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“ジム・ロジャーズ 世界的投資家の思考法”を読んで

今回も又々読書本の紹介だが、これまでとは一転して、“ジム・ロジャーズ 世界的投資家の思考法”の紹介としたい。ジム・ロジャーズはジョージ・ソロスとともにヘッジファンドの先駆けであるクォンタム・ファンドを設立して、10年で4200%という驚異的なリターンをたたき出した世界的に著名な投資家であり、日本贔屓の人でもある。しかし最近の経済情勢に関しては、コマ切れのインタビューばかりで、一貫した話が伝わって来ていなかった。今月初め近所の書店の経済コーナーで目に入ったので思わず買ったのだ。 近年のリーマン・ショック以降の世界的な金融緩和で金余りが続いた結果として、過剰なまでに膨れ上がった債務が存在してしまい、これがこれから大きな問題を引き起こすと指摘している。既にその兆候は現れており、この“新型コロナウィルスは危機の始まり”であり、“今後数年は、私の人生最悪の弱気相場になる”とも断言している。 だが、私には気になる点が数点あるのもこの本を読んで分かったことだった。そのこと自体は、ジム・ロジャースの言う“自分の「眼」で世界を感じよ”、そして“自分の心の声に従うこと”なのかも知れない。 . . . 本文を読む
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