たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

友を送る

2012年02月27日 | 日記

昨日日曜日、朝晩は格別冷え込みました。日中は少し気温が上がりましたが寒い一日でした。
急にこの世を去った級友の葬儀にお参りしました。故人とは夜間高校の同級生のひとりです。当時皆そうであったように、田舎から来て造り酒屋に住み込みで働き通学しました。
その後名古屋に出て、長い間街のど真ん中で飲食業を自営していましたが、7~8年前引退し郊外に隠居していました。ここ数年体調を崩し時々見舞い電話などで声は聞いていましたが急逝し残念です。

交友も住まいも一番近くにいた級友が、郷里の友や、近隣の友に連絡してくれ4人の同窓生がお参りしました。同窓会一同の香典を持つことに規約で決めているので、彼が万端を取り計らってくれました。葬儀会場は名古屋市のど真ん中、参列者も多く立派な葬儀でした。
喪主は娘婿で挨拶も涙ながらで心が伝わってきました。

最後の対面では幼少の女の子のお孫さん3~4名が、爺との別れを惜しんで号泣し貰い泣きしました。故人はいい御爺ちゃんだったのでしょう。

最後の対面では故人が好きだったお酒を、近くで仕切ってくれた級友が涙声で、「オイ天領やぞ!しっかり飲んで行けよ」と、存分に故人の唇に含ませました。次いで親族がつづき、親戚の年輩の女性が私にも含ませてやってと差し出され飲ませてやりました。天領とはお酒の銘柄です。
枕元にはタバコの封を切った一箱と、終わり頃奥さんが趣味だった、川釣りの鑑札を入れて「また鮎を釣ってきて」と入れておられました。
お花も一杯になり最後の釘打ちの儀は親族の男が数人でお棺の蓋を吊って覆いました。最近は釘は打たないようです。

何時の葬儀でも玄関先での見送りは淋しいですね。自分の時はこんな立派な葬儀は望めないかもしれません。

葬儀社の応接も建物も相応で、式の最終に故人の折々のスナップを挟んで、テンプレート編集した動画のDVD上映はなかなかでしたね。会場によっては琴の実演とか、こういう演出過剰な儀式を嫌う人もいますけれど。
これでさよならは淋しいねと、近くの喫茶店へ4人で近況や故人を偲んだ。中心になってくれた級友が「よく皆お参りしてくれた」と気を遣い、ご馳走になってしまった。

逝ってしまった友よどうか安らかに、苦労多い人生お疲れ様でした。いいところへ行ってほしい。合掌

付録)往路は車で家から車で高速
高速入り口まで15分、東海北陸道、岐阜・各務原IC~一宮JCT~名古屋都市高速一宮東まで 17.9km 通常料金600円⇒休日割引・ETC割引300円=300円

~名古屋都市高速 一宮線350円-時間帯割引30円=300円 これはナビは無言。
~名古屋都市高速 名古屋線750円-時間帯割引70円=680円 これはナビが喋った。
東新町IC下車~在来道路広小路通り~会場へ 計45KM1時間、1,280円、便利になったし、バス、電車、地下鉄合計と同じくらい。名古屋都市高速は整備拡張されナビがないと危なくて走れない。
帰路はケチって地道⇒これが失敗、退職20年弱、車が増えすぎた。走れない一信号毎ストップでした。眠気もあってコンビニに寄ったり、図書館へ返本に寄り道して帰宅した。
名古屋市の老人パスは年会費5,000円でバス・地下鉄年中無料だって・・。うらまやしい。