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雨の嵐山散策

いよいよアホ安倍政権の迷走。アホアホ極まれり。“Go to travel”キャンペーンの推進だが、東京自発着は対象外。東京外自発着で経由は対象?何やヤヤこしぃ!アホアホでは理解不能!!!否、ヤヤこしい政策はアホアホ政策!

ところで、気になるのは言葉の使い方。トラベルの類語が他に多数ある。例えば次のよう。
travel:「ある場所から他の場所へ移動する」 という意味で、主に動詞として使われる。
journey:ある場所から他の場所へ移動する動作、距離、旅程などを表す。主に名詞として使われ、動詞として使われることはまれ。
trip::休暇やビジネスなど、目的があって行く短めの旅行を指す。 動詞になると「旅行する」ではなく、「転ぶ・つまずく」 のような意味で使われることが多い。
これによればtripが適切のように思えるが、どうだろうか。travelは動詞で使用が普通とすればto travelは不定詞か?だが、Go toの後には普通は名詞が来るはず。やっぱり似非の和製英語か?この辺が、現都知事の言語感覚と国交省の官僚とは異なるところか。

観光事業者救済ならば、補助金・補償金でやるのが本来政策ではないか。“Go to travel”キャンペーンで1兆7千億円の予算とのこと。第2波か3波かは分らぬが次の感染流行に備えて、限られた予算を有効に使うのが第一ではないのか。誰の目からみても収束が不十分にもかかわらず、ここで感染拡大に資するような政策を大々的に実施するのは問題ではないのか。
医療従事者をいたわる政策がないのが非常に気懸りだ。このさなかに赤字経営の病院がほとんどだという。この時に、適切に稼げる仕組みづくりが賢い政策ではないのか。この場合、新規参入を促進させるくらいの意気込みが欲しいが、逆に中には大量の医療従事者の離脱があるという。そんなことで、第2波、第3波の次の感染流行に備えていると言えるのだろうか。ドダイ、アホアホ政権にそんなことを期待するのはムリなのか。医療崩壊の序章の始まりを見ているような気がする。

だが、実際は感染大流行の前夜の状態。4月の緊急事態宣言発出直前より感染者数は上回る。それにもかかわらず、感染拡大に資する政策推進に躍起とは、アホアホの由縁。
政権が暢気なのは重症者が少ないから、という。では、それは何故なのか。政策転換するのならばこの点を明らかにしてから、転換するべきだ。ウィルスが変異しているのか。変異しているのならば、日本のワクチン開発は大丈夫なのか。当局者はそう言った点にも目配りするべきではないのか。
聞くところによると、事態に対する日本の科学論文数は非常に少ないようだ。何故か?こうした方面の学者が少ないわけではなさそうだ。肝腎な研究活動に時間と精力を削げる環境に居ないということだろうか。これもアホアホ政策の影響なのかも知れない。

それに、東京ではこの期に及んで未だにPCR検査を絞っているとの噂がある。ある劇団の公演後、それがクラスターになったという。ここぞとばかり、その主催関係者への非難が集中しているようだ。イジメ的社会心理の噴出。こういう日本社会の病理の中、住みにくい世の中だ。出演者の一人に体調不良が居たが、発熱体温が37.5度より低く抗体検査で陰性だったことから、出演続行したという。ここでPCR検査出来なかったことが、根本原因とも言えるのではないか。決め手となる検査手段をどうしてここまで封じるのであろうか。頑迷な当局者や政治家の対応に大いに疑問だ。

世界最大の感染国・米国からの感染侵入口が治外法権の米軍基地にパックリと口を開けていることが明らかになった。マスコミは大々的にこれを問題として取り上げることを避けている印象だ。政権への忖度、せな損。日米地位協定という不平等協定を放置している、安倍首相は本当にナショナリストなのだろうか。ドイツもイタリアも、そして韓国もこのような不平等協定は結んでいないという。日本は事実上米国の保護領であり、植民地・属国なのだ。韓国そして世界が日本をバカにするベースがここにあり、毅然としない安倍外交の本質がここに見える。ヤッテルフリで私的利権漁りが最大の政策目標の腐敗しきった政権、もういい加減にして欲しいものだ。

個人的な話だが、運転免許更新のため長年使い続けた眼鏡を替えるため眼鏡の処方箋をもらおうと、近所の眼科を訪れた。ちゃんとした医師の検査による処方箋を期待して、ネットで調べて、居住する区内でもトップの手術数を誇り、評判の良い医師を見つけて受診した。ネットでの自称だが、医師は難関国立大学出身だった。すると様々な検査の結果、“白内障です。いずれ手術を受けて頂きます。”と言われて、ビックリ!そんな自覚もなかったからだ。手術と言えば、濁った水晶体を人工のものに入れ替えること。考えただけで、及び腰になる。
そこで、セカンド・オピニオンを求めて友人に教えてもらった医師の下へ出かけた。ここでも色々な検査を受けて、網膜写真も撮られた。“もし、手術が必要な白内障ならこんなに鮮明な網膜写真は撮れませんョ。この写真から黄斑上膜が見て取れます。経過観察が必要です。”と言われた。白内障ではなく、別の病気を懸念されることになった。
不要な手術を勧めて、不当に手術件数ばかりを誇り、儲けているとしたら医道審議会の審議対象ではないだろうか。

下の右奥歯が痛み始めたので、数年前から掛かりつけにしていて定期検診を受けている歯科医の下に出かけた。この医師もネットによれば旧帝大の歯学部出身。痛んだ歯はブリッジの奥の歯。このブリッジは半年前にこの医師に付け替え有られたもの。診断の結果、“上の歯との当たりが強いので、歯根膜を痛めている。原因は就寝時等で無意識に歯を食いしばってためと思われる。”とのこと。数カ月前も同様のことがあって、同じ診断だったが、歯を食いしばっている自覚はないが、無意識と言われると反論しようがない。ブリッジを軽く研削して返された。だが当日夜、その歯がまた痛み始めた。明らかに歯を食いしばったものではない。
これまた、別の歯科医をネットで探して予約し、事情を説明して診断を受けた。新たな医師は前の医師と同じ大学の歯学部出身。衛生士による予診があり、改めて患部のX線撮影があった。これによって幸い黴菌の侵入と巣は認められなかったが、ブリッジの一部食い込みと、何か異物が内部に放置されていることが明らかになった。どうやら新たな医師は明言しなかったが、下手なブリッジ工事の悪影響のようだ。そこで、このブリッジの再工事となって一旦落ち着いた。

立て続けに2件起きた医師選びの難しさを改めて感じた。医師訓練・教育を受けた学歴が前提だと、この年齢に至るまで考えていたが、当然のことながら、その人となりも大問題なのが改めて分かった。変な診断だと思えば、セカンド・オピニオンを求めることが肝要であり、人生の教訓とするべきだ。


さて、今回は京都の観光地の散策紹介とする。先々週末午後に京都で審査員研修会が久しぶりで開催された。県境を跨いでの移動が自粛要求されていたのだが、それが解除されての開催だった。久しぶりの京都。そこで、午前の京都観光が可能とばかり、先ずは嵐山が頭に浮かび、梅雨の豪雨の中、散策を決行した。今回はその報告としたい。久しぶりの休戦エンタへの投稿となる。

嵐山と言えば、大河内山荘が脳裏に浮かんだ。それから未だ行ったことがないオルゴール博物館、午前ならばこの2カ所で精一杯だろう。
当日、未だ梅雨のさなか。九州各地の洪水報道がさかんだった。既に阪急線で観光客が少ない、というより居ないのが分かる。それでも白人男性の3~4名のグループを見かけた。長期滞在か留学生か。阪急嵐山駅から、しとしと降りの中を進む。すぐに嵐山中之島に入る。桂川の水嵩を増した濁流が目に入る。渡月橋からやや100m程度だろうか上流に堰があるが、一本の流木が引っ掛かっているのが見えた。報道のクルーだろうかカメラを据えて桂川上流を撮影していた。
渡月橋北詰から、いよいよ観光地・嵐山のメイン・ストリート長辻通に入り北上。確かに人出は少ない。観光バスは全く見かけないので、団体客は全くいないことが分かる。ほぼ2から5名程度までのグループ旅行のようだ。嵐電嵐山駅前、天竜寺参道前を混雑なく通過。雨が無ければ快適。
やがて、嵐山竹林の小径入口に至る。ここから左に折れて西進。この小道に全く人気がない、このような光景は近頃全く見たことがない。写真撮影。だが、雨足は次第に酷くなってきていた。



ようやく、大河内山荘の入口に到着。お定まりのコースを進むが、雨は酷い。幸い雨用の革靴を履いていたので、飛び石も滑ることなく歩を進められた。
釈迦堂で、カメラの電池切れ。雨の中、傘をさしながらの電池入れ替えがこれほど困難とは思わなかった。もう、お庭散策どころの風情ではない。さらに雨足は強くなり、自然な植え込みの中結構急な飛び石を伝って登っていく。ようやく頂点に至り、お庭の裏、桂川上流の保津峡が見えそうで見えない所に出る。ここでは道はほぼ水平で、ついには京都盆地を一望できる東屋に至る。懸念した通り、雨にけぶって全く見えない。気付けば私の体質で汗だらけ。外の雨と内からの汗で、雨汗ミドロ状態、不快そのもの。東山連峰も当然見えない。それでも少々休憩しないともたない。とにかく、へたり込むように座って一服。



そこからは下る一方の道。結構、早く麓に到達した。大河内伝次郎の記念館も早々に見て、最後の茶屋に駆け込む。
依然としてミドロ状態、不快そのもの。だが、座って遠くにある扇風機の風で、何とか癒される。だがまぁ、雨の中の森林浴には十分だった満足感はあった。
しばらくして、茶屋の女性が落雁と抹茶を持ってきてくれる。これは甘い菓子から食べて、甘さを払拭するためにお茶を飲んですっきりさせるのだ、とばかりに喫茶去!気付けばまだ10時半。もう少々雨を避けて一服。



嵐山竹林の小径を逆戻りして、長辻通に出て、右に折れると、山陰線の手前にオルゴール博物館はあった。少々変わった雰囲気ですぐに、それと分かる。ここまでで孟宗竹の竹林も十分に堪能。
中に入ると、お店。博物館のようではない。うろたえていると、2階がそうだという。右に曲がった階段を登って行くと、入口の受付だが、人気なし。観覧者がいなくて、どこかで仕事?・・・すぐに案内人が登場して受付、説明し始めた。観覧者は私一人だが、何だか時間を限って“その時間になれば説明を始めます。それまでは写真撮影も可能です。”とのことで、その形式主義に少々違和感あり。それにその案内者、シスター・ボーイの雰囲気。こうした芸術関係者にはありがちなのか。博物館のHPには次の、博物館長の挨拶文がある。
“ギド・リュージュはジャクリーヌ夫人と共に世界中を旅し、多くのオルゴールコレクターと親交を深めました。
そして膨大な作品を収集することで知識とノウハウを蓄え、音楽や造詣を通じて古き良き時代の美意識や感性を学びました。アイデアに満ちたといわれるリュージュ社の製品は、そんな背景の中生まれたのです。
当博物館では、その貴重なギド・リュージュのオルゴールコレクションを継承し、コレクション数約2,000点の中からヨーロッパの貴重な歴史的文化遺産とも云うべき作品も含めた約150点を厳選し、常時、展示・演奏しています。”
案内者の説明と総合すれば、リュージュ社はスイス発祥のオルゴールの名門企業のこと。このギド・リュージュのオルゴールコレクションを日本の資産家が買い取って、嵐山に博物館を開いたというのだ。



説明では、オルゴールの歴史、その発祥は次の通り。ヨーロッパでは手紙の封緘に蝋をつかっていたが、その封蝋を手紙に垂らしたところに印璽を押して、それが容易に開封できないようにしていた。もし、開封すれば印璽パターンが崩れていて、許しなく手紙が読まれたことが分かるようにしていた。この印璽から音楽が聞こえるようにしたのが、オルゴールの始まりだとの説明で、これがそで最初のオルゴールと見せてくれた。印璽であるから非常に小さい。貴族趣味のステータス・シンボルだったとのこと。その印璽がそもそも指輪であったこともあるので、指輪にオルゴールを仕込むこともあったようだ。
その後、小さな円盤の回転で音を出すことから、シリンダーに爪を立てて音を出して、より複雑なメロディを奏でるようになり、ボックス型の現在のオルゴールの形が出てきたという。だがその後、シリンダーは大量生産には向かないので、ディスク型が登場し、オルゴールを平べったくできるようになり、椅子の座卓に仕込まれたこともあった、という。その実物も展示されていた。そのころは20世紀初頭に当たり、カラクリ人形と組み合わせた様々なオルゴールが登場したとのこと。それぞれの実演も見せてくれた。
このように20世紀初頭までは、製品一品、一品に職人が丹精込めて作られてきた。製品一つひとつに命があったが、現在は大量生産、ロボットも汎用化して機械仕掛けのカラクリ人形とは違って来ている。と言ったような話から、最近の若い人は、しっかりした価値観を教えられていないので、精神的に不安定になっているというような文明批評が語られたのには、少々戸惑ってしまった。確かに最近は価値観が多様化し過ぎていて、全てが相対化している。年寄りも昔のように一本筋が通っているような人はいなくなった印象がある、と若干の賛意は示しておいた。
多少の異世界の雰囲気とこれまで知らなかったことを知ってある種新鮮さを覚えた中で、博物館を辞去し、表に出た。

元来た長辻通を南下してすぐ右手に、“うどん・おづる”はあった。
何の迷いもなく、食べログでお勧めとあった“生麩と湯葉のうどん”を注文。これが目前に出てきて、はじめて失敗したと分かった。夏の7月には不似合いの熱いうどんだった。しまった!と思ったが、後の祭り。
うどんとしては平べったい細いうどん。熱いが、ちゃんと味わって食べられた。さすがに“おすすめ”の印象だ。



嵐電で西院か、大宮に出るか、ケチって阪急で目的の烏丸に出るかで迷ったが、ここはケチって阪急でいつものように京都市街へ行くことにした。和菓子の“有職菓子御調進所・老松”の店先を横目で見ながら看板が目に入って、“そうだ、今は夏柑糖だった!”と心の中で思わず歓声を上げてしまった。夏柑糖は去年入院中の友人に贈ったもの。その友人がエラク有難がったので、その後、自分も食べてみて美味かったので、思い出したのだ。

研修会が無事終わって、近くの大丸百貨店で、大藤の漬物と老松の夏柑糖を土産に買って帰った。

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