たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

心配な日本経済 日銀短観

2013年12月18日 | その他

日銀短観が発表された。2012.12.17朝日見出し
実感なき好況感
 国内産業 建設業の活況で恩恵
 輸出産業 増えぬ投資、工場閉鎖
 中小企業 賃上げ進まず、増税不安
本文を読まなくても見当がつく見出しだった。「インフレは救世主か」経済論文を斜め逆読みした。

”消費税が上がる4月からの半年は日本がじり貧になるか、若者が期待を持てる国になるかの分水嶺増税を地域振興券で家計に戻すなどショック緩和が必要消費者物価上昇率、有効求人倍率に数値目標をアベノミクスは第1の矢で終わってしまっている消費者の購買意欲や企業の投資意欲は眠っているだけインフレ期待が必要なのは日本が元気を取り戻すため(明治大准教授 飯田泰之 「あと一歩、消費税が分水嶺」)

本当に必要な政策は、規制緩和を進め、産業の新陳代謝を進めること米国でも製造業は衰退したが、金融やIT産業は成長した製造業の就労者数は減少した代り、医療福祉分野は増えた、が、給与が安い賃金が上がらないのは日本の産業構造が大きく変化しているから賃金が上がらない円安によって自動車を中心に輸出産業は利益拡大、株価上昇デフレ脱却のカギは物価でなく賃金が上がること輸入燃料価格上昇で電気料金が上がった、パソコンなども価格上昇政府と日銀は物価の引き上げを目標に掲げてきた、が、消費者物価は円安の影響が大きい(早大顧問 野口悠紀雄 「賃金上がらず、貧しくなる」)”

ご高説もっともなれど、いずれも簡単ではないでしょう、と受け止めました。

近所の老夫婦が住み慣れた家を売り何処かへ越されました。まだリフォーム業者が入って仕事しているのか、車が何台か止まり近日中売り出しの看板が出ています。
屋敷隣の奥さんと世間話しました。知らなかったけれど、毎日目にしている斜め前の新築10年も経たない家が、もう数年前売りに出され?、前家主と同年代の若い家族が入居されているそうです。この家もハウジングを業とする方の若夫婦のため作られた豪邸です。
2軒の家はどんな事情で引き払われたのかと心が痛みます。

インフレも、物価上昇も年金暮しには嬉しくないけれど、若い人や国の経済のためには、しかたがないのか。
日銀はジャブジャブお金を市中銀行へ、金融緩和のアベノミクスは大歓迎され、2つの選挙で大勝したが、最近の安倍政権は安保防衛政策にかかりきりで、経済政策の優先順位を下げたように見えると、飯田先生は言っています。ところで第二、第三の矢って何だったけ? 
寒いみぞれ交じりの雨、まじめに登校している孫達に未来を!