園芸あれこれ-1

今日の東京は雨。日中はかなり激しく降るらしい。

園芸を趣味としている人間にとって、雨の日はありがたい。
草木に水をやらないで済むから、ほっとするのだ。
でも咲き始めたコスモスは強い雨に打たれてダメージが大きいだろうな、などと考えながら、今ＰＣのキーを叩いている。

園芸を始めたのは30歳のときだ。
会社勤めに疲れを感じていた頃、庭の片隅に3つのチューリップの球根を植えた。

数年経ち、子供が小学校にあがる頃、家の前の私道に小さな花壇を作った。
隣に住んでいた遠藤さんという老夫婦が「お綺麗ですね」といつも褒めてくれるので、嬉しくなって花を植え続けるようになった。

今思い返しても笑い出すことがあるが、けっこう単純な男である。

実行へのヒント-84

何のために働くのか？

「モチロンお金のためだよ」
という人は正しいしわかりやすい。

けれど働くことの成果はそれだけではない。
35歳を過ぎたあたりから、むしろその周りのことの方が重要になってくる。

例えば…
自ら作り出し動かす喜び、健康、能力の向上、自己表現、プライド、尊敬、人生計画、家族と仕事、笑い、憤り、仲間、信用、信頼、敬意、努力、克己心、心の豊かさ、所有の楽しさ、充実、駆け引き、自己証明、頭脳や体力の維持、バランス感覚の発露、など

働くことで人は声を出し、体を動かし、人生を充実させる。
だから元気になり、それは日々の楽しさを産む。

お蔭様で仕事でもイロイロな声をかけていただくようになった。
身に余るほどの対価を示されることもある。
しかし、自分のペースを守り、自分の仕事を手放さないのはそういう副産物を大切にしているからでもある。

もっとわかりやすく言えば、私以外の人になりたくないのである。
自ら選びとった道を歩みたいのである。

（写真：大きなドラ焼きのお土産に仲間と歓声を上げる）