フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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消える大学 生き残る大学 (朝日新書)

2011年05月29日 21時58分52秒 | 書評 教育系
少子化、全入時代と言われる大学の現状を
国公立、私立、大都市圏、地方、各学部など
網羅的に取り扱った本です。

存亡の危機にあるのは弱小私立大学だけではありません。
国公立も、近年相次ぐ合併を果たしているように
事実上消滅している大学は少なくありません。

独立行政法人化で、競争原理が導入され
地方・文系単科・小規模国立大学の経営は
維持できなくなるほど逼迫することが予想されるか
現に逼迫しています。

一方で、最近マスメディアで盛んに取り上げられている
秋田県の国際教養大学は今後の大学のあり方を考えさせる
大きな成果をあげつつあります。
就職率だけが大学の評価を決めるものではありませんが、
新興の大学としては画期的な就職率100%。
しかも商社など有名大企業への就職が多く、
企業からも注目を集めています。

その他、本書では医・歯・薬学部の現状、
法科大学院の今後についても触れられています。

法科大学院については
当初の理念からは
程遠い現在の状態から、
制度設計のミスと断罪されています。

アルバイトの学生から話を聞くと
学部生のころから新司法試験を意識して
既に予備校に通っているというので、
結局、僕が学生のころと何ら変わっていない。
単に法科大学院という無駄な制度が出来ただけではないか。
「やってしまった」責任をとらないまま
責任者たちは退場していくのでしょうが
残された方たちにとってはいい迷惑ですね。

消える大学 生き残る大学 (朝日新書)
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朝日新聞出版


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政情が不安定になると『占い』ブームがおきる?

2011年05月29日 02時59分30秒 | 書評 その他
大地震、原発事故・・・。
政府や国会、東京電力、専門家など、
平素エスタブリッシュメントと言われる人たちの
「ひどさ」はあきれるばかりです。

コメントするのも鬱陶しいので
ちょっと趣向を変えて・・・(笑)。


みなさんは占いは好きですか?

大金を出してまで占ってもらいたいとは
思いませんが、テレビやネットの占いは
興味本位に参照しているという方は多いのでは?

「なぜ女と経営者は占いが好きか」というテーマは
結構興味をひくテーマでしたが、
その答えは第1章で書かれているだけで、
大半は四柱推命と九星術と著者の独特の主張と修行体験でした。

論理の飛躍があったり、
根拠のないことを断定的に書いていたりするので
書評をするとけなしてしまいそうで、
読んですぐには取り上げなかったのです。

気が変わったのは、大地震以降、
政府や東京電力のお粗末な対応が繰り返され、
政情が不安定で占いブームが再び起こるのではないかと。

内容はともかくテーマだけはとてもタイムリーな気がしました。

占いが好きな人は
どちらかというと未来志向である
というのが著者の主張です。

経営者は他に頼るものがないから
『占い』に頼るというのですが、
それは十分言い古された言葉で目新しくはありません。
売上を確保しようともがき、これからどういうことが起きるのか
未来はどうなるのかを知りたくて、占いに走るというのです。
そういう面はあるにしても、十分な因果関係にあるのかなぁ
というところが正直な感想です。

確かに優秀な経営者ほど、危機感が強いし
将来に対する不安感をもって
経営の強力な原動力にする方が多いと思いますが
それが、なぜ『占い』につながるのかの論理は弱いです。


四柱推命や九星術の説明も
専門書を読んだ方がよっぽどましです。
ましてや著者の修行の体験談なんて読みたくない!

知りたかったのは、
経営者がなぜ占い好きかの理由でしたが
それには納得いく答えはありません。

テーマはおもしろかったんですけどねぇ。

なぜ女と経営者は占いが好きか (幻冬舎新書)
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幻冬舎


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人の5倍売る技術

2011年05月27日 01時58分58秒 | 書評  ビジネス系
営業マンなら、人の5倍とは言えなくても
売上を伸ばしたいという気持ちは誰しももつもの。

本書は、実際に山形新幹線内のワゴン販売で
通常平均の5倍の売り上げを上げた実績のある著者の
物を売るための「7つの技術」をまとめたものです。

「7つの技術」にまとめられると
真似できそうな気持になりますが、
本書を読んだ感想を率直に申しますと
5倍の売り上げを上げた理由は
そもそも著者本人の明るく前向きなキャラクター
人柄にあるのではないか、
お客さんはその人柄にほれ込んで
物を購入しているのではないか、
その人柄はなかなか真似できんやろぅ、
というところです。

とはいえ、短時間のワゴン販売で「人柄」を
売り込む技術が卓越しているところが
著書のすごいところで、『技術』というよりは
『天性』といったほうが良いのだと思います。

もっとも、著者自身が意識的に実行している
ポイントは参考になるので、どういう切り口で
接客を考慮したら良いのかについては勉強になるでしょう。

その切り口とは?

①営業マインド

②セールストーク

③接客術

④効率化

⑤信頼の構築

⑥人材育成

⑦前向きな姿勢


すべての基礎は、『前向きな姿勢』にあると感じました。
その他の技術は、前向きな姿勢が
土台にあってこそ生きるのでしょう。
仕事を『楽しめ!』ということです。

真似できそうで真似できないのがミソですね。


人の5倍売る技術 (講談社プラスアルファ新書)
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講談社




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クチコミ・マーケティングの落とし穴―独自性の発見

2011年05月26日 01時19分49秒 | 書評  ビジネス系
この2、3週間は繁忙期でとても忙しい毎日でした。
お客様の成果も少しづつ出始め、良い兆しです。
油断しないで、サービスの質を維持していきたいと思っています。

ところで、現在成約のほとんどが会員であるお客様の紹介
によるものなのですが、これって口コミが広がっていると
評価していいのでしょうか?

口コミというのは、
チラシなどの広報活動と違って資金がかからず、
にもかかわらず絶大な威力を発揮するので
そのコントロールを誰もが願うところです。

もっとも、
『独自性の発見』の著書ジャック・トラウトは意外にも
クチコミ・マーケティングの過信を戒めています。

どういうことかというと、
『クチコミ・マーケティングとは一つの武器、ツールにすぎず、
ライバルとの競争に勝利するには結局、
そのツールが活きる正しい商品、正しい戦略、
正しい差別化のアイデアが必要なのだ』そうです。


確かに、今のお客様に「いいよ!」と言ってもらうことは
とても有り難いことですが、どう話題になるかわからないし、
そもそも「いいよ!」といってもらうには
そのお客様に十分な成果を出してもらわなければなりません。

そうであるなら、つまるところはサービスの質を
いかに高水準で維持できるかに関わってくるわけであり、
それは、スタッフの人材教育や、
サービス内容の差別化や、価格など
さまざまな局面に左右されることになります。

そして、いかに自社のサービス内容が他社と違うかを
わかりやすく伝達するかも問われてくるように思います。
世の中には同じようなサービスが溢れていますもんね。
外部からはなかなかその違いはよくわからないでしょうね。



独自性の発見
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海と月社


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飲食店が飲み放題を採用する理由

2011年05月20日 19時21分05秒 | 店舗経営
以前、送別会に居酒屋を利用して
非常に不愉快な気持ちになったことを
ブログに書いたことがありましたが(こちら↓↓↓)
学生アルバイトの送別会でサービスの勉強になったこと(激怒編)

飲食店が飲み放題のサービスを取り入れても
利益が出せる仕組みを書いた本を見つけました。
↓こちら
ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書)
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新潮社



だいたい想像していたとおりでしたが、
本書の内容では、2500円のコース料理というのは
アラカルトで頼むのに比べて、
より多くの料理を注文していることを意味していると
書かれていました。

ここでは、アラカルトであってもコースであっても
同じ料金なら同じ質であることが前提で書かれていましたが、
一部の悪質な店では、
同じ質を料理を出しているというよりは
明らかに2500円の価値のない料理を出して
利益を捻出しているのではないでしょうか。

だったら、客は『飲み放題』を選ぶたびに
かえって損をしていることになるわけです。

一時的に利益は上がるかもしれませんが、
競争の激しい業界で明らかに客が損をする
こんな商法が長続きするわけはないですよ。

店側が損をするサービスも長続きしないと思いますが
同時に客側にメリットのないサービスを提供し続けることも
できないということを肝に銘じておくべきでしょう。

ちなみに、以前話題に取り上げた居酒屋は
まだ存続していました(笑)

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サービスの宣伝・基本ルール-あのサービスが選ばれる理由 ハリー・ベックウィス著 その4

2011年05月19日 01時31分05秒 | 店舗経営
先週から2週間連続で土日にイベントを組んでいるので
バタバタ忙しい日々を送っています。

加えて、多くの人の支援で実現した『手渡しチラシ』が
思わぬ反響を呼び、今のところ1000分の6の
反応がありました。
1万枚単位で新聞折込を入れてもまったく反応がなかったのに
少し工夫を凝らした『手渡しチラシ』を作成すると
1000枚撒いただけで6件の問い合わせを得られたのでした。


反応が驚異的に増えたポイントを抽象的にまとめると
①サービスの内容を具体的に消費者にみせること
②消費者に安心感を与えること

具体的には、
今回撒いた『手渡しチラシ』には
僕の『顔写真』が載っていました(笑)

士業サイトのアクセス数・問い合わせ数を伸ばす際にも
よくいわれることですが、運営者の顔写真を載せることが
ポイントになるようです。
これが、消費者の安心感を与えることにつながるようで
問い合わせ数を伸ばすことになるのでしょう。

今回は「顔写真」が功を奏したようです。

作ってくれた人、配ってくれた人に感謝しつつ
しっかりと顧客獲得につなげていきたいと思います。


あのサービスが選ばれる理由
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海と月社


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『低価格』で独自性は出せない―独自性の発見 ジャック・トラウト著

2011年05月13日 01時08分19秒 | 書評  ビジネス系
最近また徐々にお客様が増え出して
なにかとバタバタする毎日で、
ゆっくりモノを考えたり、
本を読んだりすることができないでいます。
もっとも、他社との差別化は永遠のテーマなので
いつでもどこでも考えているわけですが。


まったく新しいサービスを提供しているならともかく
従来からこの世に存在しているサービスを提供していたら
コモディテイ化(=市場に流通している商品が
メーカーごとの個性を失い、
消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても
大差ない状態のこと)

してしまうのは間違いありません。

コモディティ化を避ける即ち他社との差別化が
「なぜ顧客がこのサービスを購入するか」の
理由づけになり、ひいては企業が生き残る理由にもなるのですが、
このブログでもさんざんこの手の話題を
取り上げてきたようにこれは永遠の課題なのです。

今日差別化したら明日には陳腐化しているというのが
参入障壁が低く競争の激しい業界の常です。

そこで、手っ取り早く『差別化』を図るのが『低価格路線』
僕の所属する業界でも『低価格』を売りにする会社は
存在し、そこそこの人を集めているようです。

しかし、
「価格は差別化の敵になることが多い」と
いわれています。

「価格が企業のメッセージやマーケティング活動の中心になると、
消費者に独自の存在として認識してもらうチャンスが失われ、
価格だけを理由に他社の商品ではなくてうちの商品を
買ってくださいと訴えることになる」からです。

「低価格」の理由が明らかでないのに
低価格を売りにするサービスが出現したら
もはやそのサービスを提供する会社は
『独自性』を考えることを放棄したと思って良いでしょう。

高くても購入したいと思う品質の良いサービスが
本物の「サービス」なのかもしれません。


独自性の発見
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海と月社


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つまずき克服!数学学習法

2011年05月07日 21時12分50秒 | 書評 教育系
大人になってから数学を学びなおうそうとする人が多く、
意外と数学ブームが起こっているらしいです。

その火付け役となった方が
語りかける数学を執筆なさった高橋一雄さんです。
語りかける中学数学
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ベレ出版

数IA・IIB・IIICがこの1冊でいっきにわかる もう一度 高校数学
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日本実業出版社



その高橋さんがちくまプリマー新書で執筆されたのが本書です。
つまずき克服!数学学習法 (ちくまプリマー新書)
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筑摩書房


子供たちが算数・数学のどのあたりでつまづくのかを
単元ごとに詳細に書いてあります。
特に小3から小4にかけて
算数の概念が劇的に変わるので
小4あたりから算数が嫌いになる児童が増えるというのは
目からうろこでした。

つまずいたところを丹念に探し出して
そこから遡って学習し理解しなおすことが
数学の苦手意識を克服する方法であると
述べられております。

そのほかに、「伸びる生徒、伸びない生徒」の特徴が
書かれていたのが個人的に共感できました。

学校の先生、社員教育などなど
教育に携わる人なら誰でも共感すると思いますが
伸びる人の特徴ってなんだかわかります?

それは

『素直さ』

なのです。

能力の有無も確かにありますが
それ以上に『素直かどうか』が
その人が伸びるかどうかの試金石になります。

能力があっても素直でない人は
なかなか伸びないというのは
とても実感するところです。

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好感が持てる会社からサービスを買う-あのサービスが選ばれる理由 ハリー・ベックウィス著 その3

2011年05月06日 14時23分06秒 | 書評  ビジネス系
サービスのマーケティングを考えましょう。
本書には、サービス・マーケティングにありがちな
勘違いも述べられています。

「サービス業は人間関係のビジネス。
 人間関係は感情がすべて。
 よい人間関係が築ければ、気分がいい。
 嫌な相手と関わりを持てば、嫌な気持ちになる。」

「サービスのマーケティングは、
人気コンテストに出場するようなものだと思ったほうがいい。」
とまで書いてあります。

だから、人当たりの良さや親切さ、誠実さ、もてなしの心、
だけでなく行動、振る舞い、果ては見た目までが対象になるのでしょう。

好感を得られるにはどうしたら良いか?

好感を得るためのあまりにあざとい迎合は
かえって見透かされるので難しいところです。




あのサービスが選ばれる理由
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海と月社



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本当に売っているものは何か?-あのサービスが選ばれる理由 ハリー・ベックウィス著 その2

2011年05月05日 00時48分51秒 | 書評  ビジネス系
この本はとても興味深かったので
もう少し紹介を続けたいと思います。


◎あなたの顧客が“本当に”お金を払いたいと思っているものは何だろう?

本当に売っているもの―それは「人間関係」
サービス業ではここに一番力を注がねばならない。(56頁)
                      
『自分が大切に扱われているかどうかを
感じ取ることにかけては、顧客は専門家だ。』

という意識はサービス業として絶対に忘れてはならない視点だと
思います。

たとえば、ある専門家を最終的に選択するとき
顧客の選択はその専門家の専門知識の有無にあるか否かは
真剣に考えなければならない課題だと思います。

顧客にとって専門家に専門知識があるのは当然です。
(もっとも業界の常識では専門分野に得意不得意があり
特定分野でその専門家に専門知識が備わっているとは限りません。
あくまで専門知識の有無を評価できない顧客の立場からの視点です。)


専門知識の有無を見極めることができない顧客が
見極めようとしているのは、『自分を大切に扱ってくれるか否か』
なのだという主張はとても興味深かったです。

この点がサービスを提供する側とされる側とで
認識のギャップが起きている点なのではないだろうかと
思いました。

あのサービスが選ばれる理由
クリエーター情報なし
海と月社



つまるところ、
『サービス業で本当に売っているのは誠実さだ』(181頁)
ということなのだと思います。

もやもやしていた感覚が
いくらか腑に落ちた印象を受けています。

誠実さを汚すことになる経営上のアドバイスは
メンターであろうとコンサルであろうとSVであろうと
基本的に僕は受け入れないことにするつもりです。

そういう方針がいまの現状の自分に一番合致している気がします。
それが独立しようと決めた理由でもあるのだから。

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見えないものをどう売るか?-あのサービスが選ばれる理由 ハリー・ベックウィス著 その1

2011年05月04日 00時59分58秒 | 書評  ビジネス系
あのサービスが選ばれる理由
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海と月社


目に見えないもの―「サービス」を
どのように売るかというのは、
製品を売ることとはまた違った難しさがあります。

サービスの提供を受けるか否かは
根底に顧客との「信頼関係」の有無があると思うので、
ブランドイメージが確立している企業・個人のほうが
有利になってくるのかなという漠然とした考えは
ありましたが。

たとえば、ホテルサービスで言えば
帝国ホテルとかリッツ・カールトンなどは
高級なイメージが確立されているので、
宿泊したことがなくても
上質なサービスをうけられるのではないか?
という期待感のもとにサービスの提供を受けようとするでしょう。

それは、ブランドイメージによる信頼感の構築が
基礎になっているのだと思われます。

では、新興企業でそのようなブランドイメージが構築されていないケースで
どうしたら自社のサービスの提供を受けてもらえるのか?

その答えをあらゆる角度から分析したのが本書です。

まずは「サービスの本質」から理解。
優れた宣伝ができて、お客さんが殺到しても
まともなサービスが提供できなければ
かえって顧客は離れていくでしょう。
サービスの質を向上するのが先決です。

では、その「サービスの質」って何なんだ?
価格とサービスの質が関連するのは間違いない。
高いサービスを提供しようと思えば
それだけ高価格になるのは当たり前。

上質なサービスに高価格では
顧客の「驚き」は生まれないから
顧客の「驚き」を生むには
高品質・低価格が基本となるのでしょうが
それがなかなか難しい。

上質なサービスを維持して
高いお金を出してでもこのサービスを受けたい
と考えてもらえるようにするには
どうしたら良いかが問題となります。

もっとも本書では、低価格の罠、
中途半端な価格帯での勝負は消費者の心が動かない
と述べているので高価格帯での勝負を示唆しています。
目安としては全体で20%の人から文句を言われるような
価格帯で勝負せよということらしい。

安さは禁物というのは
マーケティングの世界ではほぼ常識になりつつあるようです。
もっとも、現実の世界では
格安戦争が始まっていますが。

ベクトルを間違えると
手間と費用はかかったが
顧客の期待と信頼からかけ離れていた
という事態を生み出しかねない。

そういう事態だけは避けたいと
考えています。

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食中毒で男児死亡の公表遅れ、国が県を批判

2011年05月03日 22時05分48秒 | 社会ニュース
食中毒で男児死亡の公表遅れ、国が県を批判【朝日新聞】
以下新聞引用
『男児が死亡した事実が明らかになって2日。福井県は2日夜の会見で、福井市渕2丁目の焼き肉店「焼肉酒家えびす福井渕店」で腸管出血性大腸菌「O111」による食中毒が発生し、男児が死亡したことをようやく公式に発表した。重大な事実を伏せ続けた対応を県は会見で「適切だった」と強調したが、国からは批判が出ていた。

 会見した県健康福祉部の小林正明企画幹は「家族から強い要望があり、男児の死亡は公表を控えた」と説明した。県は男児の死亡を先月28日に把握したが、発症した患者が男児のみで他の感染者はおらず、「法律上、どうしても公表しなければならない状況ではなかった。県から積極的に公表すべきだったとは思っていない」と述べた。 』

事実関係をおさらいすると、
男児が飲食した日が4月17日。
事件の一報が27日に入り、
福井県が男児の死亡を確認したのが28日。
それから公式公表が5月2日。

食中毒の把握ができないのも異常なら
公表が遅いのも異常。

この焼き肉チェーン店と県政に癒着があるのでは
と勘繰ってしまうほどの異常事態です。

福井県は
地域住民の生命・身体の安全を守らなければならない
という認識が全く欠けていたのではないだろうか。

この焼き肉チェーン店は北陸3県と神奈川に20店を営業し
テレビ番組でも紹介されていました。

この会社の社長の記者会見も酷かったですが
福井県の対応も杜撰で被害拡大を助長したかっこうになっています。
はやく公表していたら被害の拡大が防げたのでは?


原発事故もそうですが、
お粗末な人にお粗末な人が加わって
被害を拡大し続ける構図が
そこかしこにみられます。

自重自戒。
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大阪梅田、百貨店戦争と大型書店戦争、勃発か!

2011年05月03日 14時59分55秒 | ヒマ話
ゴールデンウィークのさなか、大阪梅田をひさしぶりに訪れ、
ちょっと来ない間の変貌ぶりにとても驚きました。
浦島太郎の気分です(笑)

大阪駅がすごいことになっている。
百貨店戦争の「軸」に 大阪、新駅ビル4日開業(産経新聞) - goo ニュース

目玉はJR大阪駅北側の新駅ビル「ノースゲートビルディング」にオープンする
JR大阪三越伊勢丹でしょうか。

JR大阪駅駅周辺には、大丸、阪急、阪神がすでに存在していて
それぞれリニューアルして迎え撃つ態勢を整えているので
文字通り百貨店戦争がこれから始まるのでしょうね。

JR大阪駅は、7年越しの工事で
いつも工事ばかりしている不便なイメージがありましたが
先日立ち寄ってみると、ものすごくきれいで
広々として通行しやすくなっていました。

これで大阪に活気が溢れるといいな
と思っています。


ついでに、昨年12月にオープンした
丸善ジュンク堂書店梅田店にも立ち寄ってきました。

以前からJR大阪駅の南側には巨大な書店がたくさんありました。
西梅田のジュンク堂大阪本店、梅田のジュンク堂梅田ヒルトンプラザ店
ブックファースト梅田店、旭屋書店本店。

JR大阪駅より北側にある巨大書店は
阪急梅田駅にある紀伊国屋梅田店しかありません。

そこへ梅田ロフトの隣、チャスカ茶屋町に巨大書店が出現。
びっくりするぐらい大きく広かったです。
画像

売る本は同じですが、
それぞれの書店で売り方が微妙に違う。
たくさんの本が溢れればあふれるほど
その本屋さんがどの本をお薦めするかによって
売れ行きが変わってくるんだろうなぁと思われます。

同じ商品を店によってどのように売るか
単に商品を並べるだけではない、
売り方がそのお店の腕の見せどころになってくるのでしょうね。


5月4日にはルクア大阪のオープンにあわせて
三省堂書店ルクア大阪店がオープンします。

梅田周辺は百貨店戦争だけでなく
大型書店戦争も勃発です。

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仕事ができる、できないの基準について考えてみた。

2011年05月03日 13時07分48秒 | 店舗経営
仕事ができる、できないの区別というのは
一概にいえないですが、
仕事をしあげる「スピード」が一つの基準には
なりうるという気がしています。

仕事が速い、遅いは
その人が仕事ができる、できないの
評価基準になっている職場というのは多いのではないでしょうか。

もちろん仕事の質も問題になりますが
それは時間の問題をクリアしてからのレベルになるでしょう。

仕事や成果には期限というものが常に付きまとい
それを意識しているかいないかでは
雲泥の差があります。

「迅速に対応する」という姿勢以前に
意外と期限を守れない人が多い。
そういう中で迅速に対応するというのは
一つのアドバンテージを形成すると思います。

同時に仕事の速さは
ダンドリのよさも関わってきます。
先読みして準備をしている人の仕事は速く、
タイミングが良く、そして気持ちが良い。
段取りが良いというのはスケジューリングが
しっかりしているからだと思います。

先々の予定を把握して、いつ何があり、
それまでに何を準備しておく必要があるのかを
きちんと考え計画しているからだと思います。
これが出来ていない人は基本的に仕事が遅く、
対応が後手後手に回っています。
対応が後手後手に回っているから
余計に仕事が増えているのです。

計画性も日ごろの習慣の賜物なので、
この習慣が身についていない人は
意外と難しいと感じているのではないでしょうか。



翻って考えてみると
小・中・高校時代の「テスト」というのは
「時間内に一定の成果を生み出す訓練」としては
最適だったのではないかという気がしています。
また定期テストというのは年間日程で時期が決まっているので
定期テストに向けていつまでに何をしておけば良いかという
計画性の訓練をつけるのにも最適です。

テストの点数に一喜一憂してしまいがちですが
少し視点を変えて、いま自分は
「時間内に一定の成果を生み出す訓練」
「計画を立て段取りの仕方を身につける訓練」を
しているのだという意識をもてば
味気ないテストもまた違ったものに
見えてくるのではないでしょうか?

社会に出てから初めて
学校でのさまざまな仕組みが
社会で生き抜く力を養っていたのだ
ということに気づかされることって
ありますね。

世の中にはいろんな力を身につけるビジネス書があふれていますが
そもそも「学校」できちんと勉強していたら
身につけられる力って多いと思いますよ。

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GWは法然展・親鸞展?

2011年05月01日 13時58分44秒 | 
親鸞聖人750回忌記念企画として、
京都市美術館で5月29日(日)までひらかれている
親鸞展に行ってきました。
京都市美術館は岡崎の平安神宮の大鳥居の近くにあり
地下鉄東山駅徒歩5分です。




ご存じの通り、
親鸞は「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という
悪人正機説を説き、他力本願を唱えた浄土真宗の宗祖です。


いわゆる鎌倉仏教のスーパースターですが
自伝的な記述をした著書が少ない、もしくは現存しないため、
その生涯については不明確な事柄が多いとされています。
悪人正機説が説かれている「歎異抄」も
弟子の唯円の作といわれています。

そのなかで親鸞真筆の「教行信証」が
展示されているのが目を惹きます。

本展覧会では、東西本願寺をはじめ、
真宗十派の本山や寺院などが所蔵する国宝、重要文化財を通して
「親鸞聖人の教えと生涯」、「浄土真宗のひろがり」、
「伝来の名宝と美術」をみる。
国宝、教行信証(坂東本)など国宝9件,
重要文化財36件を含めた約130件を展示されています。

意外と、聖徳太子との結びつきが強くて驚きました。


と、その足で今度は東山七条の京都国立博物館で
5月8日まで開催されている「法然展」へ。


法然は親鸞の師匠で、浄土宗の開祖。
今年が800回忌に当たるそうで
2011年の今年、師弟揃って
京都で展覧会が開かれるとは
ご両人も想像していなかったことでしょう(笑)

GWは日ごろの喧騒から離れて
心穏やかに博物館・美術館めぐりが
いいかもしれない。


僕は直営店が休んでいる間一足お先に4日から仕事をはじめ
店舗でさまざまなイベント打ちますけど(笑)

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