親政による憲法停止を説く陸軍大尉たる秩父宮に対し
「宮は、何を学んできたのか。
憲法停止などを口にする軍人がいるとは、
朕は想像したこともなかった。汝は皇族ではないか。
皇族たる身分の本分、帝国軍人たることの責任を
全く学んでいないのではないか。」

立憲君主制の建前の中で、天皇たる地位をいかに全うするか
田中義一内閣、浜口雄幸内閣、若槻内閣らに対する
若き天皇の対応に苦悩と葛藤が垣間見えます。


本作品では、昭和天皇を取り巻く政治や経済状況、文化にまで
幅広く言及されており、時代背景を感じ取ることができ、
物語としても、とても面白い。

天皇を中心として、
当時の国家上層部が何を考えていたのか
特に侍従長やときの政権、軍部の相関関係が
明解に分かる点がこの作品の特徴です。
一部の政治家や軍人は自己の主張を通すために
ご都合主義的に天皇の権威を利用してきたことが
良くわかります。

そして、複雑な政治状況は、
天皇の思惑から少しづつずれていき、天皇でさえ、
いや天皇だからこそコントロールできないように
なっていくのです。

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メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故 大鹿靖明著

2012年02月21日 02時00分00秒 | 書評 その他
新年度に向けて相変わらず毎日忙しい日々を送っています。

常にウオッチしているわけではないからか、
いまだに、福島第一原子力発電所で本当のところ
一体何が起こっていたのか、さっぱりわかりません。

もちろん、正しいのか、正しくないのか定かではない
玉石混交の様々な情報が流通していることは理解していますが
その有象無象の情報のどれが正しいのかがわからないのです。

メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故
クリエーター情報なし
講談社


それが、この本を読んで事実の全貌が
わかりかけたような気がします。

・3月11日地震が起きたとき、
 東京電力のトップ二人社長と会長はいったい何をしていたか?
・冷却装置が機能しなかったのはなぜか?
・ベントがなかなか行われなかったのはなぜか?
・海水注入は中止されたのか?
・緊急事態が起こった時の専門家の対応
・東電撤退の真相
・被災者そっちのけの東電救済案や銀行家の保身
・原子力発電を推進してきた経産省の責任転嫁

さまざまな疑問の解答がここにあります。

そして読めば読むほど、腹立だしさが募ります。
とくに最も責任を感じてよいはずの
東京電力や経産省の無責任さや当事者意識のなさには
あきれ果ててしまいます。

このドキュメントでは、
ほとんどが実名で報道されているため
この事故の裏でどういう人間たちが暗躍していたのか?

いまだに福島原発事故は解決などしていないのです。

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脱サラ組でも年収1000万? 止まらないFC塾成長の裏側

2012年02月20日 23時21分25秒 | FC店開業

毎年恒例の経済誌による教育特集。
今週の週刊ダイヤモンドは「最強の塾&予備校」特集でした。
その記事の中にFC塾に関しての記事があったので
興味深く読みました。

FC塾に関しては4ページほど割いて
詳細に語られていました。

開業資金が1000万円ほど必要なこと、
一定の条件を満たせば日本政策金融公庫から
開業資金を一部融資してもらえること、
開業後の生活資金が必要なこと、
など丁寧な取材に基づく内容になっています。

「開業してから本当に利益を上げられるのか、
生活していけるだけの儲けは出るのか」
FC加盟希望者にとって最も気になるのは、
この点だといいます。

その答えは?

記事を読んでみてください(笑)
無難な書き方をしています。


シュミレーションはあくまで予測であり
開業してからいろんな「想定外」が起こるのは
FC加盟であっても同じこと。

記事記載のシュミレーションをFC本部が
保証してくれるわけではありませんし
ましてや利益を上げてくれるわけでもありません。
あくまで自己責任です。

起業が軌道に乗ったことを、家族をはじめとする
多くの支援者に感謝するとともに
自らが「利益」を勝ち取るという
前向きな覚悟がなければ
「成功」や「利益」などおぼつかないと
思っています。
まぁ「利益」だけにがむしゃらになっても
味気ないと思いますが・・・。
そのあたりはバランス感覚です。
一方で自営なんだからサラリーマンよりは
自分の「想い」を経営や運営に活かすことはできますよ。


僕は満足しています。


そして、軌道に乗ってはじめて
この成功は決して自分自身の努力だけでは
なしえなかったと気づきます。

週刊 ダイヤモンド 2012年 2/25号 [雑誌]
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


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ジェノサイド 高野和明著

2012年02月12日 23時18分01秒 | 書評 小説系
ジェノサイド
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)



大量殺戮を意味するジェノサイド。

最初のうちは、表題と物語はなかなかリンクせず、
日本とアメリカでの二つの物語がパラレルに進んでいきます。

物語の中盤に差し掛かって
二つの物語がリンクして、
物語の全貌が明らかになりだしたあたりから
俄然面白くなっていくので、
そこまでは辛抱して読むべし。


福島の原発事故以来
高度な政治判断という美名の下に
国民に対して必要な情報を隠すというのが
国家権力の常套手段かもしれないというケースが
現実に次々と現れてくると、
この小説に書かれてある権力者たちの行動も
あながち荒唐無稽と笑えないからおそろしい。

人類絶滅の危機を示唆する
ハインズマンレポートの存在をはじめとして
「傭兵」や「創薬」、アフリカのコンゴでの虐殺事件、
などなどディテールの描き方が半端なく精巧なので
非常に現実感が溢れています。

一部残虐なシーンがこれでもかと詳細に描かれますが
そのことが傭兵たちのアフリカ脱出劇の壮絶さを際立たせています。

任務に隠された真実は何か?
背後で糸を操っているのはいったい何者なのか?
最後まで目を離せないスリルを味わえます。

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プロフェッショナルの働き方

2012年02月10日 00時50分31秒 | 書評  ビジネス系
プロフェッショナルの働き方 (PHPビジネス新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所



「想定外の変化が当たり前の21世紀的仕事環境・経済環境において、
長い間第一線に立ち、価値を提供し続けるにはどうしたらいいのか?」
この問いかけが、出発点です。

その1つの答えとして、人事・組織論・キャリア教育論の第一人者
慶応大学大学院教授の高橋俊介氏が提案する働き方が、
「プロフェッショナルという働き方」です。

本書では、プロフェッショナルの定義から始まって
プロフェッショナルの働き方として10の条件を上げています。

とりわけ、私が参考にしようと思うのは、
条件7 行動と成長をセルフマネジメントする

いわく
・職業倫理やポリシー、価値観などで
自分を厳しく律していない人は、すぐに相手にわかる。
 相手に警戒され、本音を引き出すことができず、
結果として問題を解決できない。
・現実社会は矛盾に充ちており、
それらの矛盾とうまく折り合いをつけながら、
問題解決を図っていくのがプロフェッショナルの仕事。


そして、人生においてときに受け入れがたい事態に対し、
どのような防衛機制をとるかが重要であるといいます。

防衛機制とは、そのできごとから自分を救うために、
無意識的に出てしまう行動のことです。

防衛機制には、未熟なものと成熟したものとがあり、
以下のような未熟な防衛機制を取る場合は、
不幸になる確率が高いといわれています。
・投影
・動的攻撃性
・行動化
・幻想

一方で、以下のような成熟した防衛機制をとることが
幸福につながるそうです。
・昇華
・ユーモア
・利他的行為
・抑制

プロフェッショナルであるか否かは別として、
如何ともしがたい現実をどう受け入れるかは
誰にとっても、人間性を問われる重要な態度と
いえそうです。

まだまだ自分に対してダメ出しをすることが多いですが、
これからの人生、プロフェッショナルな働き方を
極めていきたいとは思っています。

そんなことを考えさせる一冊でした。

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新規参入を迎え撃つ!

2012年02月07日 16時44分50秒 | 店舗経営
寒い日が続きます。
インフルエンザも大流行していると聞きますが
幸い私は元気に忙しい日々を送っています。
おかげでブログの更新も停滞気味ですが・・・。

ふと気がつくと、
自店舗の近くに他社の新店舗が2軒も開業していました。


年末から、他社の調査が頻繁に入っておりましたが、
これが理由かぁと思い当たりました。

この業界は参入障壁が低いので、
他社の参入は仕方がないことで、
健全な競争が業界の発展を促していると理解しています(笑)

僕も、1年半前はこの地域に殴りこみをかけたわけですから
人のことをどうこう言う筋合いはありません。
これまで続けてきた新規立ち上げの努力と同時に
あらたな参入者を迎え撃つという努力を重ねる
必要が増えました。


地域市場での生き残りをかけた戦いが、
新年度に向けて始まるというわけです。
知恵を尽くして「顧客の創造」に向けて
努力するしかありません。


こういう舞台が整えられると、
戦々恐々とするよりはむしろ
やったるでぇー!と野蛮な血が騒ぐのは
なぜなんでしょうか?

なんかの遺伝子が組み込まれているのでしょうかね(笑)


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