フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

AIGの救済で一服?

2008年09月18日 11時42分35秒 | 経済ニュース
AIG救済でも晴れない米金融不安、欧米市場の動向待ち(トムソンロイター) - goo ニュース


アメリカの金融危機はAIG救済で一服といった
ところですが、まだまだ不安定感は続きそうな予感です。
金融不安の真っ最中なので、
どの金融機関が破たんする可能性があるのか?
どの金融機関を救済するのか?
どのように救済するのか?
という問題に関心が集まってしまうのは
仕方がないことだとは思います。

が、そもそもなぜ金融最大手が
このような負債を抱えることになったのか?
お題目のように
「サブプライムローン関連損失で」
と一言いえば納得できます?


日経に詳しく説明がありました。

AIGは米国を中心に本業の生損保業務の利ザヤが
薄くなったことに対応して、証券化商品の保証業務や
住宅ローン担保証券の投資など多角化を進める。
       ↓
保証業務はAIGの高格付けを利用して、
投資銀行が組成した債務担保証券(CDO)などの
証券化商品の元利保証を投資家に約束する内容。
       ↓
保証残高は4千億ドル超と自己資本の5倍以上に達する。
       ↓
一方で、信用力の低い個人向け住宅融資問題の深刻化を受け、
格付け会社はAIGが保有する住宅ローン担保証券や
保証する債務担保証券の価値減損に注目。
AIG本体の格下げに動いた。
       ↓
このため、AIGは保証していた証券化商品の
元本返済を確実にするために、
現金担保を差し出す必要に迫られ、
資金繰りが急速に悪化した。
       ↓
AIGが今年6月までの1年間で計上した
信用関連の損失は計440億ドルに達し、
7-9月期でも100億ドルを超える損失を計上するとみられる。


この一連の流れで不正はなかったのでしょうか?
明白な不正はないとしても、顧客の一生涯を保障する保険会社が
不動産バブルと自らの高格付けを利用して利ざやを稼いでいた点に
倫理観の欠如をぬぐい切れません。

経営トップはもちろん経営責任を
問われることになりそうです。

一連の金融危機は、
好待遇の就職先として外資系企業をもてはやしていた
一部の日本社会の人たちにも冷や水を浴びせたことに
なるのでしょうね。
まあ、そういう人たちは機を見るに敏なところもあるので
また別の就職先をみつけて群がっていくのでしょうけど。

「禍福はあざなえる縄のごとし」ですよ!

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