テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

テレキャスターのフロントピックアップで弾いてみた

2020年04月08日 | 楽器
毎度お馴染み集計結果のご報告

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という結果だった


足繁く通ってくださる読者の皆さんに感謝!!


唐突な質問だが・・
読者の皆さんはフロントピックアップをお使いだろうか?



私の周囲にはフロントが苦手という人が多い
音抜けが悪い、音がモコモコするなど理由は様々

ピッキングの邪魔になるという理由からフロントを下げる人もいる
レスポールタイプの場合、ほとんどエスカッションに潜っている状態なのだ

こんな状態で適正な音が得られるはずもない
プロの世界でも演奏するジャンルによって
ピックアップの使用頻度が異なることも事実

ロック系の場合、フロント単体で使うことは少ないのも事実
しかしながら、バッキングなどでミックスポジションを使用する人は少なくない

その代表選手はジミーペイジ師匠なのだ
バッキングではミックス、リードではリアを使うケースが圧倒的に多い
ペイジ師匠は『箱モノ』などではフロントも多用する


当たり前だが・・
レスポールはピックアップが二個付いている
テレキャスも二個
ストラトは三個
必要ないならば、一個仕様で良いはずなのだ

メーカー側は多彩な音作りを売りにしているのだ
使わない手ははない
使わないのは勿体無い
セコい話だがピックアップの金額も本体価格に反映しているのだ
四輪駆動の車を買って廃車まで二輪駆動で使う人と同じ
実は車の世界も勿体無い人が少なくない
最近はそんなニーズを受けて二輪駆動仕様のクロカン系も販売されている
残念ながら、ギター業界はそこまで細分化されていない
良い意味で古典を貫いているのだ



まぁ、何だかんだ言っても自分のギターなのだ
どのように使うも自由

じっくりと向き合ってみれば
フロントピックアップの音は悪くない
むしろ、使える音に感じる
私は好きなのだ

レスポールでもストラトでもフロントを良く使う
最近、購入したテレキャスもフロントを使う事が多い
私はメンテ項目の一つにピックアップ調整を挙げている

ピックアップを弦に近づけ過ぎれば磁力でピッチが狂う
音の伸びもスポイルされる

一方、ピックアップを下げれば、ピッキングのニュアンスを表現し易くなる
しかしながら音量も下がってしまう

この辺りのバランスが重要なのだ
メンテに自分の好みを入れ込む人が多いが・・

基本は『標準』なのだ

弦高でもネックの反りもピックアップの高さも標準値からの微調整

そもそも素人の自分基準など根拠がないのだ

悪い癖が付くだけ
読者の皆さんのキャリアや技術は知らないが・・

ギターを始めて数年というレベルならば早急に標準を意識すべきだと思う
長い目で自分のためになる


フロントが苦手という人の多くは音作りが下手なのだ
音がモコモコしていると感じられるならば、ボワつく低音域をカットすれば良い
アンプ側で音作りしても良い
イコライザーなどを使う方法も定番なのだ
どんな方法でも良いのだ
音作りの傾向を決めておくと良いと思う
ピックアップの交換はその次の作業
交換の前に出来ることや考えるべきことが山ほどあるのだ



最も重要な事は自分が求める音が明確であるということ
歪みでもクリーンでも同じ
求める音にブレがない人は目的の音に早く辿り着ける

フロントが苦手な人も多くは
ロック=歪み系と決めつける人が多い
フロントで歪ませることもあるが・・
リアと比較すればたしかにボアつくことも事実
それが苦手意識に繋がっているのだと思う

ロック系でクリーンを使うギタリストも少なくない
その筆頭がジョン・フルシアンテなのだ
クリーン系の頻度が高いように感じる

ザクザクと刻むだけがロックではないと思う
時にクリーン系のアルペジオで奏でるロックも美しい
こんな場合には太さがあるフロントが便利なのだ

特に三人編成のような音数が少ない場面では有効なのだ
リアのクリーンで音が細く感じる場合、フロントに切り替えること
で一気に解決してしまうことも多い

今回はzoomMS-50Gで音作りしてみた
本機で作った音をzoomR-8にステレオ入力したのだ
伝わっているだろうか?

zoomR-8側はOffの状態なのだ
エフェクトを一切使っていない
単純に録音するだけという使い方

この一手間が大事なのだ
レコーダーにオマケとして入っているエフェクトと
本格的なマルチに内蔵されているエフェクトではレベルが違う
そもそも、エフェクトの自由度がまったく異なるのだ
MS-50Gに関しては別途お調べいただきたい


少し大袈裟だが・・
ギター史に残るくらいの名器だと私は思っているのだ
実は二台目の購入なのだ
私は気に入ると同じマシンを連続で購入する
代替え品があれば良いが・・

因みにzoomR-8も二台目なのだ
BR-80も二台購入した
二台目から味が出るのだ
正直な話、買った直後はまったく使いこなしていない
多くの人の場合、試行錯誤の段階で飽きてしまう
そしてお蔵入りになるのだ
勿体無い話なのだ


この手のマシンには唯一無二が多い


今回の音作りではアンプはフェンダーのツインリバーブ


アンプの前段にクリーンブースターを接続した
アンプのボワつく部分をブースターで収束させるという使い方


歪み量を増やしているわけではない
スタジオなど真空管アンプでも有効な使い方

リフなどを弾いた時に音が引き締まる

今回は三曲用意してみた
核になる音は先に述べたとおり

二曲目は『テンポディレイ』をプラスしてみた
曲のテンポとディレイタイムを正確に同期させる機能
要するにアイディアなのだ

ディレイタイムがフレーズと化している
ディレイは使い方をマスターすれば武器になる
ディレイが苦手という人も多いようだ
ギターソロに薄くかけるだけでは勿体無い
U2のエッジが上手い
参考になると思う



三曲目は核になる音に深いステレオコーラスをかけてみた
コーラスはあまり好きではなかった
ジョン・フルシアンテはそこそこ使うのだ
そんな影響で最近は積極的に使うようになってきた
使ってみれば楽しいエフェクトなのだ
ギターの音が豪華になる
今回はクリーン音をプッシュするスパイス的な使い方



今回はベースにも注目していただきたい
かなりラインを動かしているのだ
ベースは私にとって重要な位置づけなのだ
ここ最近はベースも自分なりに上手くなった気がする
レッチリのフリーの影響なのだ
学ぶべきことが多い

”歌うベース・・”

を意識してみた

ギター弾きが宅録で使う場合、コードのルート音だけを鳴らす(刻む)ことが多い
勿体無い
ベースも広義の意味ではギターと同じ弦楽器
工夫次第でコード感を演出することも十分に可能なのだ



録音の為に弾いているのではない
ベースそのものを楽しんでいるのだ
スラップも良いが・・
最近は指弾きの魅力に開眼したのだ
弾き込むほどに指が硬くなる
傷みも無くなるのだ
そこからがベースの楽しさが始まるのだ

ギターやベースは傷みとの戦いなのだ
惜しいところで挫折してしまう人が多い

傷みの先に待っている至福の時間を堪能すべきなのだ
楽器は決して弾き手を裏切らない

良い音が鳴らないのは自分が悪いのだ
メンテであり、弾き方なのだ

ある日、突然に良い音で鳴ってくれることがある
ギターが変化したのではないのだ

自分自身が変化(成長)したのだ

コピーが出来るようになった方は是非とも作曲してみていただきたい
ギターの勉強になると思う

自由が故に難しい
難しいからこそ楽しいのだ

自分が知っているコードを連結するだけも作曲の真似事になる
センスが問われるのだ
カッティングで弾くのか?
アルペジオで弾くのか?
自由なのだ

自由くらい難しいものはない

私は何度か弾きながら常にその時の最善を探しているのだ

今回も使用ギターはスクワイヤーのテレキャス
実売で二万円ちょいという廉価なギター

言わなければ分からない
ギターなどそんなものなのだ

メンテしだいなのだ
廉価なギターをある程度のクオリティに引き上げるにはコツがいる
それなりにメンテのツボがある
逆にそこを押さえれば、そこそこ使えるギターになるのだ

高価なギターもメンテの方法を間違えれば、使えない代物になってしまう
オクターブはメチャクチャ、弦高は異常に高く
ピックアップの高さもバランスが悪い
勿論、こんなギターはネックの状態も良くない
「このギターって買ってからネック動いてないぜ」
は嘘なのだ

勘違いなのだ
ネックが動いていることにすら気づいていないという事

ギターのネックは値段を問わず動くもの
動くことは日常なのだ
ロッドで簡単に修正できるならば問題はない
良いギターはトラスロッドの動きが良い
ダメなギターはピキピキでガキガキなのだ
因みに注油することもできる
プロに相談した方が良いと思う

まぁ、ロッドは何度か動かしているうちに馴染んでくるのだ
それでも渋いという場合、そんなギターに関わっている時間が勿体無い
良いギターに買い換えることをお勧めしたい

メンテでどうにかなる場合と根本的にダメな場合がある
残念ながらしばらく使ってみなければ分からないことも多い

最近は廉価なギターも侮れない
先に述べたようにそれなりにメンテなどが必要になるが・・
当たりのタマは相当に使えるギターに昇華する

ピックアップの交換など不要なのだ
近年はピックアップもどんどんと改良されている

ピックアップを交換するならば、アンプやエフェクトを交換した方が良い
シールドを高級な製品に替えるというのも効果あり

価格差二倍くらい奮発してみては如何だろうか?
私はかなり良い製品を使っているのだ
ヘッドフォン環境ならば、より一層効果が分かる


最後に今一度機材のおさらい


使用ギターはスクワイヤーのテレキャスター
使用ベースはフェンダージャパンのPJベース



ギターの音作りはzoomMS-50G
ベースの音作りはzoomR-8内蔵のベースエフェクトを使用



録音と編集はzoomR-8で行った
最終的な楽曲の連結などの作業はパソコン上のフリーソフトで行った

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