フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

ビジネスマンのための読書力養成講座

2008年09月25日 01時00分22秒 | 書評  ビジネス系
小宮一慶さんの著書は丁寧でわかりやすく
気を衒うことなく物事を正統的に語るので、
安心して読むことができます。

ビジネスマンのための読書力養成講座
小宮一慶著 ディスカヴァー・トゥエンティワン





小宮流読書法は5段階あり
速読、通読レベル1、通読レベル2、
熟読、重読の五つの区分に分け、
それぞれの区分において読み方と
読むべき本が異なることを説いています。

速読は、求める情報を探すために、
要点を素早く把握するための読み方。

通読レベル1は、最初から最後まで
ふつうに読む読み方。

通読レベル2は、最初から最後まで、論点を整理し、
考えながら読んでいく読み方。

熟読は、注や参考文献を参照しながら
きっちり理解するために読む読み方。

重読は、生き方などに関する座右の書として、
何度も繰り返し読む読み方。


情報を得る読み方と、
思考レベルを上げる読み方とは
根本的に違うことをふまえた上で、
論理的思考力のレベルを上げることが
頭を良くすることだと述べています。


そして、
論理的思考の高い本を丁寧に論理を負う読み方で
読むことすなわち熟読が、自分の論理思考力をあげ、
頭を良くする読み方であると喝破しています。


世の中では、速読・多読の方法論であふれていますが、
それは多くの情報を得る方法であり、
論理を負う方法ではないため、
それでは、本当の意味で頭はよくならない!


もっとも、本を読む目的は何なのか?
ということは人それぞれなのでしょうね。

知識欲を満たしたい、
情報を得たいと思う人もいれば、
頭をよくしたいと思う人もいます。

目的に沿って読書法を変えることは
著者が述べていることです。



評論家で、「読書は現実逃避の表れだ」と
書いた方がいました。その言葉を読んだときは
いや~な気持になりましたが、
書いたその方こそ読書家だったので、
その言葉には深い意味があるように思いました。

なぜ本を読むのか?

僕が本をよく読むようになったきっかけは
本を読むことで救われたいと思うことが
あったからです。
露悪的にいえばそれは「現実逃避」だった
のかもしれませんが、僕にとって本を読む行為は
自分の存在を維持するぐらい大切な行為であると思っています。

今はビジネス書ばっかり読んでいますが、
僕の読書の原点は高校時代に読んだ
太宰治の「人間失格」で、あのとき受けた衝撃は
今でも忘れられません。
衝撃を受けた感性はもう失っていますが。

大学時代は、三島由紀夫と高橋和巳に
夢中になっていました。
もう今ではなんで夢中になってたのかも
わからないほどあの繊細な感性を喪って
しまいました(笑)

残念なことではありますが、
今読んでもおそらくあのとき受けた感動を
得られることはないと思います。

でも、太宰や三島や高橋に「救われた」ことは
確かですね~。


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