春日局の夫の実弟と妻の墓(法泉寺)
西に入る月をいざなひ 法を得て けふぞ火宅をのがれぬるかな・・
(春日局辞世の句) 美濃池田路紀行から
”春日局一家が夫正成の実弟である開田孫六清常の家に寄寓したのは、斉藤家の縁者である局にとっても縁の深い地であったからである。
また改田家には碑墓内に開田孫六清常(法号不門道二)と妻(法号光誉心月)の墓碑がある。
歌舞伎、春日局、稲葉正成の妻お福(春日局)が薪を背負って法泉院の庵主法月と語りながら朱塗りの門を出てくる・・・で幕があく”(門前の由緒看板)
その墓が法泉寺の境内にありました。案内して頂いた高齢のお婆ちゃんは、最近改田家では墓碑の基礎を修復されたと言われました。
法泉寺の前の花畑
法泉寺開基、公卿一条関白兼良の娘利貞尼(細姫)の碑
春日局(お福)一家の屋敷跡 前には花菖蒲畑 屋敷横に春日局守護神・開田家氏神様の猪之洞神明社がある。お屋敷跡は法泉寺のすぐ近くです。
お屋敷跡なので荒れないよう手入れも大変と、転んで腰の骨を折ったとステッキを突き、「どこへも行けないよ」と嘆かれた親切なお婆ちゃんは、「花菖蒲の咲く頃、また見にお出で・・」と、親切に案内していただきました。ありがとう。