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NHK・BSプレミアムの今月のBSシネマを見た感想

自宅で籠る生活からBSシネマを見る機会が増えた。この番組のシリーズはCMがないし、編集カットも一切されていないようだ。だから番組の終わる時間は一定ではなく存分に楽しめる。 ところが最近、映画を見ると何故か涙もろくなって来ている。先週は、チャップリンの“街の灯”を見た。無声映画だったが、ラストシーンで涙があふれた。やっぱりそれは、それだけの名作なのだろうか。それ以外、“ガス燈”は主役バーグマンの美貌と表情の演技力に見とれてしまった。“心の旅路”や“哀愁”は洋画の古典。いずれも涙なしに見られない。これら3作はいずれもイギリス上流社会と接点を持った近代女性のウラ悲しい人生の側面を描いている。“裏窓”のヒッチコックの絶妙のハラハラ感、恐怖感とコメディ要素の組み合わせが良い。 先週のもう一つの“南極物語”にも意味なく涙したのだが、これはフト我に返って、この映画の意味は何なのだろうと、余計な感想が沸き上がってしまった。今月の放映された邦画はいずれも、今一歩感があって残念な印象が残る。 昔、映画評論家の台詞“いゃー、やっぱり映画っていいですよね”を噛みしめる今日この頃である。 . . . 本文を読む
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