河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-146

2007年07月13日 | Weblog
先月号の月刊誌、文芸春秋に塩野七生さんの日本と日本人への10の質問という寄稿文がある。

それぞれの意見には私自身も異論がないわけではないが、大変含蓄のある文章なので一読をお勧めする。

その中で、仕事を失うことは収入を失うことだが、それとともに自信を失うことでもある、として中高年の雇用再教育について触れた箇所がある。

つまり再就職できればよいというものではない。
中高年のサラリーマンはリストラに合い、そこで自信、自尊心を失ったのだ。ここをよく観よ、という主張だ。

もっともである。

私のさらなる主張は、再就職ばかりではなくこの際”独立”も視野に入れよ、だ。
それは教育~つまり幼少より始まるお受験から就職まで教育を、将来独立して仕事も出来るように全とっかえすることの提案、である。

日本はサラリーマン社会を卒業する必要がある。

つい最近も、学校を出たての若者が私と話しをしていて
「学校の勉強って、全部サラリーマン用なんですよね」
と言って、つぶやくように嘆いていた。

サラリーマン教育をされてきた学生はサラリーマンにしかなることが出来ない。そもそも会社で昇進することが一番すばらしい、と刷り込まれてしまう。

組織に入れば当然競争社会が待っている。そのいい面も悪い面もあるが、社内のそれは実は本当の競争ではなく、閉じられた世界での責任のなすり合い、という傾向がはなはだ強い。
昔はともかく近頃はそんなケースが非常に多い、とい聞く。

競争に負けた人がリストラに合う。
純粋な方がワナにかかる。
だから誰も本心を言わない。

本心を言わない、本気でない社員で成り立っている会社が良くなるわけがない。
むしろ病んでいる、と言っていいのではないか。
だからまともな感情を持って夢を描いて入社した純粋な若者から”まいって”しまう。

ここはとても大切なポイントなので、我々がしっかり見ていなくてはならない。
私の主張をさらに簡単に言うと、子供の頃から独立できるように親が子供を教育せよ、である。

学校がダメだとわかったのなら家庭で行う。
子供たちの世代が活き活きとした人生を送るために必要なのは、実際にはこういう事ではないのか。
コメント
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