フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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組織で使える論理思考力 飯久保廣嗣著

2009年09月30日 00時08分47秒 | 書評  ビジネス系
本書でキーポイントになる思考方法が
「ラショナル思考」

ラショナル思考とは、
ある問題・課題を分析し結論を出す場合に
論理的で体系的な考え方のプロセスをいいます
本書で特に強調しているのが、
シンプルで汎用性の高い論理体系です。

組織で使えるためには
わかりやすいものでなければ
ならないと著者はいいます。



切り口は4つ。

①全般的な現象・・・どうやって「現状把握」するのか
 分析課題の限定
 関心事の列挙
 課題の設定
 優先順位の設定

②過去の現象・・・原因はどこにあるのか
 分析課題の設定
 情報収集
 原因の想定
 想定原因の検証
 諸対策の策定

③現在の現象・・・どうやって決めるのか
 決定事項の明確化
 目的・目標の設定
 選択肢の立案
 選択肢の副作用

④将来の現象・・・リスクについての正しい論考
 重大領域の明確化
 将来問題の想定
 予防対策の想定
 コンティンジェンシー(発生時対策)


ある意味普通ですね。
「できる人」は、これらの論理段階が明確かどうかは別にして
このような段階を瞬時に経て「結論」を
出しているんじゃないでしょうか。
「できない人」は、これらの段階のいずれかで
モタモタしているのでしょうが
それは人それぞれでしょうね。

ただこの本の最後の方、
第4章「組織で活かせる思考力」は
必読だと思います。
なるほどと思うことがあります。
とくに若い人で「ホウレンソウ」の意味を
深く理解していない人にはお勧めです。


蛇足ですが・・・。

この本の187頁に
役員が決裁においてタブーとされる質問を
しないことが書かれてあり、
その一つに「これは本当に大丈夫だね」があります。

が、
ぼくはしょっちゅうその言葉を
上司から吐かれています(笑)
禁句だったんですね~。
知ってましたか、部長!(笑)

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獣の奏者 王獣編 上橋菜穂子著

2009年09月29日 00時40分08秒 | 書評 小説系
『獣の奏者 闘蛇編』の続編です。



傷ついた王獣の子、リランを救いたい一心で、
王獣を操る術を身につけてしまったエリン。
王獣は「けっして馴らしてはいけない獣」
その理由をエリンはやがて身をもって知ることになる。



王獣を決して馴らしてはいけない理由は、
最初、王獣が猛獣であり人を傷つけるからだと
考えていましたが、もっと深い所に理由があったようです。
その理由は、この王獣編の後半で明らかにされますが、
まるで良質の推理小説を読んでいるようでした。
次に展開が気になってしょうがない・・・笑

ただ、本書はそれだけじゃない。
惹きつける魅力がたくさんあります。
それは読む者をしていろんな捉え方ができる
ストーリー展開になっている点にも
秘密があるようです。

王獣は国家にとっては
核兵器のような最終兵器です。
その扱いは国家機密のように
厳重にしなければならない。
一方で核原子力を生み出した
アインシュタインのように
原子力が兵器として扱われることに
苦しむ人もいます。

王獣であるリランと
唯一心を通じ合わせることのできるエリンは
王獣を兵器としてしか考えない国家との板挟みで苦しみます。

それでも結局は自らの信念に基づいて行動するさまが
この物語を単なるファンタジー小説ではないものにしています。


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誠実ということ

2009年09月28日 00時23分24秒 | 職場の話題
「誠実ということ」とはどんなことか、
『サービスが伝説になる時』には
そのことも書かれています。


★誠実とは信じること
 従業員に実践してほしい価値を、
 サービス・リーダー自身も心の底から信じることが必要だ。
 顧客第一というのなら、顧客第一の価値を信じきれ!

★誠実とは一貫していること
 公言したことを実行すること。
 
★誠実とは道徳的であること
 長期的な成功は、
 背徳的な行為をしない者に
 もたらされるということを忘れてはならない。


マネジャーが基本的に正直な人物であると信じられなければ、
従業員はどんなことについてもマネジャーを信頼しようと
しないでしょう。

誠実に行動するということは
論理的なものではない。
理屈で考えたり、
合理的に行動するのではなく、
まず自分の性根を見据えること。

これらの言説は多くのことを示唆しているように
思えてなりません。
もう一度わが身を振りかえってみることが
必要かと思われます。

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「誠実」なくして伝説は生まれない

2009年09月27日 00時13分46秒 | 書評  ビジネス系
サービスが伝説になる時
という本の第6章の標題です。



一体何に対して「誠実」であるべきかは
議論の余地がありますが、
会社の幹部は、利益を上げたい、売上を上げたい
そのためには顧客に対するサービスの向上が欠かせないと
わかっているはずなのに、
顧客に対する「誠実さ」を従業員にのみ求めています。

自らが「誠実」であるべきなのに
「誠実」であるようには到底思えません。

それでは「伝説的なサービス」は生まれないでしょう。

『質の高いサービスは、
誠実であることを評価する企業文化のもとでのみ
実現される』

と本書は断言しています。

その場しのぎの姑息な手段で対応している
会社幹部こそが、諸悪の根源になっていませんか?

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梅原猛、日本仏教をゆく 梅原猛著

2009年09月26日 00時17分15秒 | 書評 その他
本書で紹介されている人物は、
聖徳太子、鑑真、空海、親鸞、日蓮、蓮如から
西行、円空、千利休、一休、良寛、宮沢賢治など、
歴史の教科書で学んだことのある人たちと、
若干マニアックだけど仏教の歴史に影響をあたえた人たち数人の
全42名です。

1人10ページ足らずなので、
語りつくせぬことばかりでしょうが、
梅原先生にかかると、
それぞれの人物の真髄みたいなものが
見えてくるので不思議です。



学校の歴史の教科書では学ぶことのできない
歴史上の人物の本当の姿を
ちょっとだけ垣間見ることのできる
指南書だと思います。

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同和と銀行

2009年09月25日 00時18分40秒 | 書評 その他
企業が常に公平なルールに従って運用されていると
信じるほどうぶではないと思っていますが、
それでもこの本に書かれていることは
にわかに信じがたいことばかりです。

「なんじゃ、これは。こんなでたらめがゆるされていいのか?」
というのが正直な感想です。



大阪府政と銀行は一体何をしてきたのだろうか?
とくに三和銀行は実名で書かれていることに対して
何らの釈明もしないのだろうか?
三和銀行はすでに消滅したからといって
読者は三和銀行が三菱東京UFJ銀行に引き継がれたことは
知っているでしょう?

知らぬ存ぜぬで通すつもりなんでしょうか?

昔の悪代官と両替商みたいな関係で
現代でも同じようなことをしていることに驚きました。

一般庶民には厳格なルールを守らせておいて
陰ではやりたい放題をしていた野放図な組織。

バブル崩壊で最もダメージを受けたのが金融界。
とりわけ銀行であった理由がなんとなくわかります。
だって建前で掲げている「堅実・誠実・厳格」は
ほとんどでたらめですもんね。

銀行・大企業、大阪市、大阪府、警察、検察、税務署
それらがすべて利権でつながっている構造。
そりゃ、大阪が全国でワーストになる項目が多いのも
むべなるかなですわ。

本書のもくじ
第1章 飛鳥会事件の深淵
第2章 経済成長期の裏側で
第3章 アングラ取引の隆盛
第4章 政財界との闇ネットワーク
第5章 企業用心棒として
第6章 華やかな舞台の楽屋裏
第7章 バブルの狂乱の末
第8章 どぶに捨てた80億円

本書は、同和行政の陰でうごめく利権構造と
銀行の関わりを軸に二人の登場人物を中心に描かれていますが、
その内幕は多岐にわたっています。

バブル期当時の関西の経済事件で必ず取り上げられる
イトマン事件や尾上縫事件の登場人物が
やはりここでも登場しています。

裏で悪いことをしている奴が
みんな結局何らかの形で
つながっていることが読み取れます。

ちょっと驚いたのは
俳優「竹内力」が
三和銀行淡路支店で行員として
勤めていたことが書かれている点です。
『難波金融伝・ミナミの帝王』で
自分のスタイルを築かれていますが
ここに原点があったのですね。

そして、本書の舞台になっているのも
三和銀行淡路支店なのです。


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名古屋城攻略

2009年09月24日 00時29分57秒 | 
お伊勢参りの後、ふたたび近鉄特急に乗って
一路名古屋へ。


名古屋は関東地方へ行く際に、よく途中下車していましたが、
名古屋自体を目的として行ったことがなかったので、
名古屋城も行ったことがありませんでした。

大阪城、熊本城と並ぶ日本三名城の一つとされる
名古屋城。

来年開府400年を迎えるそうです。



現在は、本丸御殿の再建中でクレーン車や
鉄骨の骨組みなどがあって、
工事現場の風情でした。




名古屋城は、徳川家康が九男義直のために
天下普請によって築城したとされます。
徳川御三家の一つでもある尾張徳川家17代の居城として
明治まで利用されました。

伊勢音頭にも
「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ、尾張名古屋は城で持つ」
と歌われるほど、名古屋の町の象徴になっています。


名古屋駅上のタワービルから観た名古屋の夜景。
名古屋城がライトアップされています。



名古屋大空襲(1945年)によって天守群と御殿を焼失し、
現在の天守閣は戦後に復元されたものです。
城跡は名城公園として整備されています。

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猿田彦神社

2009年09月23日 19時29分23秒 | 
お伊勢さんからの帰り道に、
猿田彦神社はありました。

京都にある猿田彦神社は貧相だったのに
こちらは立派でした。




 
猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり
万事最も善い方へ"おみちび き"になる大神だそうです。
古事記、日本書紀などにも
「国初のみぎり天孫をこの国土 に御啓行(みちひらき)になられた」
と伝えられています。



伊勢神宮に比べるとものすごく参拝客は少なかったですが
導きの神なので、どう進めばよいか迷った時にお参りすると
ご利益があるかもしれません。

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複雑に考えない

2009年09月23日 17時47分55秒 | ヒマ話
歳を経て経験を重ねると、
生じる物事に対して深い意味を
探るようになります。

この出来事には、
これこれこういう意味があるんだと、
物事の表面にとらわれないよう
部下を指導するときもあります。

だから、物事を
ともすれば複雑に考える傾向になっています。

そこで、立ち止まって振り返ろう。

『複雑に考えない』

物事の答えは指一本に示されていると言われます。
『下手の考え休むに似たり』とも言います。

物事を複雑に考えてしまって
かえって物事の本質を外してしまうことって
よくあることなのではないでしょうか。

いま、僕の職場は人間関係が複雑に
入り組んでいるかのように見えます。
それをもっと素直に見つめ直したら、
解決策が見えてくるかもしれません。




「複雑に考えない」という言葉は
この本の中に書かれてあった言葉です。
他愛のない言葉ですが、
思わずはっとさせられました。


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お伊勢参り その2

2009年09月23日 13時14分29秒 | 
外宮のあとは内宮へ。
内宮は、外宮からバスで15分程度の場所。
21日は、大渋滞になっていてなかなか着きませんでした。

内宮では、天照大御神をお祀りしています。
天照大御神は、我が国で最も貴く、国家の最高神とされています。


上の写真は、参拝客がいないときの風景です。
下の写真は、21日の参拝風景です。
多くの参拝客でごった返していました。


21日はよく晴れていて、
日差しが強かったですが、
多くの参拝客が訪れていました。


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お伊勢参り

2009年09月23日 12時40分56秒 | 
9/21敬老の日、近鉄特急に乗ってお伊勢さん参りをしてきました。

近鉄伊勢市駅とJR伊勢市駅はひっついていて、
伊勢神宮へはJR側から下車すると近いです。


伊勢神宮は内宮と外宮に分かれていて、
駅に近い方が豊受大御神をお祭りしている外宮。
神宮への参拝は、外宮から内宮へが習わしだそうです。


豊受大御神(とようけのおおみかみ)は食物・穀物を司る神で
衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。


写真は人を外していますが、
実際には多くの人が参拝のため長蛇の列を作っており
参拝するにも一苦労でした。




祝日だったせいか、観光客がものすごく多かったです。
お城とか神社とかあまり流行らないと思っていましたが、
日本人ってけっこう神社仏閣が好きな人多いんですね。

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火天の城 山本兼一著

2009年09月21日 07時41分08秒 | 書評 歴史系
小説の方の火天の城を読みました。
映画の方は、原作の筋書きを大切にしつつも
より万人受けするよう脚本を変えていたことがよくわかりました。



映画では棟梁岡部には娘がいましたが、
原作では岡部の子供は息子であり、
若棟梁として常に親子間の葛藤があって
そのことも小説のテーマの一つになっています。

また僕が感動した大竹しのぶのセリフは、
総棟梁又右衛門の妻のセリフではなく、
若棟梁である息子の妻のセリフでした。

誰に言わせるかによって、
その発言の重みもまた変わってきますよね。

小説は複雑な舞台を設定することが可能ですが、
映画で複雑な筋書きにすると観客が理解できなくなるために
かなりわかりやすい筋書きになっていたことが
改めてよくわかりました。

映画も小説もともに秀作だと思います。

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飲みニケーション

2009年09月21日 00時33分11秒 | 職場の話題
夏期の営業活動が一服したので、
土日にかけて部下と飲みに行きました。

19日と20日と別々のグループに顔を出したのですが、
部下の不満が渦巻いていましたね。
クダを思いっきりまかれました。
こんな時ぐらいしか不満をぶちまけられないとは思いますが
予想以上に社員の間で不満と鬱屈がたまっていることに
危機感を持ちました。

確かに夏期の間は目標達成のために
社員にしんどい思いをさせましたし、
しんどい思いをした割には、
夏期の数値を達成することもできなかったので
社員の不満はたまっていることは予想されていましたが
予想以上でした。

一緒に飲みに行っている社員はまだ気心が知れていますが、
飲みに行っていない社員の間ではさらに不満がたまっていることが
予想されます。

上の思いと
下の現実とが
うまくかみあっていない状況に
頭を悩ませています。


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部下は上司の「不労所得」!?

2009年09月15日 00時08分35秒 | 書評  ビジネス系
一見語弊があるかもしれませんが、
この言葉は上司と部下との関係を
上司の観点から説いたものです。

上司は、部下を自分に「利益」をもたらす存在に
育て上げればよいと。

部下が優秀であればあるほど、
上司の苦労や心労も減り、
「労」せず、「所得」が得られるようになる。

「部下の能力を引き出して、
いかに多くの不労所得を得るか」
が、これからの上司にとっての
最大のテーマになるというのです。

このことは、

に書いてあり、
なるほど~と参考になった言葉でした。

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【映画】火天の城

2009年09月14日 06時25分39秒 | 映画
映画『火天の城』を観てきました。

西田敏行と大竹しのぶの演技が光っていましたね。

「そのほほえみの裏でその人が
どんなにつらい思いを噛みしめているのか
わからないのでしょうか?」
といった大竹しのぶのセリフにぐっときました。

宮大工の棟梁といえば、
外からみると人間的に完璧、神様のように見えますが
内では怒りもすれば不満や不安をさらけ出したりするのでしょう。
それを家族の者が支えている情景がうまく描かれていました。




「火天の城」は天下の名城「安土城」の
築城を命じられた棟梁の人間模様を描く作品ですが、
一つの大プロジェクトを任された
プロジェクトリーダーの葛藤と捉えると
現代のビジネスパーソンにも重ね合わせることができます。
上司たる織田信長と部下たる大工たちの間で挟まれる
西田敏行演じる岡部にものすごい感情移入して観てました。



原作はまだ読んでいないので
読んでみたくなりました。

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