河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-781

2022年06月05日 | Weblog


未来型事業への妙薬

ITはGAFAMが強い。
それはチャレンジ精神に富んだ人々がシリコンバレーに集まったからである。
もちろん成功者は少なく、敗者は数えきれないほどいる。

それでも世界はシリコンバレーに注目している。

あえて言えば、そのスタイルは日本に合わない。
また先進IT事業の集積を追いかけていると、永遠にその背中を見て走っているマラソンランナーの気分になってしまう。

日本には日本に合った市場と戦い方があるはずである。

そこでまずは東京でのビジネス市場を
・ 山手線内の大企業群ネットワークと
・ 郊外の住宅都市のSOHO・身の丈社長群ネットワーク
に分けると新たな面白さが見えてくる。

違いを示すため特徴的に述べれば、大企業群ネットワークは億円単位の取引。
SOHO・身の丈社長群ネットワークは万円単位の取引である。

私たちは郊外住宅都市三鷹に住んでいるので、小さな万単位の方に属する。
そして下請けではなく、自ら生み出す面白い事業が求められる。
なぜなら新商品・新サービスを人々が待っているからだ。

またその事業機会を支える個人金融資産2000兆円は、未来形だが平等に分配可能である。
日経2022年03月17日:個人金融資産、2000兆円突破 昨年12月末、消費抑制や株高で―日銀

だから人々の心を打つ商品やサービスには喜んでお金を出す(鬼滅の刃)。
これらの感動供給が不足している。

加えて欲得など関係のない普通の生活時間は、郊外都市の方が多い。
人間の自然な感情も普段の生活で培われる。
つまり心を打つ商品やサービス供給には、住宅都市からの発想にアドバンテージがある。

さらに加えて日本には見えない資産:Intangible Assets~がある。
これは人間そのものと、人々の関係性がつくる信頼という名の資産である。
これらを揃え、活用できればリープフロッグのごとく住宅都市は面白くなる。
ただし経済活動を中心に置くから市場競争は避けられない。

そこでこれらの事業に挑戦可能な事業者をSOHO・身の丈社長というくくりで考えれば全体の15%程度である、と推測できる。
(参考:小規模企業経営白書 2016年版 第二章:小規模事業者の多様な側面 P229)
(第 2-2-31 図 フリーランスが営んでいる事業の競合状況)

下請けから抜け出し、自社商品の開発と販売に舵を切った企業の話などはあふれている。
これを未来型事業に応用できる。

PCとインターネットとスマホの普及で、ひとりで5人分の仕事ができる社会になったことは大きい。
GAFAMと張り合うのではなく、その技術を買って使い事業を伸ばせばよい。
これら自家発電型の事業者が成功すれば、その周りに支える事業者が集まりチームをつくる。

ただ実行者にとっては初めてのことだから不安が伴うだろう。
しかしざっくり言えば、2勝8敗でも投資を上回るリターンがあるなら行う価値はある。

心理面から言えば、ナイストライ!と言ってくれる家族や仲間を持てばよい。
あとはやるだけだ。
決断と実行は不安を断ち切る妙薬である。


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